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901回目 2021/8/31

 あとになってからタイトルの語感が悪かったと反省しました。


 一回目

 お題『女同士の春雨』

 必須要素(無茶ぶり)『5000字以上

 文字数『810文字』 未完


 タイトル『青い春は春の雨とともに』


 入学式で出会った時、少しだけ雨が降っていたのを覚えている。


「これ、落としましたよ」


「あ、ありがとうございます」


 きっかけは、そんな他愛のないもの。


 入学生が胸元に飾る花を、つけていたのが私で、落としたのがあの子。


 同級生だけど、初対面だったからお互い敬語だった。


 クラスも違うだろうと、その時だけの会話だろうと、お互いが意識しなくともそう感じていただろう。


「あの時の……」


「ど、どうも……」


 しかし、クラスでついさっき別れたばかりの顔を見て、変な偶然があったものだとも思った。


 春香と美春。


 名前もどこか似ていて、すぐに友達になった時は、ちょっと嬉しかった。


「美春はテスト大丈夫?」


「あんまり……春香は? 見た目は得意そうだけど」


「科目次第ってとこ。理数系苦手だから」


「あー、私は全部ダメー」


 美春が机に体を投げ出して現実逃避するのは、テスト期間に入ったらいつも見られた。


 かくいう私も、自慢できるほど点数を取れるわけじゃない。総合だと平均位しかないし。


 でもまあ、宣言通り全教科赤点に近い状態の美春よりはマシだったのも事実だ。


 それから、私が毎回テスト前に美春のテスト勉強を見るのが普通になった。少しだけ、私も点数が上がったのは、地味に嬉しかったっけ。


「はぁー、女二人でカラオケ三昧とか、色気ないなぁ」


「青春送ってるだけマシじゃん? 竹本とか、ずっと一人でいて放課後もバイト三昧らしいよ。羨ましい?」


「ぜーんぜん。それなら私らの方が学生らしいなー」


 放課後はいつも一緒で、どこかによっては駄弁っていた。それだけで時間は潰せたし、何より楽しかった。


 当時は冗談まじりに言ったけど、本当に青春だったなと後になってわかる。


 家族より長い時間を過ごした友達と、くだらないことで笑いあうのは、色気がなくても十分青春だ。


「//(時間切れ)




 二回目

 お題『10のいたずら』

 必須要素(無茶ぶり)『ギャング』

 文字数『841文字』 未完


 タイトル『十歳の悪魔たち』


「うわっ!?」


 玄関にあったスリッパを履いた瞬間、床から離れられずバランスを崩した。


 とっさに前に手をついて、少しでも衝撃を殺す。胸やら腹やら色々痛いが、ひとまず頭を打たなくてほっとする。


「っしゃあ! 成功!」


「やーい、引っかかった引っかかった!!」


「このっ! またかイタズラボウズども!!」


 直後に降ってきた無邪気な声に、俺は大体の状況を察して叫んだ。


 体を起こして見上げると、階段の上からクソ生意気なガキが二人、俺を指差して笑ってやがった。


 あいつらは俺の兄貴の子ども……甥っ子にあたるが、まぁかわいくない。


 性格はひねくれていて大のいたずら好き。自分が仕掛けたトラップに引っかかった誰かを見て、さまぁみろと笑い物にするのを生きがいにしたクソガキだ。


 それだけでも厄介なのに、甥っ子は一卵性の双子なんだから始末に負えない。


 こういう時はどちらか一方が大人しい性格になってもおかしくないのに、中身まで瓜二つに育ちやがった。


 今年でどっちも十歳になり、だんだん仕掛けも大仰で危険度が増してきている。


 今回はたまたま、兄夫婦が旅行に行っている間預かっているだけだが、あまり長期間パスされると身が持たないんじゃないかと思っている。


 こいつら、いずれ自覚なく人殺しになりそうな気さえするんだよ。冗談じゃなく、本気で。


 そんな小学生のギャングをバディで抱えた俺の日常は、仕事終わりからデンジャラスな刺激に溢れるようになっちまった。


「今日という今日は許さねぇ! とっ捕まえて説教してやる!」


「うわー、DVオヤジが怒ったー!」


「児童虐待だー! 小児性愛者だー!」


「てめぇら、意味知らねぇなら不用意な言葉叫んでんじゃねー!!」


 立ち上がり追いかける頃には、甥っ子二人は二階に隠れてしまった。


 急いで階段を上がるも、どこかの部屋に隠れたらしく姿は見えない。


 俺にクソガキ二人を押し付けた兄貴は忌々しいが、いっ//(時間切れ)


 なお、『10のいたずら』における『10』を年齢に変換したのは、単純に『いたずら』を十個も考えるのが面倒くさかったからです。時間もないし。


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