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876回目 2021/8/6

 改めて、短編の落とし方が難しいなと思いました。


 一回目

 お題『少年の深夜』

 必須要素(無茶ぶり)『もみあげ』

 文字数『760文字』 完結


 タイトル『真夜中の過ち』


「やべー、どうしよ……」


 親も寝静まった深夜、小さな声でも焦りが隠せないまま、スタンドライトに照らされた自分の顔を手鏡越しに凝視する。


「今からリカバリーできるか? いや、でもなぁ……」


 左手に持った鏡でいろんな角度から確認してみるが、失敗した結果は巻き戻ってくれない。


 諦めがついたころに、ようやく右手の鋏を机に置いた。


「散髪代、ケチるんじゃなかった……」


 プロに任せておけば、前髪がザンバラになることもなかったのに。


 魔が刺したんだ。小遣いが少なくて、親に出してもらった散髪代を懐に入れられたら、欲しい漫画が買えると思っちまったんだ。


 それでクラス中の笑われ者になるネタを提供してちゃ世話ないよな。


「あー、どーしよー」


 まさか俺の人生、こんなリアルに頭を抱えることになるなんて。


「……いや、他のところも手を加えたら、もしかしたらワンチャンいけるか?」


 前髪は失敗したが、他のところをそれっぽくしたら見れる髪型になるんじゃなかろうか?


 こう、刈り上げみたいにもみあげが見えるように調整して、毛量を控えめにして短髪っぽくしたら……多分いける! やるしかない!


「よし、やるぞ。今こそ俺に秘められた理容師の才能を開花させる時だ!」


 覚悟を決めた俺は、もう一度鋏を手に取った。


 のちに、なんであんなことをしてしまったのかと後悔することになる行動のきっかけが、それ。


 今でもなんであんな考えに至ったのか、自分でもわからない。


 ただ一つ言えることは、深夜テンションって怖い……ただ、それだけだった。




 チリンチリン。


「いらっしゃい……って、君どうしたのその頭?! すんごいことになってるけど?!」


「……聞かないでください。何も、聞かないで……」




 二回目

 お題『昼間の感覚』

 必須要素(無茶ぶり)『2000字以上』

 文字数『906文字』 未完


 タイトル『ナイトウォーカー』


「……あ」


 いつもの感覚で目が冴え、眠気が一気に吹き飛んでいく。


 何回体験してもおかしな体質だな、これ。まぁ、目覚めがいいのはある意味長所か……異様に、ってつかなけりゃ自慢もできそうだけど。


「で、また夕方六時起き、っと」


 その代わり、俺は昼間に起きていることができない。気がつけば寝ていて、気づけばはっきり覚醒する。


 幸い、睡眠時間はしっかり確保されてるから、寝不足になったりしない。どころか、毎日すこぶる健康だ。


「仕事は選ばなきゃ難なくなったけど……」


 深夜帯の仕事がないわけじゃないが、それでも業種が限られてくるのは体感としてある。


 コンビニとかビルメンテとか風俗とか……普通からしたらちょっと特殊な仕事が多い。


 働けるだけマシか。昼間に起きていられない分、夜中は好き勝手できるってことだし。


「さて、今日はどこだっけかな?」


 食パンを一枚口に挟み、派遣先を確認する。


「どこぞの化学研究室? 怪しさ爆発だな」


 そもそもそんなところに、夜間警備の人間を多く派遣するか? 俺を含めて三十人とか、規模がおかしい。


 大人数を動員する仕事は、経験上それなりに大手で大口でなきゃおかしい。


 名前も聞いたことない研究所の警護でこれとか、普通はあり得ない。


「多くても交代制の夜間警備で三人くらいだろ? 何を守って、何が来るんだ?」


 大人数が必要な厄介事がある、って確定した仕事は気乗りしないが、仕方がない。


 すっかり夜型の人間になっちまった俺が、昼間の『当たり前』な空気を望む方がどうかしてる。


「そんだけやべー薬品でもあんのか? それとも、噛まれたら超人的パワーを得られる蜘蛛とかな?」


 咀嚼で残ったパンの耳を口に放り込み、牛乳で流し込む。


 コップはさっと水洗いして、歯を磨いた上で髪型を整えた。


「いってきます、っと」


 一人暮らしも長く、独り言が多い生活を共に過ごしたアパートに鍵をかける。


 警備員の服はすでに着込んでいる。私服が少ないから、外出着がイコールで仕事着になっちまってるな。


 生活に金を使いたいしゅぎじゃねぇし、//(時間切れ)


 あと、私は変にジャンルを固定したがらない癖もあるようで、自分の中のテンプレがいまだ確立されていません。


 それが自分の小説を書きづらくなってる心のハードルになっているのかもしれませんね。


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