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871回目 2021/8/1

 自分でも何を言いたいのかわからないタイトルでした。


 一回目

 お題『女の多数派』

 必須要素(無茶ぶり)『右肩』

 文字数『715文字』 完結


 タイトル『罰は権利で罪は責任』


 民主主義において、マジョリティーがすべてだ。


 どの勢力よりも多くの支持を集めれば、とりあえず周囲を黙らせる説得力になる。


 そして、発案者が自分であれば、数多くの力を一手に引き受けた責任と権力を行使できる。


「この人、痴漢です!」


「は?」


 満員電車の中、右肩が少しぶつかっただけの中年オヤジの手を取り叫ぶ。


 別に嘘はついていない。痴漢は親告罪だ。被害者がやられたと主張すれば、加害者を作り出せるお手軽な遊び。


 少なくとも、私の友達はみんなやったことがあるって言っていた。


「違う! 俺は何もしてない!」


「はいはい、話は向こうで聞くから」


 イライラした時とか、むしゃくしゃした時なんかは、こうしてストレス発散するとスカッとする。


 駅員も警察もみんな単純で、ちょっと泣いてる演技をすれば騙されてくれる。


 そして、嘘の証言を話して学校に行ってから、今日の遊びについて面白おかしく話すんだ。


 誰とも知らない男の慌てる様は、何度見ても飽きることはない。


 腕力じゃ絶対男には勝てないけど、今の社会は女を強くする土台ができている。


 生かすも殺すも私たち次第。


 そんな万能感に酔っていたんだと思う。


「あ……」


 放課後、友達と一緒に駅のホームで待っていると。


 背中を押された。


「え?」


「なん」


「いた」


 私だけじゃなく。


 友達も。


「……ぁ」


 電車が来る。


 ホームに目がいく。


 見覚えがある、中年オヤジ。


 手を伸ばして。


「いy」


 めのまえ。


 まっくら。


 あぁ。


 わすれていた。


 けんりにともなう。


 せきにんを。




 二回目

 お題『オレだよオレ、小説』

 必須要素(無茶ぶり)『ミュンヒハウゼン症候群』

 文字数『794文字』 未完


 タイトル『思い出せそうで思い出せない』


「なぁ、オレだよオレ。で始まる小説ってなんだっけ?」


「は? 知るか。特殊詐欺スペース小説で調べろよ自分で」


「調べてもわからなかったから聞いてんじゃん」


「めんどくせー」


 一回気になったら、どうしても答えを知っときたいんだよなこういうの。


 こう、喉の奥まで出かかってんのに出てこない感じ? 気持ち悪くて仕方ないし。


「ってか、なんで俺に聞く? 別に小説とか詳しくねぇし」


「え? だってことあるごとに本読んでんじゃん? 好きなのかなーって」


「ジャンルが違ぇよ。小説とか読むことほとんどねぇから」


「じゃあ、普段何読んでんの?」


「新書とかマナー本とか哲学者とか、適当に読んでるだけ。今日読んでたのは精神病系。ミュンヒハウゼン症候群とか興味あるか?」


「いいや、まったく!」


「だろうな」


 読書家だとは知ってたけど、小説を読まないのは意外だった。


 俺の中では、本イコール小説って感じだったから。だって教科書とかつまんねぇし。


「それじゃあ、小説のことなんか聞いてもわからないんだ。うわ、使えない」


「ぶっ飛ばすぞ」


「へーん! 毎日本読んでるようなインドアに凄まれても怖くないもーん!」


「ほう? なら食らうか? 中学の時は空手で全国3位までいった黒帯の拳?」


「チョーシ乗ってましたサーセン!!」


 だから何、その意外すぎる経歴!? 後出しジャンケンばっかされたら、今までの友情が霞むんですけど?!


「ったく……わかってんのは出だしだけか?」


「え?」


「一応、調べといてやるよ。あんま期待すんなよ」


「あ、ありがとう! 俺のどーでもいいお願いに応えてくれるんだから、持つべきは親友だな!」


「お前の親友って、検索エンジンくらいの価値しかねぇのか?」


 呆れられたような視線なんて知らん! 困ってたのは事実で、てつだってく//(時間切れ)


 あと、ちょいちょい当たる謎お題は本当、勘弁してほしいです。何書けばいいのかわからなくなるので。


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