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861回目 2021/7/22

 ほぼほぼお題からのシチュエーション練習になってました。


 一回目

 お題『小さな新卒』

 必須要素(無茶ぶり)『街灯』

 文字数『1123文字』 未完


 タイトル『最初の後輩、少女系』


「うへへ〜、せんぱぁーい! もーいっけん、いきまっしょー!!」


「うるせー酔っ払い。限界なのは調べが上がってんだよ。大人しく家に帰って明日に備えろ」


「はっ! りょーかいであります!!」


 本当に大丈夫かよ、こいつ?


 泥酔状態だがなんとか聞き出した住所に向かってタクシーで運び、街灯が照らす住宅街を歩いている最中も、足取りはおぼつかないしまだ飲む気だしでため息が出る。


 先輩っつっても、俺だって一年前に入社したばかりだから新人みたいなもんだし、あまり頼られても正直困る。


「うへへ〜、ヒック!」


「っつか、さっきから笑い方が気持ち悪いな。酒飲んで大丈夫なのかよ、色々と」


 新卒で入ったこの後輩は女……というか、女の子って言いたくなるほど小さい。


 身長が150ないくらいで、本人は150以上と見栄を張っているが小学生よりも小さい時があるくらいだ。絶対にサバを読んでいる。


 今だって、普通は肩を貸すところを余裕で背負えている。っつか軽すぎる。まともな飯食ってんのか、普通に心配になってきた。


「っと。おい、お前んちどこだ? 道が入り組んでてわからん」


「えーっとぉ、こっちぃ? あれ、そっちだったかなぁ?」


「自宅がわからなくなるくらい飲むなよ……って、ビール中ジョッキでこれだったか」


 なら何故、最初からお酒は飲めません、と言えなかったのか? こんだけ弱いともう飲酒禁止レベルだろうに。


 次の日に二日酔いで会社休むとか言い出したら、絶対に酒をやめさせてやる。飲めると思ってる下戸は厄介なんだよ。


「はぁ……親御さんは自宅にいるのか? それとも一人暮らし?」


「はっ! じぶん、このはるからひとりぐらしでありますっ!」


「いちいち軍人風な答えすんなよ、面倒くさい。ミリオタかお前?」


 ナビゲーターは当てにならんと見切りをつけ、ひとまず適当に歩いてこいつが住んだそうなところまで歩いてみるか。


 なんで俺、こんなことしてんだろ? 酒に潰れた後輩の世話が仕事とか、ヤケ酒したくなるくらい泣きたくなるわ。


 まあ、俺かなりザラだから、いくら飲んでも酔えないタチなんだけど。


「せぇ〜んぱ〜い!」


「はいはい、耳元でデカい声出すのやめろよな」


「うち、とまっていきます?」


「あと十年経ってから出直してこい」


「ひどぉいっ!! わたしこれでもにじゅーにですよ!!」


 それがいまだに信じられねぇんだよ、幼児体型め。気にしてそうだからはっきりとは言わんけど。


 こいつがこんな調子じゃなかったら、普通に子ども背負ってる気になるから、なんとも言えない気持ちになる。


 この歳でこもちとか//(時間切れ)




 二回目

 お題『やば、光』

 必須要素(無茶ぶり)『バラン』

 文字数『863文字』 未完


 タイトル『ホコリ立つ部屋で』


「……ふがっ」


 あ、あ〜?


 俺、いつの間に寝てたんだ?


「ふぁ、あっ」


 自然とあくびが出る。涙が垂れる前に腕で拭って、体を起こせばそこは暗くて埃くさい体育館倉庫。


 そして、窓から差し込む光に目を細めたところで、目を庇おうとした右腕の手首に巻かれた腕時計の時間が目に入った。


「……やば。五限サボってる」


 昼休みにここに忍び込んで、飯食った後でうたた寝したのがまずかったのか。完全に授業を寝過ごしてる。


 時間的には、ちょうど五限の真ん中か。ダルいな……六限まで時間潰すか。


「ま、たまにはゆっくりするのもいいか」


 布団代わりだったマットにもう一度体を預け、大の字になってみる。


 本当なら同級生と一緒に授業を受けている時間、俺だけが一人で自由を謳歌していることに、少しの罪悪感と強烈な眠気に襲われる。


「ふぁぁ。やば、マジ寝そう」


 ゴロンと寝返りを打てば、食ったまま蓋も開けっ放しの弁当箱が見えた。


 俺の目線だと、弁当箱の縁から緑色のバランが少し顔を出している。味は……普通だった。


 ぼーっと見ていたけど、さすがに食ったまま放置はまずいか、と蓋を閉めて巾着に詰める。


「これもいい加減、古くなってきたな。買い換えるか?」


 たしか、中学の家庭科で授業中に作ったやつだった。作り方や材料も配られて、一ヶ月くらいでできたちゃちいやつ。


 デザインをめちゃくちゃシンプルにしたから、使い勝手が良くて今まで使ってきたけど、汚れやほつれが目立つようになってきたら寿命が近い。


 剥き出しの弁当箱は持ち運びが悪いから、何かしら袋がないと体育館倉庫でサボりもできない。


「最悪、ビニール袋でいいか」


 どうでもいいことをさっさと頭から追い出して、また天井をゴロンと見上げる。


 特別、部活をしてたとか運動部だったとか、そんなことはない。


 体育館を逃げ場所に選んだのは、時間を選べば静かなところだったから。それに尽きる。


 イジメがあるわけでも、嫌なことがあるわけでもない//(時間切れ)


 ヤマなしオチなし意味なしな内容でしたが、さらっと書くとだいたいこういうのになるので、得意だったり好きだったりするのでしょう私の中では。


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