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843回目 2021/7/4

 ちゃんと綺麗に話を終わらせられないのがしんどいです。


 一回目

 お題『うへへ、キス』

 必須要素(無茶ぶり)『むかしむかし、あるところに』

 文字数『941文字』 完結


 タイトル『とある国のナンパ事情』


 むかしむかし、あるところに自分の欲望に忠実な若者がいました。


「君、かわいいねぇ。ぐへへ、ぼ、僕と付き合ってよぉ」


「きゃあああ!!」


 特に性欲には人一倍弱く、自分の好みの容姿をした女性であれば、誰彼構わず声をかけるような馬鹿者でした。


「うへへ、キス、キスしよぉ」


「いやああぁぁ!! ……キモいんだよこのブサイク!!」


「ぶべらっ?!」


 しかし、そんな馬鹿者がいたにもかかわらず、町には彼に乱暴された被害者は一人もいませんでした。


 彼が弱かったからです。


 もっと言えば、その国の女性が物理的に強かったからです。


「毎日毎日、鬱陶しいんだよ! 何回ボコってもついてきやがって!! 頭にウジムシでも湧いてんのかこの鳥頭!!」


「ひぃ!? ひいいぃっ!!?」


 馬鹿者は女性にぶん殴られた後、地面に丸まって動けません。


 女性はというと、日頃の鬱憤を吐き出すようにイモムシになった馬鹿者を蹴って踏みつけて詰り飛ばします。


 この町、ひいてはこの国では小柄な女性でも成人男性並みの筋力を有しており、見た目詐欺の女傑が揃う稀有な国でした。


 馬鹿者も、体格だけなら他の男より優れていたため、普通の女性相手ならばなんとかなったことでしょう。


 しかし、現実は声をかけるたびにボコられて路上に捨てられます。


 何度同じことを繰り返しても、性欲に忠実なばかりに己を省みることができず、ボコボコにされるのはもはや日課のような物でした。


「はぁ、はぁ、ちっ! これに懲りたら、もう二度と私に話しかけんじゃねーぞ! クソが!!」


 ひとしきり蹴り尽くしたあと、女性はドスを利かせた脅しをかけて、馬鹿者に背を向けました。


「う……げほっ、ごほっ」


 残された馬鹿者は、何度も咳き込みながら吐血しました。筋力も体力も勝る女性の猛攻は、野生の獣と真正面から戦ったような威力がありました。


 骨の一本や二本、折れていても不思議ではありません。


 しかし、馬鹿者は立ち上がりました。


「……童貞、捨てたい」


 とても切実なつぶやきでした。


 こうして、若者の欲望に忠実な恋は、被害者もなく(?)今回もまた玉砕したのでした。


 めでたしめでたし。




 二回目

 お題『調和した悪人』

 必須要素(無茶ぶり)『ランボルギーニ』

 文字数『1053文字』 未完


 タイトル『地域密着型裏家業』


「こんにちは」


「こんにちは。今日は何か入り用?」


「そうですね、最近暑くなってきたので、夏バテに効果的な野菜とかありませんか?」


 とある町の商店街で、一人の男がエコバッグ片手に買い物をしていた。


 立ち寄った八百屋はよく訪れるのか、店頭に出ていた女性との会話も親しげで淀みがない。


「それじゃあ適当に見繕ってあげる。それはそうと、最近物騒な音が聞こえるけど、大丈夫なの?」


「え? 聞こえてましたか? うわぁ、それは申し訳ない。もう少し静かにするよう、注意しておきますね」


「まぁ、アンタのとこの家業はアレだからね。こっちもあんまり口うるさくしたくないんだけど……ほどほどに頼むよ?」


「すみません……」


 ペコペコと腰も低く代金を払った男は、女性に別れを告げた後、重さを含んだため息をこぼした。


「またご近所迷惑になってしまった……。うちの仕事、騒音とは切っても切れないからなぁ」


 買い物は八百屋で最後だったのか、男は駐輪場の自転車に近寄ると、荷物をカゴに入れて後輪のロックを外した。


「消音器付きのを用意させる? でも、あれちょっと使いにくいんだよなぁ」


 ブツブツと独り言をこぼしながら、ギコギコとママチャリを漕ぐ。


 そうしてたどり着いた場所は、どでかい日本家屋の門の前。


「ただいまー」


 我が家さながら、インターホンを鳴らした男が待つこと数十秒。


『お帰りなさいませ、ボス!!』


「うん、ただいま」


 仰々しく開いた大門の向こうには、大勢のヤクザたちが整列していた。


 先ほどまで商店街で恐縮していた男は、若くして暴力団の組長に上り詰めた、その筋の人間にとっては『悪のカリスマ』と恐れられている人物である。


 冷酷無比な人間性は同業者を震え上がらせ、反感を買った人間は誰であろうと海の藻屑と化した、などと噂されている。


「お勤め、ご苦労さんです!」


「ありがとう。八百屋のおばちゃんから緑黄色野菜をいっぱい詰めてもらったから、今日は野菜炒めにでもしようと思う」


「……何度も言いますがボス。そろそろボスらしい威厳を常日頃から出してやくれませんか? ママチャリじゃなくて外車とか乗り回してくださいよ。ベンツとか、ランボルギーニなんてどうです?」


「えー、ここ住宅街だから乗りつけるの大変じゃない。自転車の方が動きやすいんだからいいんだよ。それに、ずっと気を張ってたら疲れちゃうだろ? 仕事はメリハリつけていこうよ」


 若頭だろういかつい//(時間切れ)


 思いついたネタや設定を書き出すだけなら簡単なんですけど、全体像を把握して終わりに向かう書き方がまだできません。短編、難しい。


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