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836回目 2021/6/27

『即興小説』ぜんぜん関係ないんですけど、アニメの『86』見てすっごい気分が落ち込み気味です。


 一回目

 お題『純白の瞳』

 必須要素(無茶ぶり)『予想外の展開』

 文字数『1037文字』 未完


 タイトル『真っ白な瞳』


 生まれ持った目について、誰かからいい印象を与えた試しがなかった。


 詳しくは知らないが、色素異常ってやつらしい。俺の目は、瞳は、白眼に馴染むくらい真っ白だった。


 たまに聞くアルビノってやつでも、目だけは真っ赤になるもんなのに、俺は目だけが真っ白に染まった。


 そりゃあ、気味悪がられたもんさ。化け物とか妖怪とか、本当にもう散々な言われようだったよ。


 集団で一人をボコボコにする方が、大きな化け物や妖怪に見えたくらいさ。


 ガキの頃から荒んだ生活をしてきて、親も信じられなくなってきて。


 でも、解決策は案外簡単に、それも思わぬところから落ちてきたんだ。


「お兄ちゃん、目、落としたよ?」


 最初は何言ってんだこのガキ? って思ったな。俺も小坊だったくせに、何粋がってたんだとは今になって思うが。


 ともかく、四つか五つか、そのくらいのガキに言われて、差し出されたもんがあった。


「……カラコン?」


 何の変哲もないカラコンで、当然俺の持ち物じゃねぇ。


 たぶん、近くでたまたま、誰かの落としたカラコンを拾って、たまたま通りがかった俺の目が白かったから、『目を落とした』なんて勘違いをしたんだろう。


「あ、あぁ……」


 なぜか俺は、それを受け取ってしまった。


「気をつけてね!」なんて、馬鹿みたいに笑って行っちまったガキに、違うという暇さえなかった。


 目にコンプレックスがあるのに、ファッションで着飾ろうって気にならなかったのもあるが、そもそも目をいじろうって発想がなかった。


 でも、そこでようやく気がついた。


「瞳に、色はつけられるんだな」


 そんな、少し考えてみれば当たり前なことに。


 それからすぐに親に言い募り、ブラウンのカラコンを購入してもらった。


 最初に使った時はめちゃくちゃビビったもんだが、同時に自分の目に色が浮かんだときの感動は、まぁ、言葉じゃ言い表せないほどだった。


 情けない話、普通に泣いた。あぁ、これが普通なんだって安心感と、カラコンを使わないと普通になれないんだって落胆と。


 どっちがどれだけ強かったかは知らない。ただ、どちらの気持ちも強くなって、声を出して泣いちまったのは事実だ。


 それからは少し、俺の周りも変わった。


 初めは身内から。俺がギャン泣きしてたのを聞いてたらしく、涙が少し落ち着いた頃合いにウザいくらいに謝られた。


 あの時は強がっていて、いえのな何でもない風に//(時間切れ)




 二回目

 お題『綺麗な排泄』

 必須要素(無茶ぶり)『男使用不可』

 文字数『1116文字』 未完


 タイトル『お花は摘めない』


「トイレ行ってくる、って言いたい時にうまい言い方ないかな?」


「……あんた、食事中ってこと忘れてない?」


 学校の昼休みに出した話題で、友達のカヨちゃんがそれはもう嫌そうな顔をした。


 カヨちゃんのお昼ご飯、食堂のカレーだったもんね。これは私が悪いわ。


「うん、素直にごめん。でもさ、女子だとなかなか言いにくいじゃん? うちは男兄弟がいるから知ってるけど、端子は平気でそういう時あけすけに言うから」


「あけすけって、トイレ行くって?」


「ううん、もっと具体的にしょんべん行ってくるとか、普通に」


「っぐ!? あんた、わざとやってないでしょうね?」


「え? ……あ! 本当にごめん!!」


 カヨちゃんがリンゴジュースを飲んでいたのを思い出し、平謝りする。


 いや、タイミングが悪かった……むしろ良すぎたのかな?


「でもまあ、昔から聞く『お花を摘みに』とかじゃダメなの? メジャーな言い回しで誰にでも通じると思うけど」


「それねー。むしろメジャーすぎて恥ずかしくない? どうせトイレだってバレてるのなら、いっそなことトイレ行ってきます! って宣言した方が清々しいよその場合。うわ、なんか気取った言い方してるんですけど、みたいに後で陰口叩かれる文句だよ」


「被害妄想凄まじいなあんた……じゃあ、他にどうすればいいっての?」


「それをカヨちゃんにも考えて欲しいんだよー」


「肝心なところは丸投げなのね……」


 途中からペースが早まったカレーはすでに平らげられ、一応私のバカな悩みに考えてくれているカヨちゃん。


 基本的にバカみたいなことしか言わない自覚あるけど、そんなバカにも真剣に向き合ってくれるカヨちゃんが本当に好きだ。


「要するに、席を外す文句として誰が聞いても違和感がなく、それでいていろんな場面で使えるような言い回しが欲しいってことだよね?」


「んー、まとめるとそうかな」


「いち高校生にはハードル高い要求だってわかってる?」


 まぁ、聞くとしたら現代文とかの先生になるのかな? でもうちのクラスの担当は男の先生だしなー。


「無難なところをつくなら『お化粧直しに』とか?」


「私まだ化粧しないし」


「知らねーし」


 刺さる。カヨちゃんからの非難がましい視線が突き刺さる。


「誤魔化す方を優先するなら、『電話がかかってきた』って言うとか?」


「それはそれで『誰から何の用事だったの?』って聞かれた時に対応できなくない?」


「それはその場にいたやつの匙加減じゃないの?」


 あ、まずい。


 なんかカヨちゃん、イライラしてきてる。


 でもこっちだって、てきとうなことをいつ//(時間切れ)


 アベマで見逃し配信を中心に見てるんですけどねー、最終回はまだ未視聴なんですけどねー、面白いんですけどねー……『戦争ってクソだわ』って感想しか今は出てきません。


 1.5倍速再生ばっかしてたら、戦闘シーンが速すぎて何やってるかわからん、って弊害もありましたけどね。あ、雰囲気と迫力は申し分なかったです。


 人間ドラマがうまいのか、構成や演出がうまいのか……ともかく、心にはキました。


 最近、アニメでも人物への感情移入が強くなってきたのか、視聴を躊躇するようになってきました。嫌ですね、ガラスのメンタルって。


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