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824回目 2021/6/15

 読み直すとぜんぜん動きがない短編になってました。


 一回目

 お題『今日の嫉妬』

 必須要素(無茶ぶり)『ゴマ』

 文字数『998文字』 未完


 タイトル『動かない人間観察』


 羨むことと妬むことは同じ方向を向いている感情だ。


 根底にあるのは、自分の中の欠落を見せつけられること。羨みは憧れ、妬みは憎む。


 正か負かの差はあれ、自分にはない何かを他人に見れば、人は人を羨み妬むのだ。


「いやぁ、さすが部長。今日のネクタイもセンスに溢れていますなぁ。私もあやかりたいものです」


「そうかね? よければ私の愛用するブランドを教えてあげよう。君も格好がつくやもしれんぞ?」


「ありがとうございます!」


 びっくりするほどのおべんちゃらを見た。


 僕はそれに対して、羨みも妬みも浮かばない。ただ、上司に躊躇なくへつらう姿はすごいと思った。


 変な皮肉ではない。権威を持つ人物に対して、誰にでもゴマをすれる人間は、一種の才能だ。


 僕はしようと思えないだけだが、大半は無意味なプライドが邪魔をしてへりくだることを嫌う。


 能力がないまま、権威だけを手に入れようと思えば、より上の権威に傅くのは間違っていない。能力が足りない分を、愛想で補っているのだから、不足の補完をしているだけだ。


「成美さん、今日の合コンに参加しませんか? 男性の面子が足りないらしくて」


「僕が? ありがたいけど、今日は先約があってね。今度また、誘ってくれると嬉しいな」


「え、やったぁ! 次は来てくれるんですね! それじゃあ、連絡をするためにアドレス交換しませんか?」


 一年先輩の成美さんは、今日も今日とて女性にモテるらしい。


 あれは、まぁ男として羨ましいとは思う。が、嫉妬するほどでもない。


 成美さんは女性からモテる分、女性関係はだらしないとよく耳にする。


 もちろん噂でしかないが、事実がどうであれ煩わしい人間関係が増えるのは、僕にはあまり歓迎する状態じゃなさそうだ。


 同期は結構羨ましがったり、嫉妬に近い悪口を言ったりしているが、女性にモテたところで何が嬉しいのか。


 人見知りのコミュ障は自覚がある。それを差し引いても、興味のない人間に群がられるのは単純にストレスだろう。


 だから、僕は成美さんに対して同情を禁じ得ない。楽しんでいるのか開き直っているのかは定かじゃないが、あんな環境は僕には耐えられそうもない。


「見てよあの子、また昨日と違うブランドもののバッグで出勤してる。いいご身分ね」


「どうせリース品かなにかじゃない? それか、相手に//(時間切れ)




 二回目

 お題『赤い病院』

 必須要素(無茶ぶり)『足の小指』

 文字数『1046文字』 未完


 タイトル『白十字病院』


 赤十字、って言葉はよく目にするけど、まさか配色を逆転した病院があるとは思わなかった。


「うーわー……」


 親戚に紹介された住所に来てみると、出迎えてくれたのは白十字を掲げた真っ赤な病院だった。


 普通のイメージだと、赤い十字に白い建物が病院になるんだろうが、色塗りを間違えただけでこんなに異質な存在感を放つことになるんだと初めて知った。


「これで評判が悪かったら詐欺だよな」


 乾いた咳を漏らしつつ、エントランスに向かう。


 受付を済ませようとカウンターに向かう最中、患者らしき人々が椅子やベンチでくつろいていた。


「健康だけが取り柄のバカが病院なんて珍しい。一体何やらかしたの?」


「うっせぇな。ただちょっと、タンスの角に足をぶつけちまったんだよ」


「それで骨折? ダサすぎない?」


「うっせぇっつったろ!」


 あの入院着の女の人と、右足に包帯を巻いている人は知り合いらしい。仲が良さげだが、ここにかかりつけ医でもいるんだろうか?


「くすりにがいー!」


「そうだねー、苦くても飲まなきゃ治らないよー?」


「うー、いじわる!!」


 小児科にも入院患者がいるのか、さっき見た女の人と同じ入院着の小さな男の子が、看護師さん相手に必死の抵抗を見せている。


 微笑ましい姿ではあるが、入院をしているくらいだし、見た目ほど病状は良くないのかもしれない。


「田中さーん?」


 っと、俺もさっさと受付を済ませないと。病院の待ち時間は長いからな。


 外来の手続きを済ませ、大人しく順番を待つ。その間にも、コホコホと乾いた咳が止まらない。


 一応、家の近くの病院で診察は既に受けている。喘息だとは聞かされていた。


 なのにここに来たのは、いわゆるセカンドオピニオンを受けてこい、と父親に言われたからだ。


 まぁ、あそこの病院はあんまり評判が良くなかったしな。風邪程度の症状で処方箋をもらうのはいいけど、本格的な病気になるとこちらが不安になる。


 ヤブ、とまではいかないが、そう言いたくなるほど医療に力を入れていない病院なのである。そんなところがかかりつけ病院なのが悲しい。


「鈴本さーん」


 呼ばれた。行くか。


「こんにちは。えっと、紹介状は読んだけど、肺が悪いんだって?」


「のようです。でもまだ、軽い咳が止まらないくらいなので、よくわからないんですけど」


 診察室に入ってすぐ、問診が始まる。先生は意外と若い。が、やはりじもとのびょういんよりたよ//(時間切れ)


 思いつきだけで書いた物はこんなものでしょうか。本当、あんまり成長しませんね。


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