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814回目 2021/6/5

 よくわからない物を書きました。


 一回目

 お題『破天荒な窓』

 必須要素(無茶ぶり)『ぬりかべ』

 文字数『1193文字』 未完


 タイトル『同居人は壁』


「はい、じゃあこれ鍵ね。合鍵とかないから、無くしたら終わりだと思ってね」


「は、はぁ……」


 大家さんからもらった鍵を握りしめ、さっさと帰っていく背中を見送る。


 激安だったから即決したけど、これダメなやつかもしれない。


 だって、大家さんの背中から羽生えてるし。カラス? かな? 黒いし。


 コスプレ、とかだったらまだ救いはあったんだけど、挨拶の時点でわっさわっさ動いてたから、本物だよな?


 電動で動く羽だったとしても、あんな可動域広めの自由度マシマシな動かし方できんだろう。本物だ、あれ絶対。


 で、改めてこれから住むアパートを見上げる。


 一言で言えばボロアパートだが、むしろよくみるタイプの人がいるっぽい住まいに安心感を覚えた。


 大家さんの時点でアレだったんだし、見た目も中身も妖怪ハウスだったらどうしようかと思ってたんだ。


 ちなみに、幽霊や妖怪なんていない派閥に所属していた俺も、この日の出来事で宗派替えした。世の中、不思議なことはいっぱいあるものだ。


「お、お邪魔しまーす」


 鍵を開け、おそるおそる部屋に入る。


 内見なしで決めちゃったけど、よかった、目に見えてわかる同居人はいないっぽい。


 内装はシンプルなワンルーム。床は畳で、ちょっと黒ずんでるが住むのに問題はなさそう。


「壁は、石か? 変わった作りだな」


『くすぐった!』


 ……ん? 壁に触っただけで、変な声が?


『ちょっと、新入りさん? 不躾に体を触んないでくれる? くすぐったがりなんだから』


「え、あ、すみませんでした」


『わかればいいんだよ……でも、すぐに謝れるのは美徳だね。その気質、大事にしなよ』


「は、はぁ……」


 え? 俺今壁と喋ってる? どういうこと? 俺、おかしな日本語考えてない?


「えっと、あなたは」


『あぁ、君妖怪とか疎い系? ぬりかべって言うんだけど、割とメジャーだと思ってたのに知らなかったかぁ……ちょっと凹むわ』


「あ、いえ、妖怪とか初めてお会いしたので、びっくりしたと言うか」


『ははっ、嘘ばっかり。うちの大家さん天狗だろ? 鍵、渡されてたの見てたんだよ』


 あー、やっぱりあの人も妖怪さんだったかー。


「あのー、つかぬことをお伺いしますが、ここで一体何をしてらっしゃるので?」


『バイトだよ。アパートの壁やってるんだ』


「……妖怪さんのバイトって、ヘヴィっすね」


『そう? 大きくて固い体を生かせる、いい職場だよ。まぁ、たまに近所の悪ガキどもが立ち小便するのはキレるけどね』


「それはもっと言ってやってもいいと思います」


 自分に置き換えて考えて見たら、交通整理してる途中で足元にしょんべんぶっかけられるってことだろ? 絶対嫌だわそんなの。


『へぇ、あんた人間だろ? 同情してくれたやつ初めてだよ』

//(時間切れ)




 二回目

 お題『少女の門』

 必須要素(無茶ぶり)『いま話題のあの人』

 文字数『797文字』 未完


 タイトル『天才は望まない』


「そこをなんとかさぁ、いいだろ? ちょっと商談があるだけなんだって」


「くどい。あまりに粘られるのであれば、こちらとて実力行使に移ってもも構わないのだぞ?」


「は、はは……冗談だろ? たかが屋敷の番兵如きが、街中の貴族街で問題を起こせばタダじゃ済まないはすだ」


「そんな例外を許される程度には、この屋敷の主人は国にとって重要な人物と知っての強がりか?」


「っ……くそっ!」


 悪態をついて背を向ける、自称商人の男に鋭い視線を向け続ける門番。


 姿が視界から消えて、ようやく眉間の皺と戦闘態勢を解いた。


「まったく……少しは彼女の心身を休める時間を与えてやればどうだ」


 いい年齢をした大人が、寄ってたかってみっともない。


 そんな本音を出し切る前に、門番の口からは憂いのため息が漏れていた。


「たとえ魔道具開発の天才とは言え、まだ成人も済ませていない少女だろうに」


 顔は屋敷の周囲を警戒したまま、意識をほんの少し背後に向ける門番。


 一度だけ目にして、あとは屋敷の中に引きこもってしまった新しい主人は、どこにでもいそうなか弱い少女で、とんでもない天才だった。


 微量の魔力で半恒常的な明かりを作り出す魔灯、平民程度の魔力でも発動する水の尽きないジョウロに、すぐに着火できる魔術式発火装置など。


 貴族はもちろん、平民の生活を一変させたこれらの魔道具は、たった一人の少女によって世に生み出された。


 一つ一つは大したことのない、それこそ真新しい生活用品ではあるが、それらの利便性と使いやすさ、そして価格の低さが尋常ではなかった。


 それにより、普通は特許を申請して貴族間に流行ってから平民に流行する、という魔道具関連の商品において通常の流通経緯からは真逆の工程を経て、知名度を上げていった。


 つまり、平民から流行った魔道具が貴族の目に留まり、製作者に勲章と//(時間切れ)


 妖怪アパート? 的なものも行き当たりばったり感が強いですね。コメントに困ります。


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