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813回目 2021/6/4

 普段の私ではあまり採用しないようなネタを二つほど。


 一回目

 お題『疲れた嫉妬』

 必須要素(無茶ぶり)『宇宙人』

 文字数『891文字』 未完


 タイトル『万能宇宙人』


「うえっ! げほっ! ごほっ!」


『だーいじょうぶかぁ? 本当、地球人って不便だよなぁ』


 食料を探している最中、うっかり底なし沼みたいな場所に足を取られて……本当に死ぬかと思った。


 別行動だったイアンが気づいてくれなきゃ、ヤバかったな。


『にしても、もっと早く叫んでくれてたら、あんな沈む前に引き上げられたんだぞー?』


「はぁ、っ、イアンにばっか、負担、かけさせられねぇだろ」


『うわー、真面目。気にしなくていいのに』


 変な声……というか、俺の母国語を瞬時に覚え、体を振動させて発生しているイアンは、俺からしたら宇宙人にあたる。


 有人宇宙航行で、人はどれだけの距離をいけるのか? みたいな、宇宙版耐久レースに参加してすぐ。


 俺の船はなんらかの次元渦に飲み込まれて、銀河の彼方に放り出されちまった。


 遭難すること200日ちょっとで、地球人でも生活できそうな環境の星を見つけ、出会ったのがイアンだ。


『そもそも、自力で空も飛べなきゃ水中呼吸もできない、さらには肉体を固形で維持しなきゃいけない種族とか、生きづらいだけだろー? 無理すんなって』


「……自称・完全種族からすれば、たいていの生物は生きづらいだろうが」


『いや、地球人は別格でスペック低いよー? 本当、よく宇宙を移動しようなんて考えたな、って思うくらい』


 このイアン、肉体はスライムみたいなジェル状になっていて、形を割といろんなものに変形できる。


 だけじゃなく、気体のように肉体の密度を分散させて浮いたりもできるし、臓器が存在しないから呼吸や飲食も自由に取れる。


 生殖機能がないため数は少ないが、なるほど自分で完全種族と言うだけあって能力は万能に近い。


 地球人の体なんて、イアンからしたら拷問並みの動きづらさなんだろうが、イアンみたいな知的生命体が何人もいてたまるか、ってのが個人的な感想だ。


 ファーストコンタクトから意外にも友好的に接してくれて、なあなあのまま一緒に行動するようになって、イアンもだんだん態度から容赦が消えてきたな。


 見下してるわけじゃないが、//(時間切れ)




 二回目

 お題『素晴らしい成功』

 必須要素(無茶ぶり)『ハロウィン』

 文字数『1231文字』 未完


 タイトル『トリックアンドトリート』


 今日はハロウィン? とかいうお祭り? お盆? なんかそんな感じで町が盛り上がっていた。


 僕は親から話を聞いただけで、実はよくわかっていない。


 重要なのは、仮装して合言葉を言えばお菓子をもらえると言うことだけ。


「すげーよな、『トリックオアトリート』って言えば、知らない人からもお菓子もらえるんだからさ」


「でも、ちゃんとステッカーが貼ってある家か確認しないとダメだよ。さっき怒られちゃったし」


「わりーわりー」


 僕は近所の子と二人で回っていたけど、その子がハロウィンに参加してない家のピンポンを押しちゃって、すっごく怒られてしまった。


 町ぐるみのイベントとはいっても、参加する家はそう多くない。お菓子とか各家で用意されたものらしいから、負担になるところもあるからだろう。


 それに、お菓子をもらえるのは中学生以下に決まっていて、僕たちはギリギリ年齢内だけど高校生だったらダメだったらしい。


 本当は小学生までの予定だったらしいけど、うちの町は人数が少なくて無理やり年齢の限界を引き上げたのだとか。町内会によく参加していたお母さんが言っていた。


「じゃあ、次の狩場に行こうぜ!」


「失礼なこと言わないでよ、ゲームじゃないんだしさ」


「硬いこと言うなよ……お! 三神さんの家ステッカー貼ってるぞ!」


 そう言うと、一目散にインターホンへ走っていく。


 無理もないか、三神さんっておばさんもお姉さんたちもみんな美人で有名だし。


 確か、大学生と高校生のお姉さんがいるんだっけ? 学年が違うから話したことなんてないし、見たこともないけどどんな人だろう?


「トリックオアトリート!」


「あ、こらそんな大声じゃダメだって!」


 待ちきれなくなったらしく、僕がいくまでにピンポンを押して叫ぶ声は、普通に近所迷惑だ。


 夕方の人通りが少ないところでも、大騒ぎするのは良くないし。


「あ、え?」


 小走りで三神さんの家に追いつこうとするが、なんか様子がおかしい。


 家の灯かりに照らされた顔が、なんか赤くなっている。


 そんなにシャイだっけ? と思いながら近寄ると……。


「あら、骸骨さんの次はかわいい魔法使いさんね」


「いらっしゃい。お菓子いる?」


「…………」


 玄関口にいたのは、仮装したおばさんとお姉さんたち二人……だけど、衣装がちょっと、過激すぎるというか、目のやり場に困る。


 三人とも、何故かバニーガール姿だった。だめだ、恥ずかしくて見られない。


「はい、うちのお菓子はこれだよ」


「あ、あり、がと……」


 あぁ、あんなに大人しい姿を見るのは初めてだ。


 なんか、放っておいたら鼻血出しそう。


「じゃあ君にも」


「あ、いえ!」


 おばさんがお菓子の小袋を渡そうとしたところで、僕は咄嗟に自分のマントを脱いだ。


「あら、なに?」


「これ! あげるから! その、寒いでしょ?!」


 //(時間切れ)


 その時々のインスピレーションで書いていますが、自分の引き出しの少なさに落ち込みそうになることもあります。無い物ねだりですけどね。


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