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803回目 2021/5/25

 昨日は更新できなかったので、連続更新しています。


 一回目

 お題『失敗の殺人』

 必須要素(無茶ぶり)『ドイツ』

 文字数『736文字』 未完


 タイトル『不必要な凶行』


『乾杯!』


 ビールの祭典、オクトーバーフェストで人々が盛り上がる中、とあるテントの裏側で一人の男が力なく倒れ落ちた。


「……はぁ、余計な手間が増えちゃった」


 かたわらには、女が一人、ため息をついて男を見下ろしている。


 手にはナイフが握られ、男のものだろう血液によって汚れている。


「ターゲットはこの人じゃないのに、計画が崩れちゃった」


 軽くナイフを振って血糊を飛ばし、どうしたものかと思案する女。


 彼女は依頼によって殺人を行う『人殺し代行』で生計を立てている。


 本来ならば、今回の目標はこのオクトーバーフェストを主催した、依頼者の商売敵だった。


 しかし、イレギュラーな事態で犯行の準備をスタッフの一人に見られ、通報されそうになったため衝動的に殺してしまった。


 関係のない人物を巻き込んだのは女の失敗。さて、これからどう軌道修正しようか? と悩む姿は殺人を犯した直後とは思えないほど軽い。


「ひとまず、死体はこのままでいいか。下手に隠蔽しようとしたら、それこそ時間がかかるし」


 数分もかからぬうちに結論を出した女は、何食わぬ顔でその場を離れた。


 刺殺により男を殺した女だが、返り血を浴びない殺し方は心得ている。得物を隠す以外は、特に身なりを変える必要もなかった。


「あくまでターゲットは一人。さっさとやって、さっさと帰ろう」


 プロの殺し屋は小さく呟き、人混みに紛れてビールを注文した。


 ターゲットが人前に現れるのは、開始の挨拶と閉会の音頭の時くらい。


 当初の予定通り、女は大衆の面前でターゲットを殺すつもりでいた。


「うーん、でもケチついちゃったな。ヘマした時の仕事って、なんか全体的に旗色が怪しくなるからちゆ//(時間切れ)




 二回目

 お題『騙された撃沈』

 必須要素(無茶ぶり)『聖書』

 文字数『1138文字』 未完


 タイトル『恋愛マスターになれる本』


「ずっと、あなたのことが好きでした!! 俺と付き合ってください!!」


「ごめんなさい!!」


 ぐはぁっ!?


 たった六文字の言葉が、俺の脳を揺さぶり膝から力を奪った。


 抵抗虚しく、膝をつく俺に彼女は驚いているようだったが、気遣う余裕はない。


 勝算があったわけじゃない、けど、まさかこんなバッサリ切り捨てられるとも思ってなかったから……あ、泣きそう。


「えっと、その、気持ちはありがたい、というか、嬉しいんです、けど、その……私、今恋愛とか興味持てなくて」


「うっ! うぅっ!」


「え?! 泣いてる?!」


「き、ぎにじないで……ずきなひとがいだ、どがじゃないなら、きずぐちはあざいがら」


「あ、あの、その……」


 鼻水で声が濁るけど、止められないものは仕方がない。


 今さら遅いかもしれないけど、せめて爽やかに別れよう。


「おじかん、どらぜまじだ……」


「あ……ごめんなさい」


 一礼して、背を向けたときに、もう一度小さく、謝罪の言葉が聞こえてきた。


 謝られるのが結構キツいんだって、初めて知ったよちくしょう。


「……で、玉砕したわけか」


「くっそぉ!! このクソ本、全然役にたたねぇじゃねぇか!!」


「おいおい、高かったんだろ、その聖書? 恋愛の手順を教えてくれたバイブルっつってたの、昨日のお前だぞ?」


「実らなかったら意味ねぇんだよ!! あーもー、騙されたぁ!!」


 見事玉砕した帰り道、面白半分で結果を聞くためだけに残っていた悪友にからかわれながら、悲しさと怒りをクソ本にぶつける。


 俺の傷心など知らないとばかりに、悪友は地面に叩きつけた本を拾って俺に差し出した……半笑いで。


「まぁまぁ。本と情報に罪はねぇだろ。 問題があったのは、ぶふっ! おまえじしん、ぶふぉ!! なんだから、さぁ」


「せめて隠す努力くらいしろやテメェ!! 喧嘩売ってんのか!?」


「いや、側から見てた立場から言うと、もう少し段階踏んで告白しろよ、とは思ってたよ? まさか友達になって一週間で告白するとか思わないじゃん。向こうも困惑してたんだろ? そりゃそうだよ」


「……はっ! まさか今の関係って、友達以上恋人未満ってやつ?! だったら、もう少し粘ればいつかはオーケーをもらえる日も?!」


「やめとけ、無駄なポジティブこじらせるとろくなことがないぞ?」


「ポジティブに無駄もクソもあるかぁ!!」


 さっきから的確な指摘で人を傷つけやがって!! 夢くらい見てもいいじゃねぇか!!


「ま、明日から引かれないようにだけ気をつけとけ。一回告ったら、関係がぎこちなくなるのは避けられないからな」


「……え? そうなの?」


「かんかえ//(時間切れ)


 まあ、例のごとく大したストーリーは書けていないので、特別確認するようなものでもないと思います。


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