799回目 2021/5/21
きっちり終わらせられませんでしたが、続きが気になる話にはなったかと思います。
一回目
お題『トカゲの秀才』
必須要素(無茶ぶり)『夏目漱石』
文字数『917文字』 未完
タイトル『無機質な瞳』
吾輩は猫である、って確か夏目漱石だっけか。
「お前も、色々考えてんのか?」
コツコツ、とケースに入れたトカゲに話しかけるも、じっとこちらを見上げるだけで返事はない……あれ、トカゲって鳴くっけ?
まあいいか。ご飯はやったし、後は放置しててもいいだろ。
友達が旅行に行くからと、帰ってくるまで世話を頼まれたペットがトカゲで、最初はどうなるもんかと思ったもんだが。
世話の仕方は印刷してまとめてくれてたし、生き餌も日数分用意してくれたからか、案外平穏な同居生活を送れている。
「まぁ、散歩の時間ってのがいまいち慣れないんだが」
もちろん外に放すわけじゃなく、室内をウロウロさせることを言う。
これ本当に必要か? と思ったら指示の一つだが、気が済んだら自分からケースの中に戻ろうとするから、いい気分転換になっているのだろう。
爬虫類とはいえ生き物だからか、狭い場所にずっといるのは窮屈なんだな。ペットとか飼ったことないからわからなかつたけど。
「さて、俺の飯は、っと」
いつも通り、帰る途中にあるスーパーで買った半額弁当をチンして食べるか。
冷蔵庫を開けて出した弁当をレンジに突っ込み、コップに水を注いで一口。
「……ん?」
奇妙な感覚を覚えて振り向けば、トカゲと目があった。
偶然、と言えれば気持ちは楽だったんだが……こいつ、結構俺のこと見てる時間があるんだよな。
変な話、こうして気配を感じた時に振り返ると、ほぼ必ずあのトカゲがこちらを見ているんだ。
流石に何度も同じ経験をすると、たまたまだとは思えなくなってくる。観察されてんのか、それとも別の理由があんのか。
賢い性格、ってことでいいんだろうか? ちょっと気味が悪い時はあるが、直接的に何かされた覚えもないし、怯え過ぎるのも馬鹿馬鹿しい。
「でも、俺に頼るまで何人も経由したんだよな、こいつ」
トカゲの飼い主は旅行好きで、よく知り合いにペットを預けているらしいが、このトカゲだけは一回頼むと誰も引き取ってくれなくなるらしい。
そんな訳ありを俺のところに持ってきたのはいい度胸だと思うが、逆にいえばおれにたよ//(時間切れ)
二回目
お題『彼とお天気雨』
必須要素(無茶ぶり)『1万字以上』
文字数『871文字』 未完
タイトル『晴れ渡る雨の日に』
「うわっ、雨かよ!?」
「なんで?! 空晴れてるじゃん!」
いきなり降り出した雨に、道ゆく人は文句を言いながら走ったり、雨宿りの屋根を探したりしていた。
私は元々室内のカフェでお茶をしていたから、雨の被害にはあわなかったけど。
中には変わった人もいるもので、みんなと違う行動をとっていたから、すごく目立っていた。
「あの人、ずぶ濡れ」
窓から少し遠く、車道を挟んだ向かいの歩道に、彼はいた。
傘は持っていないらしいが、すぐ近くを通ったコンビニで傘を買う様子もない。
狐の嫁入り、お天気雨、天泣……言い方は何でもいいが、そんな奇妙な天気の中、何でもないように歩いている彼は、とても目立っていた。
「寒くないのかな?」
変なところの疑問が浮かぶ。その前に風邪をひかないだろうか? と心配しても良さそうなのに。
なぜか、その人に入らない心配のように思えた。あまりにも堂々と雨の中を進んでいるからか。真っ直ぐ前を見据える姿に、顧みる言葉をかけたくなかったからか。
よくわからないまま、彼の姿を目で追いながらコーヒーのカップを傾ける。
やがて、店の窓で切り取られた景色から彼がいなくなった。
「変な人……」
一人ごちる。まあ、そんな人をずっと見ていた私も、変な人には変わりない。
お互い様か、とこちらも一人納得してみせる。残りのコーヒーをあおって、少ししたら店を出ようと思っていた。
「お客様」
「はい?」
突然、店員さんの方から話しかけてきた。
何か粗相でもしただろうか? と、真っ先に自分の非を探してしまうのは、そんな性格をしていると自分でも思う。
「ただいま店内が満席でございまして、相席をお願いしても大丈夫でしょうか?」
「ええ、構いませんよ」
「ありがとうございます」
どうせもうすぐお会計をするのだから、と一時の同席を認めた。
注文表を確保し、さてお暇の準備でもしようかと思ったタイミングで。
「こちら、相席になりますがよろしいでしょうか?」
「はい、//(時間切れ)
これで終わらせられたらなおよかったのですが、『15分』で『1万字以上』はさすがに無理ですね。できたらマジで化け物ですよ。




