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789回目 2021/5/12

 読み直して難産だったのがわかる内容でした。


 一回目

 お題『生かされた境界』

 必須要素(無茶ぶり)『CD』

 文字数『864文字』 未完


 タイトル『生きるということ』


「え? お前CDで音楽聴いてんの? いまだに?」


「悪いかよ……こっちの方が慣れてるんだよ」


 持ち運ぶには少し大きいCDプレイヤーを触られつつ、いつものイジリにげんなりしてしまう。


 最近はもうスマホやパソコンから音楽データを携帯用オーディオ機器に移し、そこから聞くのがほとんどだ。


 当然俺もそっちの方が気軽に音楽を楽しめるのはわかってる。でも、CDを使っているのは、音楽を楽しむ以外にも理由はある。


「それに、CDって広い意味で考えればアーティストのグッズだろ? 俺、収集癖というかコレクター趣味があるみたいで、気に入った人の物は集めたくなるんだよな」


「へー、でもそれとこれとなんの関係があるんだ?」


「いや、せっかく物を買ったんだから、使わないと損かな、って」


「そうかぁ? ってか、コレクターなんだったら普通袋から開けないんじゃねぇの? ほら、壊したり汚したりしたら価値が下がるっていうし」


「転売とかプレミアとか狙ってるわけじゃないんだから、そんな神経質にはならねぇよ。むしろ物は使ってなんぼだろ。ただ眺めるだけとかもったいないじゃねぇか」


「ふーん? 変わってんなぁ」


 納得はしてなさそうだが、言い分を聞いた後でプレイヤーを返してもらう。有線のイヤホンで聴いてたから、さっさと返してもらいたかった。


 というか、歩きながら人のプレイヤーを奪う奴の方が非常識なんだよな。珍しいからって、カバンの中から掘り起こしてまで見ようとすんなよ。


「それで今日もCD求めてブラついてんのか。本当、好きなものには一生懸命なの羨ましいよ」


「バカにしてんのか?」


「真面目だよ。俺には熱中できるものがないから、本気で羨ましいと思ってる。物を集めるにせよ、使って楽しむにせよ、なんも熱中できるもんがないのは、寂しいもんだぞ。お前みたいなやつと一緒だと、特にな」


「……いきなり込み入った話すんのやめろよ。茶化していいかわからなくなる」


「シンプルな話だ。お前は生きてて、俺は死んでないってだけ。//(時間切れ)




 二回目

 お題『2つのにおい』

 必須要素(無茶ぶり)『ミュンヒハウゼン症候群』

 文字数『971文字』 未完


 タイトル『嘘にされた主観』


 見えないものが見えた。


 子どもの頃からそう言い続けた結果、変な子扱いされて仲間外れにされた。


 まあ、しょうがないことだろう。他の子達からすれば、僕は訳の分からないことを言う変人だ。近寄りたくないだろうし、関わりたくもなくなるだろう。


 そんな僕だが、ダメなところがもう一つある。とにかく、聞き分けがなかったんだ。


 嘘をついていると何度言われても、僕は僕の主張を変えなかった。


 見えないものが見える。厳密には、見えないものを嗅ぎ分けられる、と。


 幽霊とか、そういうのかもしれない。僕の鼻は、目に見えない異常に敏感だった。


 一つは霊障を臭いとして感じられること。どこの部位に、どんな臭いがするかで、今後起こるだろう体の不調がわかったりする。


 もう一つは、それこそ幽霊を嗅ぎ分けている、のかもしれない。心霊スポットをテレビで見た時は、幽霊がいるだろう場所にだけ変な臭いを画面越しに感じるんだ。いつも。


 僕にとってそれは自然なことであり、嘘だと言われる筋合いのないものだった。だから、嘘だと決めつける周りに反発したし、言い返しもした。


 同級生もそうだし、家族相手でもそうだった。


 変なことを口走る子ども、と噂され出してからは両親も兄も僕の言動を叱るようになった。意地を張って嘘を認めないのは悪いことだ、って。


 そんな声にも真正面から反発したところ、ミュンヒハウゼン症候群って病名が僕に与えられることになった。


 僕の主観は、病気によって嘘だと断定させられた。周囲の人の気を引くために、僕は嘘をつかないではいられない人間なのだと、誤解されたまま。


 こう言う時、悲しくなったり辛くなったりするものなんだろうけど、僕はひたすら悔しかった。


 誰も僕の話をきいてくれないのが、僕の言うことが全部嘘だと決めつけられるのが、本当に悔しかった。


 幽霊はたまにしかわからないけど、霊障はどこにでもあっていつでも誰かにまとわりついている。


 みんなそれを知らないのに、知っている僕の言葉に耳を貸してくれない。


 だから、僕が成人するまでに十人ほどが霊障が原因で命を落としている。


 霊障の臭いはわかりやすい。害される時の臭いが直接、鼻をついてくるからだ。


 小学校で交通事故に遭って死んだ同級生は、//(時間切れ)


 難しいお題と無茶ぶりがくると、もうその二つを両立させないと、という方に意識が向いてしまうのでストーリーがだいぶおろそかになりますね。


 というか、自分でもわからないまま書いていることも、ままあります。


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