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780回目 2021/5/3

 どちらも長編のプロローグ、って感じになりました。


 一回目

 お題『僕が愛した栄光』

 必須要素(無茶ぶり)『十字』

 文字数『904文字』 未完


 タイトル『胸に差す栄光』


 僕は勝つことが好きだ。


 競争は、そこまで好きじゃないけど、誰かと競わなければ勝つことはできない。


 喧嘩をよくする子供だったと言う。親とか、周りの子たちから聞いた。


 ガキ大将みたいな振る舞いじゃなくて、ただ喧嘩の空気を感じたら乱入して、本人たちを置き去りにして喧嘩に加わるような……かなりタチの悪い問題児だったようだ。


 だからだろう。親が武道の習い事を僕にさせようとしたのは。


 今思うと、親ってやっぱり子供のことをよく見ていたんだろう。


 僕が好きなのは『喧嘩』じゃなくて、『勝つこと』だってわかっていたんだから。


『喧嘩』が単なる手段でしかないのなら、別の目的を与えればいい。それも、勝敗がはっきりする目的を。


 まあ、素行が悪かったからか、礼儀を重視するようなところを選ばれただけかもしれない。空手、柔道、剣道に、弓道とか。


 運動が嫌いじゃなかった僕は、結局空手一本に絞ることにした。空手が一番楽しかったから、ってのが大きい。


 得意だったのは、多分剣道の方。一時期通っていた道場の先生にも、空手に転向するのをずいぶんと惜しまれてしまった記憶がある。


 ただ、先に喧嘩で味を占めていた僕は、素手で試合をする空手の方が魅力的に映った。当時は竹刀を振れば当たるもの、なんて剣道家全員から非難されそうな考えだった。


 実際、空手をしているときは楽しかった。先に習っていた同級生には負けるし、年上なんかボコボコにされることもあった。


 けど、だからこそ、勝てた時の嬉しさは今までの比じゃなかった。


 狭い囲いの中で、有効打を狙いながら動き回る閉塞感から解放された時、勝利が背中になっているだけで世界の中心が僕になったかのように感じた。


 公式試合で勝ってからはすっかり味を占めて、何回も勝つために練習に打ち込んだ。


 結果はやるだけついてきたのも、長く続いた理由だろう。僕の運動神経が人並み以上はあったおかげで、苦しい練習を耐えることができた。


 もはや一生の趣味とまでいえるほど、僕は空手にのめり込んでいった。


「大空選手! おめでとうございます!!」


 て//(時間切れ)




 二回目

 お題『緑の別居』

 必須要素(無茶ぶり)『ヘッドホン』

 文字数『846文字』 未完


 タイトル『毒草好きの薬師見習い』


「よ、っと」


 ようやく全部の鉢植えを移動させられた。朝イチから始めたのにもう夕方か……一日作業の引っ越しだったな。


「誰か手伝ってくれたら、もう少し楽できたんだけど」


 無理な話か。俺が買ったり集めたりしてきた植物が邪魔だから、離れに移れと言われたわけだし。


 にしても、なんで家族は俺の趣味を理解してくれないんだろうか? 毒草なんかはいざというときの自衛にも、調合の比率によっては薬にもなる。


 実際、俺が集めた毒草から解熱剤とか鎮痛剤は作って出してんのに、何が不満なんだ?


 まあ、物によっちゃ変な臭いを出す種類もあるし、単純に部屋に奥には邪魔すぎるってのは、問題かもしれんが。


「離れもそんなに広くないし、また床面積と格闘しながらパズルだな」


 せめて大きな庭でもあればな。全部外に植えて育ててできるのに。


 やっぱ手狭な家よりも広い家の方がいいな。自立したら絶対、毒草園ができるくらいの家に住んでやる。


「っと、飯は母屋で取らないと抜きになっちまう。さっさと戻らないと」


 室内のレイアウトは、また今度にするか。実益を兼ねた趣味だ、妥協はしたくない。


 ひとまず雨風凌そうな場所に詰め込んで、晩飯を食べに母屋へ戻った。




「んー、こんなもんかな」


 数日後。なんとか部屋の位置が整った離れで、毒草の調合に勤しんでいた。


 薬師への弟子入りはできたものの、まだまだ半人前扱いだからな。休みの日にもちゃんと勉強しとかねぇと。


「えーと? 煮詰まった煮汁にあれとこれとそれを混ぜて、っと」


 毒草の他にも毒虫や毒蛇なんかも使う。互いの毒を相殺し合って、ちょうどいい鎮痛薬ができるんだよな。


 まあ、そのタイミングがシビアで、鍋に集音器を当てて音の変化を聞き分けないといけない。


 効能が変化した時、パチンっていう小さな破裂音が聞こえるんだが、この音が終わりから前に火から上げないとただのまずい水になっちまうからな。


 毒の殺し方や程度の調整が、//(時間切れ)


 短編ってやっぱり難しい……コンパクトに物語をまとめるのが苦手なんでしょうね。


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