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778回目 2021/5/1

 遅ればせながら、投稿しました。


 一回目

 お題『愛の失望』

 必須要素(無茶ぶり)『直腸』

 文字数『1169文字』 未完


 タイトル『空虚な人生』


 百年の恋どころか、一年の結婚生活ももたなかったとはな……。


「そんなに嫌だったのか……屁」


 離婚届を出して一週間。


 我ながら薄情だとは思いつつ、元妻のことなど気に求めずに今日も仕事をこなした。


 しかし、まさか離婚理由が『人前でオナラをする人とは同居できない』、だもんな。まあ、性格の不一致ったやつだな。


 そんな理由を突きつける方もそうだが、さらに同意してサインする方もどうかしているな。


「好きじゃなかった? 嫌いになった? ……そうでもないんだよなぁ」


 帰宅して一人、広々と住めるようになった家で夕飯の支度をする。


 元から家事は好きで、元妻にしてもらった部分はさほどない。生活には困らない程度には地方能力はある。


「あー、キャベツ傷んでるな。回鍋肉でも作るか」


 独り言は増えたが、その程度の問題しかない。


 寂しくもなければ、喪失感もない。


 自分でも驚くほどにいつも通りだ。むしろ、直腸の動きが活発になったのか、便通が良くなったくらいだ。


「……あいつとの生活がストレスだった……なんて、さすがにそれは言い過ぎか」


 手はもう自動で動く。頭で考える必要がないほど、体に染み付いた調理をしながら、自分のことを考える。


 離婚して思うのは、俺が思った以上に人でなしだったかもしれない、ということ。


 思えば昔から、人の縁というものになんら執着しなかったように思う。


 仲のいい友人がいなかったわけではないが、卒業や就職を機にほとんどの友人は知人となり、他人になった。


 今、友人と呼べる間柄の人物は、職場にしかいない。その場その場のコミュニティでしか、俺は人間関係を保つことができない。


「いただきます」


 今日も美味しくできた。料理は趣味になりつつあるくらいには楽しい。


 こういうところは人間っぽいのに、社会生活の中では途端にポンコツになる俺。


 自分で自分がわからないことなんてザラにある。他の人もそうかもしれないけど、俺は特に考えてしまうかもしれない。


 自分が、一体『何なのか?』と。


「ごちそうさまでした」


 腹が満たされても、心が満たされることはない。楽しいと思えることと、充足感を覚えるのとは違う。


 俺は人を愛したことも、愛されたこともない。


 そう言えるくらいには空虚で、つまらない人間だと断言できた。


「さて、風呂に入るか」


 独り言は増えていく。応える人は減っていく。


 親とはもう何年も連絡は取っていない。兄弟もいないし、親戚とも疎遠。


 友人もいなければ、恋人も長続きしない。結婚できたかと思えば、一年足らずで別れてしまった。


「……人間じゃない方が、幸せだったのかな?」


 シャワーを頭から浴びて、つぶやく。


 水の音が、//(時間切れ)




 二回目

 お題『おいでよ土』

 必須要素(無茶ぶり)『複雑なストーリー展開』

 文字数『1066文字』 未完


 タイトル『アース・オブ・ワンダーランド』


「ほら、こっちだよ!」


「ま、まってぇ〜!」


 モジャモジャのモグラさんに手招きされて、私は地面に掘られた穴をズンズン進む。


 昨日の夜、布団に入って眠っていたはずなのに、朝起きたら体が小さくなっていた。


 しかもお家じゃなくて森の中にいたんだからビックリ。お父さんもお母さんもいなくて、泣きそうなくらい困っていた。


「こっちが僕の家だよ。君の口に合う食べ物はないかもだけど、お茶なら出せるから」


「お、お茶は飲むんだ……」


 そんな時に出会ったのが、目の前……目の前? にいるモグラさんだ。自信がないのは、穴を進むとすぐに真っ暗になって、前を歩いているはずのモグラさんの姿が見えないから。


 私は手探りで歩いているから、暗いところが平気なモグラさんと違って歩くのは遅い。


 それでも、困っている私に手を差し伸べてくれるくらいには、優しい人……モグラ? なんだと思う。


「そういえば、モグラさんって何を食べてるの?」


「ミミズとかかな? ほとんどは土の中にいる僕より小さな動物だね」


「うげぇ……」


 想像するんじゃなかった……気持ち悪い。


「あ、もうすぐだよ!」


「……え?」


 しばらく歩いたのち、ヘトヘトになって下を向いていた私は、モグラさんの声に顔をあげて、言葉を失った。


 明るかった。電気が通っていて、太陽とは違う灯りがたくさんある。


 モグラさんは家と言っていたけど、そこに広がるのは確かに『家』で、『町』だった。


 てっきり少し広い洞穴みたいな空間を想像していただけに、理解がすぐに追いつかない。それくらい、立派な街並みが広がっていたのだから。


「ようこそ、モグラ三番街へ。歓迎するよ、不思議な小人さん」


「……よ、よろしくお願いします」


 親切なモグラさんが引いてくれる手をそのままに、キョロキョロとあたりを見渡す。


 モグラさんがいっぱいなのは当然として、私みたいな小さな人もいっぱいいた。というか、普通に生活してる?


 なんで? こういうことって、私だけに起きたんじゃないの? それこそ、夢の中の不思議な世界に迷い込んだアリスみたいに。


「さぁ、ここが僕の家だよ!」


「わぁ……立派なお家」


 真っ直ぐ案内された家は、土の壁を掘り出して作られた、洋館のような建物だった。


 土を掘り起こして作ったらしく、見た目は人が住むお家と何ら変わりない。


 招かれて家の中に入ると、やっぱり明るくて家の中がよく見える。さすがにお花とか絵とかは飾ってないけど、いす//(時間切れ)


 今回もなかなかの無茶ぶりで、随所に苦労がうかがえます。訳が分からないお題とかは本当に厳しいです。


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