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739回目 2021/3/23

 うーん、やっぱりタイトルが微妙。


 一回目

 お題『穏やかな経歴』

 必須要素(無茶ぶり)『ヤクザ』

 文字数『961文字』 未完


 タイトル『困ってしまったお坊さん』


「テメェ! 肩折れちまったじゃねぇか! 慰謝料払え、慰謝料!!」


「えーと、困りましたねぇ」


 買い出しの帰り、道を歩いていたら何やら凄みを利かせた御仁が、自ら肩を当ててきて因縁をつけられてしまいました。


 困ったものです、早く寺に帰らなければ、本日のお勤めもまだ残っていると言うのに。


「おら、坊さんみてぇなコスプレするだけの金はあるんだろ?! さっさと出せよ!!」


「あの、私は正真正銘、御仏に仕える者でございますが……」


「んだっていいんだよ!! 金だよ金!! 出さねぇなら、痛い目見てもらうしかねぇぞ、あぁ!?」


 あぁ、期せずして逆上させてしまいました。しかし、折れたと主張する方の腕で胸ぐらを掴むのはいかがかと思われますが。


 本当に、どうしたものでしょう。周囲の方々は、やはりこのように乱暴な方と関わるのが怖いのでしょう。皆、拙僧から目をそらしておいでのご様子。


 かといって、警察の方のご厄介になるのも気が進みませんね。あちらもお仕事があるでしょうし、このような瑣事に巻き込んでしまうのもご迷惑というもの。


 仕方ありません……ここは穏便にお帰りいただくしか。


「ん? あんた……」


「おや」


 有難い説法の内容を考えていたところ、どこがで見知った顔と目が合ってしまいました。


 こちらもまた、有り体に言えばヤクザ者のような風体をしていらっしゃいますが、はて、どこでお会いした方でしょうか?


「すみません、お見苦しいところをお見せして」


「え? あ? 嘘だろ……あんた、『不死身のテツ』、か?」


「……いえ、聞いた事もない通り名ですが?」


 カチリ、と拙僧の中で何かが切り替わる。


 チッ、出家前の経歴知ってたやつか。通りで見たことある顔だと思ってた。


 どこのカチコミで見た? それとも、元組事務所の若い奴らか? 何にせよ面倒臭ぇ。


 こちとらとっくに足洗って、自分の業を注ごうと修行してんだよ。


 それなのに、昔の因縁で寺や坊主仲間に迷惑はかけらんねぇ。


「しかし、見間違いというのは誰にでもある者です。以後、気をつけていただければ幸いです」


「う、嘘だ!! あんた、昔ウチの組で鉄砲玉やってたテツさんだろ!? 一人でカチコミ行って、よそのくみちょうを//(時間切れ)




 二回目

 お題『鋭いぬめぬめ』

 必須要素(無茶ぶり)『つけ麺』

 文字数『1116文字』 未完


 タイトル『辛くて辛そうな幸せ』


「激辛あんかけ坦々麺と四川風麻婆つけ麺です。以上でよろしかったでしょうか?」


「よくない」


「は?」


「あ、いえ、なんでもないです。注文もだいじょうぶですよ」


「はぁ……ごゆっくりどうぞ」


 注文通りの品を届けたのに、真顔で『違う』って言われたらあんな顔にもなるか。


 困惑を残しながら去っていったアルバイトさんの背中を見送り、往生際が悪く注文拒否をやらかそうとした正面の男に笑いかける。


「罰ゲームだろ? なんで突っ返そうとした?」


「……お前、俺が、辛い食べ物が全然ダメだと知ってるだろうが……」


「知ってるよ? そうじゃなきゃ、罰ゲームにならないじゃないか」


「…………ぐぅ」


「おお、リアルに聞いたのは初めてだよ、ぐうの音。そんな声になるんだねー」


 ニコニコと虐めてやれば、まだ口もつけてないのに額から汗を吹き出している。


 いやー、頑張ってテスト勉強した甲斐があった。やっぱり人間、ちゃんとした目標がないとやる気なんて起きないよね。


「……お前、いつもは百番台どころか、学年でも下の方の成績だっただろうが。どんなカンニングをしたら一桁まで点数を上げられる?」


「努力だよ。百パー努力。絶対に自分の点数は超えられない、なんて親友に言われたらさ、熱くなっちゃうよね。ってわけで、そろそろ食べようか」


 パチン、と先に備え付けの割り箸を割り、麻婆つけ麺なる料理を口に入れてみる。


「……うん、美味しい。辛いだけの店がたまにあるけど、ここはちゃんと作ってるみたいだね。当たりだよ」


「…………辛い食べ物なんて、滅びればいい」


「なんで? 僕は大好きだなぁ。ほら、親友の好きなものを共有する、ってのが今回の罰ゲームだろ? 悪あがきしてないで、グイッと言っちゃいなって」


 なお、激辛とついているあんかけ坦々麺の方が、僕の食べてるつけ麺より辛いのは知っている。


 だってここ、よく食べに来るラーメン屋だからね。知ってて当然だし、僕も前食べたことあるし。


「い、いただき、ます……」


「うんうん、自分が嫌いなものでも挨拶を欠かさない。そんな律儀なところが好きだよ」


 顔中に脂汗を滲ませて、震える箸で坦々麺を混ぜている姿はもっと好きだけどね。


「あ、あぁー……くっ!」


「躊躇ってたらいつまで経っても終わんないよ。諦めなって」


「うぐっ……南無三っ!!」


「そんな言葉使う人、初めて見たよ」


 さっきから日常で使わないような言葉ばっかり使うな。人って追い詰められたら変な部分が出るんだろうか?


「ずずずっ!!」


「おっと、一気に啜るとは度胸があるね」


「んごっほ!??//(時間切れ)


 まあ『即興小説』なんで、内容もいまいちなのはわかっているんですけどね。


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