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736回目 2021/3/20

 今回は特にタイトルのセンスが悪かったように思います。


 一回目

 お題『春の血痕』

 必須要素(無茶ぶり)『資料』

 文字数『910文字』 未完


 タイトル『探偵に歴史あり』


 春の季節は変質者が多くなる。


 まさか変質者たちが気を見計らって一斉に動き出したわけじゃないだろうが、実際に発生・検挙件数は増加する季節だ。


 統計資料からも裏付けされているように、春には人間を暴走させる何かがあるのかもしれない。


「たとえばそう、この鼻血のように……」


「それ、花粉症のせいで鼻の粘膜が傷つきやすくなってるだけじゃないですか?」


「そんなつれないこと言うなよ……もうちょっと遊ぼうぜ?」


「遊ぶより仕事してくださいよ」


 はぁ、面倒くさい書類仕事の合間に、少しでも場を和ませてやろうとした上司の気遣いを何だと思ってるのか。


 探偵なんて仕事を始めて、もう十年か。ドラマみたいな時間こそないものの、この仕事で人の尾行と浮気調査はめっちゃ上手くなったなぁ。


「そういえば、そろそろ依頼内容の整理とかしといた方がいいんじゃないですか? 何の役に立つかは分かりませんが,一応データとして残しておいた方がいいでしょう?」


「俺の仕事の軌跡をどうでもいいもん扱いしてるのはおいておくが、一理あるか。昨日終わらせた仕事の内容をまとめたら、そっちも手をつけておく」


 いろんな機材を買って、いろんな手段で証拠を集めて、依頼人が欲しかった情報を売る。


 探偵の仕事なんて、そう華々しいものじゃないんだから、事務所にいる大半は文章のまとめ作業がメインになる。


 ちなみに昨日は行方不明のペット探しで、町中駆けずり回った。地味に体力も必要だよな、この仕事。


「……お、懐かしー」


「仕事してください。バイトで残業なんかしませんからね」


「わぁーってるよ、ちょっとくらい昔を懐かしんでもいいだろうが」


 また垂れてきた鼻血をティッシュで塞ぎつつ、探偵業を始めて二年目のデカい山を懐かしむ。


 データの山に埋もれていたその事件は、なんで今までされていたのか不思議なくらいの経験だった。


 依頼は殺人事件の捜査。依頼人は被害者の恋人で、警察からは容疑者にされていた人物だ。


 毎日のように事情聴取をされて、辟易していたんだったよな。


 で、藁にもすがるように相談したのが、おれみたいな//(時間切れ)




 二回目

 お題『左の不動産』

 必須要素(無茶ぶり)『カレー』

 文字数『1053文字』 未完


 タイトル『普通に常連』


「らっしゃーせー」


 昼食に隣の建物で店をやっているカレー屋に入った。


 ちょくちょく食べにくる店だが、特別美味しいわけでも、不味いわけでもない。


 職場の不動産屋から一軒隣で店をやっていたから。たったそれだけの理由で常連になれる。


「あぁ、左の不動産屋さんの。いつもので?」


「はい」


「かしこまりました……チキンカレーとバターナン、あとラッシーね」


 顔見知りのパートさんが勝手に注文を通してくれる。あんまり会話をしたくない俺にとってはありがたいことだ。


 本当なら待ち時間も仕事をしたいところだが、個人情報も扱う仕事を会社の外でやるわけにもいかない。たとえ隣に店があっても。


「お待ちどうさま。ごゆっくり」


 ぼんやりしていたら料理が届いた。ひとまず、甘いラッシーから喉に流し込む。


 カレー屋の常連だが、俺は辛い食べ物があまり得意じゃない。むしろ、ラッシーみたいな甘いものの方が好きだ。


 チキンカレーを注文しているのも、比較的味がマイルドで食べやすいからに他ならない。この店の他のメニューは、俺からすれば辛いのばっかりだ。


 手でナンをちぎり、カレーに浸して口に運ぶ。


 うん、食べやすい。美味い不味いは置いておいても、いつも面倒になる食事を終わらせようと思うくらいには食べやすい。


 普段もテレビのカレー特集とかで見かけるが、実物は意外とデカいナン。細々とちぎってはカレーをすくって、ちぎってはすくって食べていく。


 時折ラッシー。甘めとはいえ、少しずつ辛くなっていく舌を中和するのにちょうどいい。


 食事にこだわりはないが、ゆっくり食べるよう心がけてはいる。以前は早食いだったが、喉に食べ物を詰まらせて死にかけた経験から、食べ物はきちんと噛み砕くようになった。


 ふと、すくったナンの上にチキンが乗っていた。歯に押しつぶされて、閉じ込められていた肉汁がカレーに染みる。


 普通だ。特別美味しくもないが、不味くもない。ちょうどいい味わいは、少しだけ俺の食を太くさせる。


「ごちそうさまでした」


 なるべくさらに残ったルーをさらって、綺麗に食べて手を合わせる。挨拶は大事だ。社会人として、誰がみていなくとも通さなければいけないマナーである。


 飲み物も無くなったので、水を一杯。氷が冷やしてくれた水は、味も何にもないのに美味しく感じられる。


 辛い食べ物は水分が欲しくなる。そういうのも、あまり辛いものが好きになれない理由だ。


 不意ににょういを//(時間切れ)


 内容も微妙でしたし、ちょっと疲れていたのかもしれません。


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