735回目 2021/3/19
タイトルがよくわからない物になりました。
一回目
お題『限りなく透明に近いガール』
必須要素(無茶ぶり)『おっぱい』
文字数『1370文字』 未完
タイトル『化学の発展は著しい』
「……できたわ! 透明人間になる薬!!」
「いや、無理でしょ」
化学部の部長が三角フラスコに入った緑色の怪しい液体を掲げるが、俺は絶対に眉唾物だと思う。
なんせ、古本屋で見つけた魔術書? らしき記述を翻訳ソフトにかけて見つけたレシピで作った、怪しさ爆発の代物だ。
そもそも化学部なのに出典元が魔術書って……科学の前身になった錬金術師じゃあるまいし。
こんな怪しい薬物で透明人間になってたまるか。
「というわけで、早速試飲してみないとね!」
「え!? 飲むんですかその怪しい液体!?」
「なによー、飲まなきゃ成功したかわからないでしょー?」
「まずは本物かどうかを疑いましょうよ……」
部長、根はいい人なんだけど時々ぶっ飛んだ事言ったりやったりするからな。
もっと念を押しとかないと、マジで気色悪い薬物を飲みかねない。
「ひとまず、それの検証は明日でいいんじゃないですか? 今日はカフェにでも行って美味しい飲み物で我慢しましょうよ。奢りますんで」
「ごっくん。え? 何か言った?」
「人の話聞いてくれませんかねぇ?!」
説得する前に一気飲みしやがったこの人!! 怪しいレシピ再現する行動力もそうだけど、怪しい色した液体を躊躇なく飲める胆力もすげぇな!?
「お、おおお!? なんか効いてきた気がする!!」
「大丈夫なんですか?! 体調に変化とかないんですか!?」
「体調……あ、胸が、熱くなってきた!!」
「ねぇ、それ本当に大丈夫なやつだったんです!? ヤバいなら救急車呼びますけど!?」
「まだ待って!! なんかこう、もうちょっとで透けそうな気がする!!」
「人生で一度も味わうはずのない感覚なんて、どうやったらわかるんですか!?」
ダメだ、テンパっててツッコミも追いつかない!
混乱して騒ぐだけだった俺だが、本当に部長の手先が透けてきたから絶句してしまった。
「うわっ! 見て! 本当に透けてきた!! すっご、これ本物じゃん!!」
「な、なに興奮してるんですか!! それ元に戻らなかったらどうするんですか!?」
「……あー」
「考えてませんでしたね!? そんなこったろうと思ってましたよ!!」
やばいやばい!! 偽物で体調を崩すのより、本物で体が消える方がマジでやばいだろ!?
たしか昔の洋画では、透明人間になった後で怪物扱いされて殺されてなかったか!? 記憶が曖昧だからわからないけど!!
「あ!!」
「部長!? どうしたんですか!?」
「どうしよう、薬の副作用かも」
「どんな些細なことでもいいです、教えてください!!」
「おっぱいが膨らんできたの!!」
「その薬どうなってんだぁ!??!」
最初は指先だけだった透明化が、もう腕全体まで広がっているところで出た謎のカミングアウト。
この魔術書の著者は一体何を考えてこんなレシピ書き残したんだ!?
透明化と豊胸効果って、マジで誰得な一挙両得狙ったんだよ!?
「どうしよう!? ブラがキツくなってきた!!」
「部長、一応俺も男子学生なんでそう言う実況はちょっと!!」
「どんな些細なことでも言えって言ったじゃない!!」
「女の子の胸がどうのとか男子に言うべきじゃないことくらい//(時間切れ)
二回目
お題『すごいエデン』
必須要素(無茶ぶり)『織田信長』
文字数『1018文字』 未完
タイトル『サボりゲーマーの語らい』
「何でソシャゲって萌え絵ばっかなんだろうな?」
「知らねーよ。ちょこちょこ出てくる劇画調のソシャゲやったらいいじゃねぇか」
学校の屋上の鍵を勝手に開けて侵入してる俺たちは、フェンスに寄りかかってスマホをいじっていた。
特に理由はないが、なんだか授業がかったるかったからサボっている。
俺もこいつも面識はないが、たまたまサボりたかった日が被っていた。
こいつの方から話しかけてきたのも、そんな気まぐれの延長だろうな。
「だってほら、見てみ? これ織田信長だぜ?」
「あー? あー、教科書の絵と全然違うよな。っつか本物おっさんだし」
「特に武将の中で有名だからか、織田信長はいろんなゲームとか小説とかでキャラ崩壊させられてるよな。かわいそうに」
「そこ憐れむところかぁ? 有名税ってやつだろ? 知らんけど」
ちなみに俺が起動しているのはバックギャモンアプリ。面白いのかどうかは別にして、名前が聞いたことあったからダウンロードしてみた。
すごろくみたいなルールっぽいが、正直よくわからん。無料でやってよかった。
「他にも歴史上の偉人とかが、本人や親族の許可なしに美少女萌え絵にさせられて、こうして一般大衆の目に晒されてるわけだ。これ、下手したら名誉毀損で訴えられるんじゃないか?」
「でもそれ、死んだやつにもいけんのか? まあ、本気で考えてる奴なんていないだろうけど」
つまらなかったのでアプリは削除し、いつも通り無料で入れた麻雀アプリを起動する。
時間潰しはやっぱり麻雀だな。実際の卓で打ったことないから、点数計算を自動出してくれるゲームは助かる。
「ゲームの名前も『エデン・パラダイス』だって。意味被ってんじゃん。ここの制作会社、何考えてんだか」
「さっきから妙にソシャゲの話ばっかしてっけど、好きなんじゃねぇのか? やたらディスってるが、だったら別のソシャゲやりゃあいいじゃねーか」
なんかこいつのソシャゲ語りがそろそろ面倒くさくなったところで、俺は意識を麻雀に集中させようとする。
話しかけんなアピールをしたつもりだったが、こいつはなおも突っかかってきた。
「いや、別にこのゲームを悪く言いたいわけじゃなくて、純粋にゲームの良さが伝わらないことがイライラするんだ。ゲームそのものは面白いのに、こういう足を引っ張る要素で敬遠されるのは、ゲーマーとして悔しいじゃないか」
「//(時間切れ)
たぶん無題でも投稿できるっぽいですけど、これも練習と割り切ってタイトルは付け続けています。しっくりくるのは、ほとんどありませんけど。




