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725回目 2021/3/9

 もうお題が難しかったです。


 一回目

 お題『それいけ検察官』

 必須要素(無茶ぶり)『ラストで死ぬ』

 文字数『954文字』 未完


 タイトル『アンリアリティ・リアル』


「容疑者ほっぽって何してるんですか?」


「一度やってみたかったんだよねー。ほら、知らない? 昔やってた検事のドラマ」


「あれ、エンタメですからね? それと、名目上は捜査の一環でしたが、あなたのはただ仕事をサボってるだけでは?」


「うわ、辛辣。それに考えが固いなぁ。事務官さんはもう少しリラックスして生きたほうが気が楽だよ?」


「余計なお世話です」


 あはは、と明らかに笑うのが担当検事だなんて、未だに納得がいかない。


 彼が言うドラマは私も見たことがある。夕方のテレビでドラマの再放送枠があったから。


 面白かったのは認めるけど、創作と現実をごっちゃにされても困る。


 ドラマでは軽くコメディとして表現されていたけど、割り振られた案件を溜めると本当にろくなことにならないのだ。


 同じ支部で仕事してる同僚からも睨まれるし、所長からお小言もらってもダメージは私しか負わないし。


 ドラマの受け売りで感じになった、みたいなことを以前にも言っていたけど、本当にのらりくらりと腹が立つ。


 そこで優秀じゃなかったらはっきりと文句が言えるものを。


 仕事ができるのはいいことだが、仕事の仕方まで参考にしなくてもいいだろうに。


「現場はここ?」


「のようです。被害者の部屋、管理人さんに聞いてみますか?」


 ここは結構古びたアパート。数ヶ月ほど前に殺人事件があった現場で、検事として尋問している容疑者が事件を起こした場所でもある。


「鍵は?」


「一緒に聞いてきますよ、検察官には警察ほど捜査の権限はないので、聞いてもらえればいいんですけどね」


 相変わらず人使いの荒い人だ。


 資料の中から管理人の連絡先を見つけてまず電話。二、三のやり取りであっさり許可を取れたため、合鍵を持っている管理人さんを少々待つことに。


「というか、大体の証拠品は警察が持っていっているんですから、警察署に行った方が早いんじゃないですか?」


「念のためだよ、念のため。もしかしたら小さなヒントが落ちてるかもしれないしな」


「そういうのを隈なくチェックしているために、鑑識さんがいるんでしょう? あ、ほら、管理人さんきてくれたみたいですよ」


 雑談で時間をつぶしていると、一台の車が駐車場にはいって//(時間切れ)




 二回目

 お題『運命の会話』

 必須要素(無茶ぶり)『節分豆』

 文字数『1094文字』 未完


 タイトル『この世のゾンビはオカルト特効』


「そういえば、なんで節分って豆を撒くんだ? 散らばって掃除も大変だし、あんまり美味しいもんでもないだろ?」


「えっと、確か炒った豆には魔除けの効果があるとかないとか、って聞いたことがあるよ。本当かどうか知らないけど」


「ふーん、だから『鬼は外、福は内』なのか? 鬼はともかく、福は呼ばないだろうに」


「家内安全が福ってことじゃない?」


 そんなことを話してたのは、いつだったか。


 思い返してもくだらない会話だったと思う。単なる思いつきで話してたんだから、意味もほとんどなかった。


 まさかそんな豆知識が、将来の自分を助けるなんて思ってもみなかったけど。


「うぉらぁ!! おい、まだ補充はできないのか?!」


「今やってるよ!! 火にかけてすぐできるもんじゃないのは知ってるだろ!? もう少し保たせて!!」


 小さな家を拠点に防衛戦をして、一週間も無事だったのは奇跡だろう。


 家の壁を隔てたすぐ近くには、ゾンビに変わり果てた人間たち。


 ある日突然、この国はゾンビが蔓延する地獄に変わった。


 昔のホラーゲームみたいな設定と笑うこともできない。こいつら、本当に接触感染で増えるみたいだから。


 だが、わかっていることは本当にそれくらいで、俺と弟が持ってる情報はほぼ無いに等しい。


 なにせ、地震や津波みたいに警報や速報が出たわけでもなく、いきなり日常に食い込んできやがったんだ。


 事前に心構えなんかできるはずもなく、あっという間にゾンビたちにやられちまった。


「おら、食らえっ!!」


 微妙に知恵があるゾンビどもは、鍵がかかってなければ扉のノブを握って普通に入ってくる。


 窓も平気で破ってくるから、拠点にしたその日に板と釘で塞いだ。


 それでも侵入してこようとするゾンビどもには、自作した節分豆をぶつけてやる。


 本当に魔除けの効果があるのかは知らないが、いろいろ試した結果これが一番効果があった。


「ごあああっ?!」


 現に、一握り分の節分豆をぶつけられたゾンビは、苦しそうな声をあげてその場にうずくまる。


 時間差はあるが、しばらく放置してたら動かなくなるだろう。


 最初はホラーゲームにあるような、頭を潰せば倒せると思っていたが、このゾンビどもは無駄に頑丈だった。


 シャベルで頭をぶん殴って、首をもいでも動いてた時はもうダメだと思ったな。


 それで手を出したのが、インチキくさい魔除けアイテム群。


 節分豆の他にも、十字架とかミネラルウォーターとかファブリーズとかも、意外と効果があって驚いた。


 その中でも、ちかくに//(時間切れ)


 あと地味に『節分豆』は登場のバリエーションが少なくて厳しい無茶ぶりなんですけど、エンカウント率が高くて戦慄(せんりつ)してます。


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