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718回目 2021/3/2

 前回の投稿から、私は開き直って内容に感想を書くのをやめました。


 一回目

 お題『不幸なヒーロー』

 必須要素(無茶ぶり)『パスタ』

 文字数『1173文字』 未完


 タイトル『微力なヒーローは火の粉を見上げる』


「ありがとうございました!」


「助かりました、本当に、あなたがきてくれなかったらどうなっていたか……」


「いえ、こちらこそ到着が遅れてしまい、申し訳ありませんでした。みなさん、無事で良かったです」


 ……少し離れた場所から、なんか色々聞こえてくる。


 俺はというと、消防隊の人たちが来てくれるまでの奮闘も虚しく、道路に伸びて熱を浴びた体を冷やしていた。


 そうだよなぁ、素人が首突っ込んだら怒られるだけだよなぁ。


 首を少し動かして、さっきまで燃え盛っていた家屋を見上げる。


 俺が気づいたのは、偶然家が近所……というか隣だったから当たり前か。


 買い物帰りで今日はパスタでも食うかー、なんて呑気に構えていたところに、ボロアパートの隣家が火事で大騒ぎだから何事かと思った。


 まず最初にやったのが、一人で持ち運べる大きさの貴重品持ち出しだった。


 結果的に延焼しちまったが、帰宅してすぐはまだマシだったから、時間が許す限り自分の財産を守ろうと行動したまで。


 リュックに詰めた貴重品を背負うと、次にボロアパートの住人に声かけ。


 普段から近所付き合いなんてなかったが、緊急事態にそんなことも言ってられない。


 一軒一軒チャイムを鳴らし扉を殴って、まだ火事に気付いていない人に注意喚起をして回った。


 何人か耳が悪い爺さん婆さんがいた時は肝を冷やしたが、なんとか全員外に連れ出すことに成功する。


『誰か、誰か助けてください!!』


 そうしたかと思うと、今度は出火元の奥さんらしい人が悲鳴を上げた。


 要領を得ない叫び声を翻訳してみると、どうやら中に娘さんが取り残されているらしい。


 ドラマかよ、なんて思いながら探したのはバケツだった。それこそ、ドラマみたいに家の中に飛び込もうとしたんだよな。


 実際、考える間も無く水をかぶった俺は家の中に入った……数秒で無理だと悟ったが。


 テレビじゃ何度も見た火災の現場だが、実際の怖さも熱さも半端じゃなくて、たったバケツ一杯の水を被った程度じゃすぐに蒸発しちまうくらいの勢いだったんだ。


 もう一度トライするか悩んでいるところに、消防隊が到着して無事鎮火してくれたわけだ。


 で、髪やら服やらがちょっと焦げた俺は、無駄足になった勇気と一緒に自分の行動を振り返っていたわけで。


 我ながら、あそこまで人を助けようとする行動をとるなんて意外だった。下手すりゃ死んでてもおかしくないことも、躊躇せずやっちまったんだし。


 まあ、おかげで買ってきた食材やらなんやらを含め、アパートの家財道具とかは全滅したっぽいんだけど。


 火災保険とか入ってなかったんだよなぁ……入居時にそんな説明あったっけ?


 あ、やばい。俺、出火元のかぞくよりつんでるじょうきょうかもしれ//(時間切れ)




 二回目

 お題『嘘の冤罪』

 必須要素(無茶ぶり)『Twitter』

 文字数『780文字』 未完


 タイトル『四季の彩場』


 四季を同時に味わえる場所を見つけた。


 ……そんな文言が、ある日Twitterに浮上した。


 添付されていた画像には、確かに一つの画角で桜が舞い、青葉の大樹に蝉が止まり、紅葉とイチョウが落ちこぼれて、積もるほどの雪が姿を見せていた。


 その画像は話題になった。よく作られた合成画像として。


 誰も発言そのものを鵜呑みにした者はいない。CGでいくらでも映像を加工できる時代なのだから、幻想的な世界は現実的な虚構と捉えられるのが常だ。


 しかし、この言葉を残した人物は否定した。


 本物の景色だ。間違いなく実在する、と。


 誰もが彼、または彼女を嘘つきと呼ぶのに、そう時間はかからなかった。


 ひとところに四季が集まる。想像するのも難しい絵空事を真に受けるのは、現実を知らない子どもばかりであった。


 彼、あるいは彼女の頑なな態度はやがて反発を生み、非難する言葉が増え始めた。


 加工技術が高いのは認めるが、それを現実と言い張るのは頭がおかしい……文言は違えど、たいていそうした罵詈雑言が並ぶ。


 やがて、四季の画像と言葉を残した人物はTwitterをやめ、全ての書き込みを削除した。


 他の者たちは『逃げた』と口々に彼、あるいは彼女を嘲笑し、大勢で一人を追い詰めた勝利に一時の憂鬱感を得た。


「……やっぱり、やめときゃ良かったのに」


「…………ごめんなさい」


 ある八月のとある場所で、春の日差しが柔らかな芝生の上で、少年があきれたようにスマホを地面に投げ出していた。


 傍らの少女は随分と落ち込んだ様子で、少年とは断絶された空間の中に作られたカマクラから声を漏らす。


 少年と少女の間には境界線があった。春と冬をまたぐ、明確であり得ない境界線が。


「お前が撮影したのは、確かに絶景スポットだ。それは俺も認める。しゅんかし//(時間切れ)


 実質『即興小説』で書いた時間をこの投稿に転写するだけなので、個人的には時短(チート)と呼ぶことにします。


 もう毎回のように似たような感想を書くだけになってて、飽きてきたんですよね。いっそ短編をコピペした方がまだバリエーションができるといいわけもしておきます。


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