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701回目 2021/2/13

 また少し更新が停滞しましたが、代わりに二日連続で完結できました。


 一回目のお題は『彼女と映画館』。普通に考えたらカップルのデートでも書いて、少しイベントでも起こせばいいかな? くらいの簡単な部類のお題といえた。


 が、必須要素(無茶ぶり)にぶち込まれた『囚人』がすべてを台無しにする。少なくとも『映画館』に『囚人』を入れる、微妙にシリアスな空気を強要されるのが確定した。


 とはいえ、あんまり一般的なシチュエーションでもないため、何ともストーリーを描きづらい。やれることと言えば、『一般人に装った囚人』の目線で書こうと思いついたくらい。


 すごい簡単な叙述トリックで、地の文で入れるモノローグから少しずつ違和感を出していく方針で、『出所後すぐの娯楽に映画館に行きファストフード店で食事する元囚人』を書いていった。


 昨日分と違って文字数制限はなかったものの、ちょこちょこ筆が止まりつつ書いていったのもあって『1017文字』と文字数はそれなり。


 ただし、この短編は完結させられたというのが私の中で大きい。地味に連続で完結作品を出せたのは久しぶりだったので、普通にうれしかった。


 が、内容は昨日と比べれば納得には遠い。最終的には犯罪思考が抜けずに、また新たな罪を犯そうとする男の心情を書いただけで、意外性が感じられなかったし。


 情報を出すのも甘く、たぶん『囚人』だったと作中で暴露してもあまり効果がなかったのではないか? と演出面での不足も感じた。


 あまり高すぎるハードルを用意しても越えられないのはわかっていながら、できることに目を向けられないのも事実で、要求はエスカレートするばかり。


 ひとまず完結はさせられた、ということだけが慰めにはなるだろう。悪くはなかったはずなのだが、良くもなかったのは自分の中でしこりとして残った。




 満足感と不満を少しずつ覚えつつ、二回目の『即興小説』を書いていった。


 お題は『猫の医者』。普通に『獣医』か? とも思ったがわざわざ『猫』の指名を入れてきたのでもう少しぶっ飛んだ解釈にしたいと思ってしまった。


 そのために、この話の中心を『猫の頭をした獣医』という、文字ではわかりづらいヴィジュアル重視のキャラ付けでボケをしてしまった。


 しかも、必須要素(無茶ぶり)がコメディ色を強める『ラストで死ぬ』とかいうオチ指定だったのも、奇妙な設定でいく覚悟を早々に固める要因になった。


 ばからしいコメディでいこうと決めたところで、さてどう話を展開させるかで迷う。『獣医』なんて、テレビのドキュメンタリーっぽいものでしか見たことがない。


 しかも、私が見たことがあるのはニュースや情報バラエティ的な番組の特集などで見られる、ミニコーナーの内容ばかりだ。


 内容も情報も記憶も薄いところから、いかにして『獣医っぽさ』を出せるかにかかっている。ひとまず、大まかに『頭が猫の医者に診察されたが最後に死んだ』、という身も蓋もない流れで書いてみることにした。


 ほとんどアドリブで間を埋めるために執筆していったようなもので、『1201文字』と文字数は稼げたものの時間切れで完結はさせられなかった。


 今回は『獣医』だけが(肉体的にも精神的にも)頭がおかしい設定で走ったので、患畜(かんちく)をつれてきた飼い主が終始ツッコミっぱなしだった気がする。


 コメディ路線で、と決めたのは私だし思いつくまま書いたのも私だが、もう少し話を進ませるような書き方でも良かったと思う。


 まあ、アドリブでボケやツッコミを瞬時に考え続けるのもしんどいっちゃしんどいのだが。コメディっぽい内容は、私のテンションによっても書ける日と書けない日があるし。


 ひとまずノルマは達成できたので、そこだけはよしとしておこう。次もがんばろう。


 どちらも犯罪者ネタだったのが少し気がかりですけど、書けたのは事実なので目をつむることにしましょう。完結万歳!


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