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698回目 2021/2/10

 今回はやりにくさがハンパなかったです。


 一回目のお題は『愛の喜劇』。ひとまず『ラブコメ』と脳内変換しておいたら、だいぶハードルが下がった気がした。ジャンルとしては広い指定なのがネックだけど。


 それに、必須要素(無茶ぶり)が『TOEIC』と久々に面倒くさい必須要素が戻ってきたのがさらなる足かせになった。受けたことのない試験を取り入れるの、本当に難しいので。


 方向性はすぐに決まったのはまだ救いだったが、肝心の中身はそれほどすぐに思いついたわけでもなく。特に『TOEIC』をどう扱うかで迷いが多かった。


 そうしている内に浮かんだのが『予備校』だったので、『好きになった相手が自分より成績が上だったので、どれか一つの試験でも勝てたら告白すると決めた万年二位』を主人公にラブコメってみた。


 だいぶラノベっぽさ全開のラブコメを書いた気がする。まあ、導入部分だけなので雰囲気だけになるけど。


 最初の構想段階で手こずったのもあってか、『1010文字』と最近の文字数にしてはやや少な目になった気はする。もちろん、完結には至っていない。


 どうして学校で競うみたいな形にしなかったのか? と今になって思う。まあ『TOEIC』という、学校生活では能動的に動かないと受験しない科目だったのが大きいか。


 私のイメージではあるが、予備校だと各種受験に関わりそうな試験の案内は積極的に出していて、成績がいい人ほど各種模試も受けているだろうから『TOEIC』もやってるだろう、と思っている。


 それに点数はともかく、相対的順位となると大々的に張り出すようなことを最近の学校じゃしない印象もあった。予備校だと、競争意識を高める目的で成績優秀者の点数や順位を張り出す文化が残ってそうな感じがしたのも大きい。


 そこから、『あんまり話はしないけど成績で競っているから気になりだした』というシチュエーションを妄想し、しばらく奮戦した後で恋に落ちた状態をスタートラインにしたわけだ。


 バックボーンもそこそこ組まないと書けないのか、と我ながら思わないでもない。やっぱり設定があった方が書きやすいのは事実だ。


 とはいえ、即席で設定を作ったり捨てられたりしてきたためか、大まかなストーリーを作る早さはあがってきた気がする。文字数にも反映されているみたいだし、成長はしていると思いたい。




 自分の成長を文字数以外で感じられないという事実には目をつむりつつ、二回目の『即興小説』を考えていく。


 お題は『犬の草』と何とも意味不明なワード。最初は『道草』と変換したが、『犬』との関連性がなかったのですぐに打ち消す。まあ、『犬の散歩』と『マーキング』が出てきたのでそちらを採用したが。


 だが、必須要素(無茶ぶり)の『二人称』で設定に詰まった。お題だけなら飼い主を主人公にして、ただ『犬』を散歩させればいいかな、くらいに思っていたが『二人称』だと難易度が上がる。


 主人公を『飼い主』にすれば『二人称』の視点主は『犬』になるし、『犬』を主人公にすれば視点主は『飼い主』になる。


 前者と比べれば後者がやりやすいのは当たり前だが、『犬』を観察するだけでストーリーになるのか? という疑問は拭えない。


 だったらいっそのこと、『犬の散歩をしている人間』を『二人称』で観察し描写した方がまだマシなのではないか……そう考えて、視点主を新たに設定することにした。


 紆余曲折を経て、ようやくまとまったプロットが『公園の中に生えている古い樹木の目線から、公園に訪れる人々を観察する』、という無機物視点の話になった。


 我ながら、何とも微妙なストーリーにしたものだと思いつつ、だいぶ口調を古めかしいものにしたのも相まって『810文字』しか書けなかった。


 もちろん完結せずに終わってしまったし、終わりもぜんぜん見えていなかった。雰囲気としては、いつも高遠にいるじいさんが周囲を観察している、程度の話になってしまっていて面白味も薄い。


 まあ、ストーリーっぽいものができただけでも上々だと思っておこう。これは途中で思考放棄しかけたほどの難産だったので、不格好でも形になっただけでうれしい。


 次からはもっとやりやすいと感じるワードを選んでくれたら助かるが、ランダム生成ガチャには神も仏も存在しない。せいぜいやりやすい言葉かくるのを願うとしよう。


 何も思い浮かばないと、普段はやらない無機物を視点主にしたやり方を選んでしまいます。人間にこだわると、それこそ何も書けなくなりそうなので。


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