697回目 2021/2/9
またしんどくて書くのが遅れました。
一回目のお題は『今日のゲストはお別れ』。『ゲスト』として読んでいるくせに『お別れ』なのか? と話の流れがつかみきれずに首を傾げる。
また必須要素(無茶ぶり)が『マフィン』とあったので、『ゲスト』と絡めて催し物をすれば状況に合致するか、と舞台を絞る作業からはいった。
まず浮かんだのが『誕生日会』だった。滅多にないことだが、セレブ系の家だと外部から人を雇ってパフォーマンスをさせたりするので、全くない訳じゃない。
『お別れ』というのも、パフォーマンスが終わったら報酬を渡してさよなら、みたいな形にすれば整合性はとれる。少々ドライだが、金持ちの道楽は貧乏人にはよくわからないものだし。
ただ、普通にセレブを祝うだけだとなんかつまらないと思ったために、最終的なプロットが『何かの手違いで豪華な誕生日会の主役になってしまった女子高生が、終始戦々恐々とする』、みたいな内容になった。
非現実的な内容だが、ラノベみたいなものを書いている身としてはある意味あるあるな流れでもあるか、とも思ってしまう。現実味がないほどラノベっぽくなるのが、一つの特徴みたいなものだ。
なんて適当なことをいいつつ、いろいろと主人公にツッコミをモノローグで入れさせていたら『1241文字』とそこそこの文字数になった。完結はしていない。
物語としてはあまり大きな動きはなく、一つ大きなサプライズがあっただけで単調と言えば単調か。オチもあまり考えていなかったので、尻すぼみな感じは否めない。
個人的には、短編でも二つくらいはどんでん返しみたいな意外性をほしいところ。エンタメ要素に振り切るなら、それくらいしないと面白味に欠ける。
それを意識的に仕込めるほどの技量はまだないにせよ、練習みたいなものではいくらでも挑戦できるし、匿名だからいくらでも未完成品を放置できる。
そういう気軽さを利用して、どんどん失敗していければいい。まあ、自分のやりやすいお題に当たればの話だけれど。
あんまり相性のいいお題と当たらなくなってきた最近を振り返りつつ、二回目の『即興小説』を振り返ってみる。
お題は『複雑な電話』。あんまりイメージしづらかったが、内容が『複雑』なのだろうとあたりをつけて考え始める。
ただ、必須要素(無茶ぶり)が『フォロワーたちが○し合い』だったので、『電話』なのか『SNS』なのかどっちなんだ? とすぐに混乱することに。
『○し合い』については、もうそのままの言葉を当てはめることにして、いわゆる『バトルロワイヤル』に近い『デスゲーム』の設定でいこうと決めた。
それが一番イメージしやすかったのもあるし、それ以外に妙案が出てこなさそう立ったのもある。『○し合い』の大喜利で面白い言葉が浮かべば別だったのだろうけど。
そういう方針から、プロットは『異世界にとばされると噂のアカウントをフォローした後、知らない間に友人と無人島につれてこられ、フォロワー同士で争うことになってしまった』、というもろ『バトルロワイヤル』を拝借した設定になってしまった。
まあ、何も書かなかったよりはマシか、と思いつつ『デスゲーム』開始直後の様子から描いて『1231文字』を埋めることに成功した。完結はもちろんしていない。
書き方としてはちょっと面白いやり方ができたかな、とは思うが設定面ではやはり雑さが目立つ。あんまり気にしすぎていると何も書けなくなるので、細かすぎる目は控えたいとも思うのだが。
書き進めている内に、普通のリアルよりな『バトルロワイヤル』というよりも『○にも奇妙な物語』に近い、ちょっと不思議な要素も加わったのでラノベっぽくなった。
このまま書いてもあんまり面白くはできなさそうな雰囲気はしていたが、最後まで書けたらいい練習にはなったのだろうか? と思う部分もある。
完結させて経験値を稼ぎたいと思ってはいるので、そろそろ『即興小説』で数を打つより腰を据えて自分の小説を書きたいと思っている。
これを書くときには、すでにいろいろと体力を消耗してしまっているので、また明日でいいやなんて先送りにしてしまうのだけれど。
まあ、やれるだけやれる範囲でやっていこう。
いちおう、『即興小説』を毎日書くのは続けられているんですけど。どうも『文楽』を書く意欲が低下している感じがします。
日記のようなものでしたが、やっぱり二年近くになってくると飽きがくるのかもしれませんね。




