690回目 2021/2/2
昨日は少々寝不足で気力が持ちませんでした。
一回目のお題は『くだらない解散』。そういえば『バカヤロー解散』というのが、昭和の内閣にあったようななかったような。
いずれにせよ、国会についてさほど知識のない私に『衆議院解散』的なことは書けない。路線はもっとマイルドにするべきだろう。
なお、必須要素(無茶ぶり)は『しゃっくり』だったが最後までその要素は出せなかった。唐突でもタイミングさえあればできたアクションだったが、結局差し込むことはかなわず。
ひとまずお題の『くだらない解散』をどう表現するかで頭がいっぱいになっていた。コメディチックな話にするべきだが、肝心の『解散』の中身が思い浮かばない。
かろうじて出てきたのが『オフ会』だったので、多少無理があるのは承知で『ネトゲのオフ会で駅に集まったメンバーだったが、誰一人地図が読めず予約した店にたどり着けなかった』、というよくわからないシーンになった。
なぜそうしたのか今になっては不思議だが、いきなり六人ものキャラクターを出した上にそれぞれキャラ付けをしようとする狂気の所業を『837文字』まで書いていた。
もちろん時間切れで終わり、間に合わせの設定を三人ぶん書けただけだった。これは、正直読み直すのにも勇気がいった短編になる。
行き当たりばったり感が今までの比じゃなかった。『くだらない』の言葉からコメディ色を強くしようとしたこともあって、だいぶ無理にボケたりつっこんだりしていた気がする。
結局とっちらかった内容になったため、どうしていれば良かったのかもわからなかった。ひとまず、短編にするならキャラを絞るべきだったのは言うまでもない。
焦ったことでやっちまった暴挙に目を覆いつつ、二回目の『即興小説』を読み直してみる。
お題は『ナウい雨』と、これまた珍妙なワードをぶつけられた。『ナウい』ってすでに死語だし、かといって令和と平成前期で『雨』を比べるっていうのも意味が分からないし。
さらには必須要素(無茶ぶり)が『どんでん返し』と、物語で言う『逆転劇』をもってこいと無茶振りされた気分になって混乱に拍車がかかる
短編でさえ、序破急みたいな緩急がつけられないのに無茶を言う。後マジで『ナウい雨』ってなんだ? 地球温暖化を引き合いに出して『酸性雨』でも出せばいいのか? と迷走が続く。
思考が詰みかけたところで、ふと思い直す。別に現実をベースに書かなくてもいいんじゃないかと。
だったらファンタジー、となるところだが少し思いとどまる。不思議な『雨』なら書けないこともないだろうが、『ナウい雨』となると今っぽさや現代風みたいなイメージを持たせなければならない。
そこから、苦肉の策としてSF風の世界をベースにあり得ない『雨』を降らせてみることにした。その連想で浮かんだのが、『虹色の雨』だった。
何とかか細いイメージを膨らませ、プロットが『疑似的に地球環境を再現したコロニーの住環境を管理するAIが、学習目的でインターネットに接続されたことによりむちゃくちゃな自然環境を出力しだした』、みたいな内容になった。
ちょっとコメディっぽい感じにも聞こえるが、それを語る主人公の一人称ではかなり文句タラタラだったのでシリアスよりといえなくもない。
ほぼモノローグで文句をつけるだけのグチに『1014文字』書いたところで時間切れとなった。日記みたいな内容なので、面白いかどうかは不明。
とはいえ、内容的にはライトSFっぽいものができた気はする。少なくとも一回目の出来と比べればかなりいい方だった。
まあ、サイトを利用した時間が悪かったのかあまりいいお題には当たらなかったのは残念だ。あまりお題などのせいにしたくはないが、それでも限度はある。
私の能力を超えた無茶ぶりなんて、応えられるだけの下地がないのだから。知識・技量不足は痛感するが、それ以上にめちゃくちゃなお題をよこしてくれるなと声を大にしていいたい。
もう多少の疲労でも体が動かなくなるような年齢になったかと思うと……感慨、深いです……(泣)。




