688回目 2021/1/31
久しぶりに『即興小説』以外の話題でも書こうと思います。
この日、期限切れが危ぶまれたdポイントを通販で消費していた一冊の本が届いた。
ポイントの量と、適当に興味のあるジャンルの本を選んだだけだったが、意外と面白くていい買い物をしたと実感している。
いわゆる資料本の一種で、戦争の戦略や戦術に関する初心者用の解説をしてくれている本だ。構想段階では大規模な戦争を描こうと考えていても、本格的な戦略・戦術については勉強していなかったので選んでみた。
ラノベ作家目線とはいえ、実際にあった戦争の解説を見るとわくわくするものがある。勉強しないとな、と思ってもネットだと自分から具体的な戦争の例を見つけて検索しないと難しい。
その点、商用書籍になった本は、思いっきり一つのトピックに重点を置いた専門書は別にして、いくつかの例を網羅的に解説してくれるのでわかりやすい。
簡易図ではあるが画像もあるのでイメージもしやすいし。何より、戦局の変化によって軍隊がどう動いて、兵士たちの心理がどう動いたのかが解説を見て想像できるのが面白い。
まだ届いたばかりで全部を読めておらず、古代の戦争しか目を通していないので戦略・戦術の変遷まではわからないが、一通り目を通してみたら見える世界が変わってくるかもしれない。
どうしてもラノベだと、戦争というには規模が小さい規模の戦いしか書くことが多くなる。いろんな場所で勝敗や思惑が複雑に混じり合う戦記のようなジャンルは、ラノベに落とし込みづらい要素が多いし。
それに、普通に生活していたら戦いの範囲なんて戦術的な広さしか視野に収まらない。戦争中はもとより、戦争前や戦後の政治的な動向まで目を向ける戦略的な視点は、こういう資料がないとまず身につかない。
そういう知らない範囲のことを知る楽しさを、久しぶりに思い出せた気がする。最近はやることが固定されてきて、インプットの刺激に新鮮さが欠けていたのだろう。
いつかは飽きるかもしれないが、飽きるまではいろいろ読み進めてみようと思う。今回の書籍購入で思い出したが、古本屋で購入した未読の資料本も山のようにあることだし。
ついでに以前購入していた魔術・魔法の本も目を通してみたが、中世の魔女狩りの項目でめちゃくちゃ気分が悪くなった。腐ってんな中世のキリスト教、という感想しか浮かばなかったし。
宗教は本当、力を持ちすぎて腐敗するとクソだなと思ってしまう。こういう負の情報を取り込むのがしんどくなってしまうメンタルになってきたので、資料本を読むのもハードルがあがってる気はする。
まあ、楽しめるときに楽しめれば娯楽感覚で情報を頭に入れられる。メンタルがやられやすい私にとっては、意欲が高まるフィーバータイムは貴重だ。
このモチベーションが高まっている内に、いろいろ読み進めていこう。これでもう少し、自分の小説に広がりや奥行きがでたらなと、希望的観測を抱いておこう。
なお、今回の『即興小説』は一回目のお題が『思い出の内側』で、必須要素(無茶ぶり)が『グーグルマップ』になり『990文字』書いて時間切れ。
二回目はお題が『理想的な料理』で、必須要素(無茶ぶり)が『とんかつ』、『1072文字』書いて未完になりました。




