650回目 2020/12/24
一気に書いても終わりそうな気がしない感覚、学生時代の長期休暇で渡された課題を思い出します。
一回目のお題は『秋のダンジョン』。個人的に『ダンジョン』をメインに扱ったことがなかったので、まずどう書こうかで悩む。
さらに、必須要素(無茶ぶり)が『九州』といわゆるローファンタジーよりのジャンルならなおさらだ。『なろう』でもあまり読んだことないジャンルであり、手探りでやるしかないかと腹をくくる。
事前情報やインプットが浅いため、とにかく印象をそのまま形にするくらいしかできない。『九州』もほとんど行ったことがないので、あまり詳しく描写もできない。
ふわっとした世界観設定を書きつつ、『「大変革」と呼ばれる世界中の異変からダンジョンが出現し、人々はダンジョンを消失させるため日々奮闘する』という流れで書いていった。
世界観を書きながら考えていたこともあり、地の文でそこそこ文字数が稼げたのか『969文字』はいったが、時間切れで完結はできず。
一気に書いていた時にも思っていたが、私の書き方は長編がベースになっていることもあり、説明に結構な文章量を使ってしまう。
短編に向かない書き方とは思いつつ、短編のように短い描写でいろんな意味を含ませたり背景を想像させたりするのが難しい。
長編だと多少の文字数を費やして説明できるが、短編は短歌や俳句みたいに使える文字数が少ないからこそ、文言を省略して奥行きを感じさせる書き方が求められる。
要するに、文化が違いすぎてなじめないのだ。長編が書けるなら短編も書けるんじゃ、と思う人もいるだろうけど、要求される技術が異なるのでうまく書けるかは別問題なのだと実感する。
とはいえ、『即興小説』で短編の技術が身につくとも思えない。時間内に書くだけに意識が集中していて、クオリティを上げようと思う段階まで行かないからだ。
本格的にクオリティを意識するなら、やっぱり『4時間』とか長めに制限時間をもうけてやるしかなさそうだ。面倒くさいと思ってしまうので、たぶんなかなか手を出さないだろうけど。
短編って難しい、といいわけがましいことを思いながら二回目の『即興小説』を考えていこう。
お題は『興奮した即興小説』。メタ的にサイトそのものをネタにする感じで、一回目と同様にあまり試したことのないアプローチをすることになる。
なのに、必須要素(無茶ぶり)が『1500字以上2000字以内』なのだから完結はさっさと諦めるしかなかった。『15分』で『1500字』まで行ったことは一度もないので。
それはさておき内容はどうするか? という段で、実体験を混ぜればやりやすいんじゃね? と思ったのもあり『「即興小説」に出会った主人公の気持ちの変化』を書いていくことに。
若干、『即興小説』というよりも『小説執筆』そのものを始めた頃の思いも乗せているが、筆の勢いに任せたことなのでよしとしよう。
自伝的な内容も含むためか、『1068文字』とそこそこ文字数を稼げることができたものの、うまく短編としてまとめられなかった。いつも通りだけど。
うーん、これこそ日記みたいな感じになってしまったが、私小説なんてジャンルもあるくらいだしギリそれだと言っておけば通じるだろうか。
何か意図しておもしろくしようとかドラマを作ろうとかしていないので、特別フックになる場面もなく。
読み直してみれば、ほぼほぼ『即興小説トレーニング』のダイレクトマーケティングみたいになったのも、小説という形としてどうなのか? と思ってしまった。
ひとまず、書けたからオッケーというわけで納得しておこう。グチグチ言うのは止められないけど、最後は飲み込んで落ち着くようにすれば、後に引かない、といいなぁ……。
むしろ、日課も含めてため込む性質だから爆発したときにやっかいなのか……成長していないな、私は。
私は割とラストあたりまで残すタイプでしたね……学生時代から性根が変わっていないのがよくわかります。




