645回目 2020/12/19
スピードを優先させたら、お題とか無茶ぶりとか執筆中に忘れてしまいますね。
一回目のお題は『ぐちゃぐちゃの略奪』。やたら物騒な言葉が出てきたが、『略奪』という言葉や状況になじみがないせいかあまりイメージがわかない。
それなのに、必須要素(無茶ぶり)が『つけ麺』なので世界観が迷子になりそうだ。『略奪』って、いろんな意味で末期感がある状態だと私は思っているのだが。
ともあれ、『つけ麺』があるくらいだから舞台は日本でいいとして、後はどうするか? 『略奪』の言葉の強さからして、銀行強盗でもさせてみるか。
しかし、そうなると『つけ麺』との結びつきが弱い。まさか、銀行強盗の成功を祝って『つけ麺』を食うとかじゃあるまいし。
……と、そこまで考えたところでアイディアが降ってきた。『略奪』の犯人がダメなら、それを止める警察とかの強盗を止める側に『つけ麺』を食べさせればどうか?
そこから連想を続けていって、大まかなプロットとして『暴力で問題を解決してきたラーメン屋巡りが趣味の女が、休日にたまたま銀行強盗が発生したためつけ麺をまともに食べられず八つ当たりする』、というコメディだった。
ほぼノリで書き始め、途中から『つけ麺』の感想を長々と書き始めたあたりから「あ、これもう完結はダメだな」と確信して時間まで踏ん張る。
そうして『825文字』を書いたところで強制終了し、ほぼグルメ描写で短編を終えた。だってしょうがないじゃないか、主人公が『つけ麺』を気に入るとは思わなかったんだし。
知らぬ間に『好みど真ん中』と言い出したので、語りが長くなるなぁ……と気づけば遠い目をしていたと思う。
自分でもあんまりしたことないのに、モノローグで食レポしまくるこのキャラはいったい何だったんだ? と首を傾げるばかりだ。
まあ、キャラにとってのストレス展開に入る前段階だったので、こちらとしてもあまり負担なく描写できたのはよかった。
最近は暗い感情のキャラを書くと、こちらまで心が重くなったりするので、深く同調しすぎると厳しいところがある。ちょっと不便だ。
その分、キャラクターらしさを描けていればいいんだけど、ほぼ自分だけしか読者がおらず判断できないので何ともいえない。
少なくとも、書くのが少し楽しかったのは安心材料だろう。毎回、こういう感じで書ければいいのだが。
モチベーションに関してあーだこーだいいながら、二回目の『即興小説』にいってみよう。
お題は『可愛い冬休み』。『冬休み』はいいとして、『可愛い』ってなんだ? おっさんの私に『可愛い』を求めるとは、チャレンジャーもいいところだ。
それに必須要素(無茶ぶり)が『酢』と、掛け合わせ方が意味不明なのも悩みどころになった。『冬休み』に『酢』……ぱっとイメージがわかない。
さてどうしたものかと思っていると、『冬休み』から単純に子供が雪で遊んでいるシーンが思い浮かんだ。雪国出身者は違う反応かもしれないが、雪が滅多に降らない地域で生まれ育った私にとって、子供の頃の降雪は一大イベントだったのを思い出したからだ。
なので『冬休み』から雪遊びを連想して広げたのだが、『酢』から思いついたネタが非常にひどかった。
道路につもっている雪に『酢』をかけて『お○っこ』……思い切り幼稚な下ネタに全フリしてしまったと後悔はしている。
そんなこんなで、『ちょっとバカで運動神経がいい女の子と、理性的だけど運動オンチな女の子が遊んでいるシーン』をひとまず書いていくことに。
『お○っこ』ネタがかなりアレだったが、言葉はすらすら出てきた感覚がしていたので『915文字』ほど時間切れまでに書くことができた。
『可愛い』をどこまでできたかはわからないが、女の子を二人出せば可愛くなるか? という私の安直な考えが透けて見える。
結果、出てきたのは色物系だったし、もくろみは失敗したと思っていいだろう。『可愛い』ってなんだ? 哲学か?
まあ下品でも何でも、『酢』をある意味で有効活用できたのはよかったんじゃなかろうか? いや、自己評価なんてあてにならないので、どこまでネタにできたのかは知らないけど。
ひとまず、借金分を着々と返済できている気はしている。もうちょっと書いて、休んだ分をさっさと取り戻そう。しんどい。
記憶にぼんやりととどめる程度しかしていないので、書いている最中にどこかへ飛ぶんですよ、ワードが。
わざわざスクロールして確認するのも面倒なので、再確認とかあんまりしたくないんですけどね~。




