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642回目 2020/12/16

 引き続き負債の返済にいそしんでおります。


 一回目のお題は『奇妙な恋』。『奇妙な』、とついている時点でまともな状況ではないものを要求されていると判断。とにかくひねらないと、という走りでプロットを考え始める。


 そんなお題の必須要素(無茶ぶり)は、『豚骨ラーメン』だった。しょうがない、名前も性別も知らない主人公にはラーメン屋で『恋』に落ちてもらおうと即決する。


 ある程度の流れと背景が決まったところで、どういう風に話を進めていくのか? が疑問として浮き上がってくる。


 ……が、事前にストーリーの流れを考えるような内容でもないので、もう開き直ってアドリブで書いていこうと考える。ぶっちゃけ、考えるのが面倒くさくなった。


 そうやって書き進めていくと、だんだん『ラーメン屋で出会ったアルバイト店員に恋をした少女』が『出されたラーメンの虜になっていく』みたいな展開になっていった。なぜだ?


 まあ、偶然? にも『奇妙な恋』として違和感のない展開になったなぁ、と満足したところで『934文字』の段階で時間切れとなった。


 もう少し時間をもらえたら完結までいけそうな予感はしていた。オチとしては『バイトのお兄さんよりもラーメンへの思いが強くなって恋を忘れる』みたいな感じになっていただろう。


 アドリブでいきなりマジ気味の食レポを入れたからこそ、思いついた展開だった。自分としては面白そうな流れにできそうだと思えたので、ちょっと惜しい気がしてくる。


 つけるのが苦手なタイトルも、私の中では割とかっちり決まったものが選べたのでよけいにもったいない気持ちが強くなる。続きを書きたいか? と言われれば、うん、どうだろう?


 まあ、短編だからこそそう思えるだけかもしれない。ある程度の長さを書くとなると、やっぱりまだ手を進めようとする気になれない……のかも。


 あまり逃げ続けても戻れなくなるだけなので、どうにか踏ん切りをつけないととは思っている。いつになるかは、わからないが。




 結局、二の足を踏み続けてその場足踏みしかできない自分を情けなく思いつつ、二回目の『即興小説』を見直してみる。


 お題は『明日のデザイナー』。未来に立派な『デザイナー』になるだろう卵、っていうのが王道っぽい連想だが、あいにく『デザイナー』に関する知識など皆無に等しい。


 前に見たアニメの『ラ○ウェイで笑って』で、ちょろっと見たくらいか。創作物からの知識なので、浅いところもいいところだ。再現なんてできやしない。


 なので『デザイナー』の解釈を無理やりにでも変えるしかない、という方向性でいくことに。服飾ではないなにかを『デザイン』する人を『デザイナー』と呼べば、そこまで矛盾も生じないだろうと高をくくって。


 なお、必須要素(無茶ぶり)は『イケメン』と雑なフリをもらった。ひとまず、『イケメン』っぽいキャラクターを出せば満足なんだろ? と思考と停止させた。


 そうしてプロットを考えようとしたが、今回も考えるのがちょっと面倒になりアドリブでやっていこうと腹をくくった。最近、いろんなものをくくってばかりな気がする。


 気の向くままに書いていった結果、『タイムスケジュールをデザインする、という自称執事が家に現れて秘書みたいなことをし始め、自活能力がどんどん失われていって怖い』、みたいな話になった。


 完全にノリだけで書き進めていった割に、意外と文字数を稼ぐことに成功して『1036文字』を書いたところで時間切れとなった。


 今回の短編のように、有能な人のサポートを受けたら『ありがたい』よりもまず『ダメになりそうで怖い』と思ってしまうのは、私のネガティブ思考特有の現象かもしれない。


 自分で何でもできる――なんてうぬぼれはないものの、なるべく人に頼りたくないという考えが強く、『誰かに頼りたくない=依存したくない』なんて結論にたどり着いたと思われる。


 なのでこう、完璧超人的なイメージのキャラクターにはいろんな意味で猜疑の視線を向けがちである。作中のキャラクターでも、作者目線としても。


 あー、こういう全部のキャラクターを客観的かつ冷静に見れないところも、創作者としてダメな部分だと認識してしまっているようだ。


 また自責の要因が増えてしまった……ほんの少しでいいから、自己肯定感が高い人間になりたい。


 変な設定を思い浮かべる度に、王道やスタンダードを書けない体になっているんじゃないか? と錯覚してしまいます……マジで書けなくなっているかもですが。


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