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634回目 2020/12/8

 昨日分と引き続き、一気にまとめ書きした内容を振り返っています。


 一回目のお題は『彼女の悲劇』。『悲劇』シリーズは何回か書いてきた記憶があるが、やはり代名詞がくっつくだけだと自由度が高すぎてなにも思い浮かばないものだ。


 なので必須要素(無茶ぶり)を頼りにしてみると、『サッカーボール』が与えられる。『サッカーボール』で『彼女』……ぱっと浮かんだのが、『飛んできたサッカーボールが通行人に激突』であった。


 創作の中ではありがちなシチュエーションだが、実際に起こったら割と危険で面倒くさい状況だろう。野球の硬球とかだと殺傷力はあがりそうだ。


 まあ、令和になる直前くらいから、野球やサッカーを含む公園での球技が禁止されるところも増えてきたので、ある意味『懐古主義』的な内容なのかもしれない。考えすぎかもしれない。


 というわけで、プロットとしては『道を歩いていたらサッカーボールを頭に食らい、文句を言おうとしたら自分の好みドストライクの美ショタだったが、彼女持ちだったのでやけ食いしたら太った』、という『悲劇』ができあがった。


 なんか『風が吹けば桶屋がもうかる』の短縮版みたいなイメージが自分でもあったので、タイトルもそれを意識してみることに。


 実際に書いてみると、美ショタに出会うは出会ったもののギリギリ彼女が登場したところで終わってしまい、『985文字』での時間切れとなってしまった。


 珍しくプロット段階でオチが決まった短編だったので書ききりたかったが、描写で寄り道しやすい悪癖や単純な遅筆により思惑ははずれる。


 まあ、そこそこ書けただけでも満足しておこう。投稿時にはもう日数にして二日ほど音信不通だったのだから、『即興小説』をやった、という事実だけで進歩だと思える。


 飽きたとかやめたくなったわけではないが、心身の体調が悪くなると書けなくなるときもある。今回は身体的(単なる寝不足)だったが、体調管理の大事さを改めて理解させられた。


 鏡で見た自分の顔にひどいクマがあったのが、個人的に衝撃だった。あまり鏡を見る習慣がなく、目に見えてやつれてる感があった自分にびっくりしたのだ。


 もう若くないのだから、健康には人一倍注意しよう。そう思えた不摂生だった。




 よくわからない結論に到達しつつ、二回目の『即興小説』を読み直してみよう。


 お題は『漆黒の闇に包まれしババァ』。無駄に格好良く修飾語をつけているが、結局は『ババァ』って結論からは逃れられない。


 しかし、具体的にどうした存在をこう呼ぶのか、あるいは呼んでいいのか? と地味に扱いが難しいお題である。どうしたものか。


 そんな悩みに答えをくれたのが必須要素(無茶ぶり)で、『Twitter』というSNSオンチの私には無縁なツールだった。


 ――そうだ、アカウント名にしてやれ。


『Twitter』のシステムはわからないが、割とアカウント名が長いのもあるっぽいし、『漆黒の闇に包まれしババァ』って名前で登録した奴がいてもおかしくないだろう、と思って採用する。


 さて肝心の中身だが……『Twitter』のことをふんわりとしか知らないくせに、無駄に凝ったものを作ろうとしてしまった失敗が表れていた。


 ――そうだ、どうせなら『漆黒の闇に包まれしババァ』ってのをネット系の都市伝説にしてしまえ。


 思いつきというのは怖いもので、それがどれくらい難しいかわからないまま見切り発車ができる。考える時間も書く時間もないからこそできる荒技なのだが。


 そういうわけで、やたら長いアカウント名を主題に『840文字』書いたところで時間切れに。正直、ちゃんと『Twitter』の昨日として正しいことが書けたかどうかが心配である。


 ノリと勢いだけとはいえ、実際にあるものやツールを流用するときに間違いがあると指摘が厳しくなるのが当然だ。取り扱いにはかなり慎重にならねばならなかったのに……と後悔はある。


 もっとも、『即興小説』は匿名性なので私本人に何かコメントがくるわけではないんだけど。こういうところが気楽でいい。


 というわけで、改めて『下準備は面倒くさいけど整合性は整えやすいファンタジー系』が私にとってやりやすい環境なのだ、と実感した体験になった。


 現代の流行物とかには特にうといので、私にとって取り扱い注意なのは今後も変わらないだろう。


 知っていることしか書かない。それが自分の個性だとごまかしながら、底辺作家としてうごめいていようと思った。


 テンションが同じなのか、各短編の雰囲気が似ている気がします。私はだいぶ精神状態に左右されるタイプの作家のようですね。やっかいな。


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