633回目 2020/12/7
諸事情でタイトルの日に書けませんでした。
一回目のお題は『アブノーマルな神様』。そもそも『神様』ってジャンルが『アブノーマル』では? と思わなくもないが、『アブノーマル』な部分を考えてみる。
同時に目に入ってきた必須要素(無茶ぶり)が『文学』だったので、じゃあそっち方面で表現できそうな『アブノーマル』ってなに? と疑問の流れを作る。
そうしたら自然と『性描写』ってイメージが出てきた。古典とか純文学とか呼ばれる作品では、意外とえげつなかったり倒錯的だったりする『性描写』があるので、いけるかなぁと。
というわけで、『文学に性描写を入れる神様』を題材に書くことを決定。どんな『神様』だ? と思う部分を『この国は八百万の神が住まう国だから』と心の中で言い訳してごまかす。
ついでに、この短編でもそれを言い訳にして書いていますよ、と導入部分で示して文字数稼ぎもこなす。意外と説明が難しくて時間を食った。
そういう小細工をしつつ『850文字』を書いて時間切れ。内容的には『神様がすむ世界の人間らしく騒がしい日常』を描いたつもり。ジャンルはコメディよりの日常?
百パーセント思いつきで書いていったが、説明をのぞけば割と書きやすい話になって助かった部分はある。時間が足りなかったので、文字数はそれなりだったが精神的なもたつきは少なかった。
気になったのは文字の打ち間違いが何点か。スマホ入力はフリック入力の判定が鈍かったり粗かったりして、入力したつもりになることが多い。
結構長いことフリックで書いてきたはずだが、まだ慣れることはない。キーボード入力の方が文字の入力も消去も反応が早いから、比較してもしょうがないか。
これを書いた日はまだ精神的に安定しているからか、コメディ的な描写ができているのかもしれない。『即興小説』でその日のメンタルチェックとかできそうだ。
暗い日は本当にシリアスな展開しか思いつかないし。基本的に方っておいたらメンタルが沈む面倒くさいタイプなので、今後はちょっと意識してみよう。
『即興小説』の変な利用法を思いついたところで、二回目の短編について見直してみる。
お題は『アルパカの作品』。ここでなぜか、『アルパカが出てくるor題材の作品』ではなく『アルパカが作った作品』という解釈でプロットはスタートした。
冷静に考えたら、どうしてこうなった? と思わずにはいられない。しかも擬人化した獣人的な存在ではなく、ガチの『アルパカ』で話が進んだのだ。意味が分からない。
なお、必須要素(無茶ぶり)が『カレー』だったが、これの処理はちょっとくせ者だった。最初は『アルパカ』オンリーで話を完結させようと本気で思っていたからだ。
さすがに『アルパカ』に『カレー』が食べられるか? なんてわかるはずもないので、人間キャラを登場させて処理させる方向性に。それが普通か。
そうしてできたプロットが、『動物園の来場者を増やすため、新人飼育員が企画したアルパカ文学を昼食を食べながら先輩にプレゼンする』、という内容に。
一回目と同様に悪ふざけが強めのコメディながら、『908文字』でまさかの完結設定をつけることができた。棚ぼたの気分である。
ただ、『アルパカの作品』を文字だけで書いていくのがかなり難しかった。絵ともいえない絵を文章化する、という作業が始めてで、どう説明したものやらと悩むことに。
結局、お手軽さを重視して『制作時の擬音語』を当てて、それっぽいものがイメージできるようにしてみた。私の感覚として、擬音語やオノマトペは使いづらい意識がありやりづらさが倍増したが。
こういう、自分の中の課題が浮き彫りになることもあるのだな……と終わってみた今なら感心できる。書いている途中はただ文字と展開を進めることに必死なので。
まあそうでなくとも、一種の時間つぶしとして『即興小説』を続けていけば、何か変わってくる部分もあるだろう。がんばってやり続けていきたい。
なので後日、一気にノルマをこなした感じになります。一日四作でしたが、やろうと思えばできますね……一本『15分』なので、少し時間を作ればいいだけですし。




