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632回目 2020/12/6

 NHKで『ひきこもりの文学』というのをやっていたので視聴しました。


 一回目のお題は『不屈の失敗』。第一印象が『失敗し続けてもくじけない心、姿勢』ととらえたので、そういう方向性で物語を進めていくことに。


 これだとファンタジー的な内容でもいけそうだが、私の場合スケールが無駄に壮大になってしまう可能性があるので自重。ひとまず、直近で見たテレビから『ひきこもり』を採用してみた。


 それから必須要素(無茶ぶり)が『コショウ』だったので、一発『コショウ』で『失敗』させないととも思う。そちらも『朝食シーン』が浮かんだので、そのまま採用する。


 簡単な連想をつなげていって、プロットとしては『失敗の積み重ねで緩やかに無気力になった少年は、同じ失敗続きの父親をあきれながらも密かに尊敬している』、という心の内を語る一人称短編になった。


 ほぼほぼ、視聴したテレビが影響しているのは自覚がある。ちょうど題材にしやすい話題があったのが悪いのだ。それか、私の興味を引いたのが悪い(暴論)。


 基本的には地の文のモノローグで文字を進め、父親と会話をしている途中で『929文字』に達し時間切れとなった。


 一応、創作として話は進めたが、自分にもリンクするところがある描写をしていたので、いつもとは雰囲気が違っていたかもしれない。


 過去の自己分析とか、表に出せない本音とかを文章にする感覚に近い。久しくやっていなかったが、ちょっとした開放感を得られた気はしている。


 面白いかどうかは、わからない。小説っぽく書いたつもりだが、エッセンスでは足りない情念がこもったのは否定しないし。


 過去の出来事について、恨みや憎しみみたいなものはない。他人のせいにできる性格なら、もっと簡単に単純に世界を受け止めていただろう。自分ではなく、周囲が悪いのだ、と。


 時間がたっても、ただただ、自分のふがいなさを恥じて苦しいだけだ。過去だけじゃなく現在進行形でもあるから、ちょっと気持ちがふさいでくる。


 自罰的な傾向とか逃避癖とか、いろいろ自覚し直してみるとキツいところがある。それでも、私は現代社会に飲まれればすぐにつぶれてしまう。その自信がある。


 ふてぶてしくなりたい。図太く生きたい。厚顔無恥でありたい。せめて、ほんの一握りだけでもあれば……なんて、やくたいもないことを考えた。




 ……妙にセンチメンタルになってしまった空気を払拭するため、二回目の『即興小説』に話を移す。


 お題は『不思議な君』。昨日も『君』ってなかったか? 気のせいか? 最近、とんと記憶力が下がってきたから、自信がないんだけど。


 ともかく、『(きみ)』といえば『高貴な男性』を指す言葉のイメージがまずわいてでる。まさか『(くん)』ではないだろう、文脈的に。


 まだストーリーの枠も見えてこないので、必須要素(無茶ぶり)を確認してみれば『右膝』が入ってきた。物理で目に入ったら危険だけどね、『右膝』。


 くだらないことを考えてないで、プロットをどうするかと少し考える。と、なぜか『右膝に絆創膏』という言葉が出てきたので、小学生くらいの子供を出してみようか、と思いつく。


 で、そこから転がしていったら『お互いの名前も知らない女子高生と男子小学生が、家の近くの公園で雑談する』という、ちょっとおねショタっぽいプロットができた。


 中身は小学生の方が達観していて、女子高生のボケに防御貫通系のツッコミを入れる、みたいなちょいコメディ風になった気がする。


 プロットの文章はほとんど決めず、要素だけをひっさげてアドリブかました短編だったが、意外に話が弾んで『1019文字』ほど書けた。完結はしなかったけど。


 どう落とすかは見えていなかったけど、何となく『絆創膏』に触れて終わりだったかもしれない。それが一番、物語の据わりとしてはよくなったと思うから。


 内容の善し悪しは相変わらず分からない。でも、キャラの掛け合いが少しずつ自分の満足する感じになってきた気はしている。


 小説に正解はない。自分のやり方が個性になっているのかも、まだまだわからない。


 だけど、少しでも自分の色が出せるようになってきたなら、私にとってはいいことなのだろう。たぶん。


 ……私も『不屈の失敗』を重ねられるだけの覚悟がほしい。弱い自分は、もううんざりするから。


 テレビで紹介されてたのは詩というか、心理描写メインの私小説みたいな感じでしたね。


 彼らの主張に私自身が納得できるようなものが多く、なるほどな~と思いました……別に、他意はありませんよ?


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