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629回目 2020/12/3

 なんか物騒なワードが多かったです。


 一回目のお題は『地獄絶望』。『地獄』も『絶望』もなかなかに救いがない単語だが、両方くっつけるのは聞いたことがない。意図が分からない。


 しかも、必須要素(無茶ぶり)が『山田』とまさかの人名(名字)。与えられたワードからして、『山田』が『地獄』で『絶望』を味わう話しか書けないんじゃなかろうか?


 と、そこまで考えたところで変な発想の転換があった。『地獄』って、なにも場所として使わなくてもいいんじゃないか? と。


 そうして出てきたプロットが、『転校生の山田地獄(本名)が自己紹介で改名を宣言する』、というコメディタッチのワンシーンだった。


 本当に我が子に『地獄』って名前つけて役所に提出するバカがいるのかわからないが、きらきらネームを登録する親がいるんだから否定はできない。


 聞いた話だと、『悪魔』は却下されたらしい。わざと不吉な名前を付けて厄払いをする、みたいな文化があったらしいが、現代日本ではさすがに時代遅れな考えかもしれない。


 ほとんどが『山田地獄』のモノローグで文字数を消費し、『1106文字』とかなり書いたところで時間切れとなった。


 これはオチもそうだが、締め方がぜんぜんわからなかった。自己紹介して終わり、としてはさすがに波がなさすぎるし、アドリブで落ちを付けられる自信もなかった。


 まあ思いつきのワンシーンってだけだし、そこまで考えなくてもいいか。今日は適当にすませよう。




 かなりな負け癖が表に出てきたところで、二回目の『即興小説』を振り返ろう。


 お題は『無意識の命日』。『命日』ってちゃんと記憶しているかさっぱり忘れるかの二択じゃなかろうか? 『無意識の命日』ってなんだろう?


 変な哲学にハマりそうになりながら必須要素(無茶ぶり)を見てみたら、『離婚』。『命日』といい、組み合わせの雰囲気が重すぎる。


 なので作風もシリアス風味になるのは避けられなかった。これでおふざけができるのなら逆に大したものだと思う。


 プロットとしても、『幼少期に離婚した両親のうち、父親がすぐに事故で他界した。月日が流れ、人の親となった主人公は毎年父親の命日にふらっと墓参りにくるようになる』みたいな感じになったし。


 こちらも主人公のモノローグで文字数が加算されていき、『971文字』で時間切れとなった。


 この短編は執筆しながら設定を固めていったこともあり、情景描写よりも設定開示が多くだらだらした展開になってしまっている。


 元々スピーディーな展開は得意じゃないけど、続きを思いつかないから設定に逃げたところでよけいに作中時間が遅くなるだけだ。


 そういうわけで、あまりできた気がしない。面白かったかというとそれも微妙。話が暗いし、短編だから書きたい描写に制限はあるし、何より客観的な評価が難しい。


 まあ、ある程度文字数を書けたくらいはよしとしておこう。それくらいしかほめるところもないんだけど。


『地獄絶望』は意味が分かんないですけどインパクトは抜群ですし、『無意識の命日』は状況が想像しづらいながらもの悲しさを感じますね。


 ところで『山田』、お前なにしにきた?


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