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628回目 2020/12/2

 高まってきた意欲に反して、なかなか体が動いてくれません。


 一回目のお題は『とてつもない暴走』。単なる『暴走』では格好がつかないほどやばいことが起きた、あるいは起こす必要が出てきたので、これもう無茶ぶりだろと思ってしまう。


 それに、必須要素(無茶ぶり)なんてまるであつらえたかのように『爆弾』だし、これじゃあ『とてつもない暴走』をした後でとんでもない『爆弾』が破裂する、という流れしか作れない。


 そうなると魔法系ファンタジーではイメージがしづらくなってしまった。どうしても『爆弾』という科学的な武器を出されれば、現代~近未来的な印象が強くなってくる。


 そのため、真っ先に出てきたのが『エネルギー炉の暴走による大爆発』。戦術的には単なる自爆である。それくらい追いつめられた状況を書くのか、と少し気が遠くなった。


 結局、『敵軍の攻勢を受けて敵前逃亡してしまった士官が、味方も敵も関係なく道連れにする』という、救いもなにもないプロットで行くことに。


 慣れないSFっぽい用語を使ったり、それらしい振る舞いをさせようとしたりした影響で筆が遅くなり、『709文字』くらいで時間切れとなってしまった。


 私の中では『機兵』とか出していたので近未来……『ガ○ダム』よりは『ボ○ムズ』的なイメージで書いたつもりだ(なお私は『ボ○ムズ』がどんな話か全くわからない)。


 今回メインに描いていったキャラは俗に言う『クソ野郎ムーヴ』をかましたわけだが、思い返してみると私はそうした悪役をあまり書いていないな、と気づく。


 実際に手がけた創作の数が少ないというのもそうだが、長編作品では特に『クソ野郎』系のキャラは後回し後回しにしがちだったのが原因だろう。


 私はおいしいものや好きなものは最後に食べるタイプである。そうした好みが創作にも表れ、ストレス展開もカタルシス展開も引っ張って引っ張って爆発させたくなる癖がある。


 そのため、前半から中盤に伏線をばらまくだけばらまいてにやにやする、という趣味の悪いことを何度も繰り返してしまうわけだ。効果的にまけているかは別にして。


 うーん、長編の場合だともう少し自分のテンションを上げるためにも、ちょこちょことカタルシスが起こる場面を短期間に増やした方がいいのだろうか?


 今やってる『即興小説』は短編なので、考えても仕方のない部分だとは思うけど。




 短編を自分ではどうにもならない別分野として処理しそうな勢いのまま、二回目の『即興小説』を振り返ろう。


 お題は『10のプレゼント』。まず『10個』も『プレゼント』を考えるのがキツくないだろうか? 渡す相手が一人であれ十人であれ、そんなバリエーションなどとっさに作れないのだが。


 困惑している間に必須要素(無茶ぶり)ものぞいてみれば、『ラガーマン』という私には縁遠すぎるスポーツがタックルしてきた。


 ルールもポジションもわからないスポーツのことなど、私がどれだけ書けるというのか? 本当に無茶ぶりにもほどがある。


 とはいえ、本格的に『ラグビーを書け』と言われているわけではない。『元ラガーマン』でも、要素的にはいい訳だ。


 そうしてひらめいたシチュエーションが、『そうだ、事故らせよう』であったのだから、私は割とひどい人間なのかもしれない。創作家としてはふつうかもしれないけど。


 性格の悪い神様のような発想からできたプロットが、『事故で下半身不随になったラガーマンが、同じポジションのチームメイトから10個のパーツに分けられた一人分の防具をもらう。代わりにバラバラにした自分の防具を10人に託し、ラグビーとは違う形で再起を誓う』、みたいなベタなもの。


 ラグビーのユニフォームや防具って、そんだけ細かい形で渡せるのか? という細かい疑問はおいておく。知らないものは知らないのだ、匿名だし雰囲気で押し切ってしまえばいい。


 ほとんど開き直りで書き始め、三人称のくせに心情描写に力を入れてしまったためか話が前に進まず、『807文字』書いて中盤しかいけずに時間切れとなる。


 今回は明らかに短編のペース配分ではなかった。展開が遅すぎてそりゃ間に合わないわな、と自分でも思ったほどに。


 書きながら小説全体を俯瞰してみる、みたいな技能はないので、とりあえず書いてから修正していくタイプの私には難しい調整を余儀なくされる。毎度しんどい部分だ。


 時々、ぱちっとパズルのピースが当てはまるようにちょうどよく描写できる日があるものの、ほとんど運任せなのでまだまだ技量が足りないことを痛感する。


 それ以前に、腕前が上昇するほどの執筆量もこなせていないし。とにかく書かないと、と毎日言っているが実現する日はいつになるやら……。


 長編書きたいなー、という気持ちが強くなっても、体はなぜか別の作業をしようとして時間をつぶしてしまいます。


 長くキーボードで長編小説を書いてなかったためでしょうか。これはもう、無理やりにでも書く時間を作らないといけなさそうですね。


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