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622回目 2020/11/26

 書いたという事実が一番大事だと思いこむようにしています。


 一回目のお題は『嘘の家』。『嘘つき』たちが集まった『家』……とも考えたが、短い時間で『嘘つき』を効果的に運用できる気がしなかったので、少しひねりが必要かと案じる。


 その上、必須要素(無茶ぶり)が『セリフ無し』だったため、キャラクターを出しても無言にせざるを得なくなった。『嘘』そのものを発する機会を最初から奪われてしまったのだ。


 ちょっと癖がある組み合わせに考えつつ、ひとまず『人』よりも『家』にクローズアップして書いた方がやりやすそうだと判断。


 ひとまず、『嘘の家』と呼ばれるようになった経緯を、物語調にして作りながら書くことにした。それくらいしか妙案は浮かばなかったので。


 終始地の文で書いていくも、描写に詰まったり設定がうまく浮かばなかったりで、『707文字』といつもより短めで時間切れを迎えてしまった。


 反省点は、ファンタジーか現代かという舞台背景をかなりぼやかしたまま書いてしまったこと。私の中ではファンタジーのつもりで書いたが、読み手によっては欧州のどこかと思われる可能性もある描写をしていたと自覚はある。


 一応、『貴族っぽい屋敷』とか『王族の避暑地』とか、それっぽい設定を盛ってみたのだが、その単語だけだったらヨーロッパの心霊スポット的なイメージも否定できない。


 言い訳させてもらえるなら、『セリフ無し』の縛りが地味にキツかった。キャラクターに語らせたら、ちょっとはファンタジー的な雰囲気を出せたのだが、地の文で語るだけだと限界がある。


 私の場合、三人称描写は特に無機質というか説明的になりがちになるようで、必要最低限の描写しか書かなかったら意図が抜けやすい傾向にあるっぽい?


 とはいえ、短編的に致命的な伝達ミスというわけでもないので、気にしすぎてもしょうがない部分はある。必要なのは『嘘しかつけなくなる家』という部分であって、『現代かそうでないか』など重要度は低い。


 失敗した(と思ったもの)ばかり見ていては、気分も落ち込んでしまう。私は特に、日頃からもう少し前向きな考え方や言葉選びをしていく必要がある。


 そうしないとすぐに精神的に疲弊してしまうのだから、せめてダメージが少ない方向へ意識を持っていく努力をした方がいいだろう。




 これからはものの見方を注意しよう、と己に言い聞かせたところで二回目の『即興小説』である。


 お題は『残念な体験』。前からそうだが、『残念』とつけられてもどんな出来事や状態が『残念』なのか、あまりぱっと浮かばないから地味に難問だと感じている。


 そして、必須要素(無茶ぶり)は『フランス』だ。私にはまったく縁がない場所、文化、国である。どうやって絡めていけばいいと?


 ……いけないいけない、ネガティブなことはなるべく書かないようにしないと。ポジティブにいこう。このお題の先に、新しい刺激が私を待っているはずだ。


 無理やり考え方を変えたところで、迫っているお題の難しさは変わらない。少し頭をひねったところ、もうド直球に『フランスに旅行に行ったら連れがエッフェル塔に無断で上ってしまい逮捕された』、みたいなものしかプロットが出てこなかった。


 いわゆる『迷惑系ユーチューバー』がイメージで、『844文字』を書いたところで時間切れとなった。


 プロットがかなり甘く、本当に上述した内容以外はなにも浮かばない見切り発車に近かった。ほぼアドリブだけで書いた短編といえよう。


 なのでクオリティもお察しなのだが……まあ書けただけよしとしよう。アドリブでもそこそこ書けたというのは、よくやった方じゃなかろうか……うん、たぶん。


 それに、『フランス』なんて知識もほとんどゼロのものからアイディアをひねり出しただけでも上等だ。投げ出さなかっただけ立派だろう、きっと。


 参加することに意義がある。たとえ完結にいたらなくとも、短編であっても、何か後々私の力になっていくと信じよう。なってくれるといいなぁ。


 うーん、まあ今後に期待しよう。明日は明日の風が吹く。


 たとえ結果が(かんば)しくなくとも、ひとまず挑戦してなんぼと考えたら失敗も一歩前進です。


 これからは『創作の自由強化運動』として、自分にひたすら言い聞かせていきます。ノルマをこなせた、それだけで立派なのです!!(自己暗示中)


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