620回目 2020/11/24
文章のダイエットを執筆しながらやるのは、私にはまだまだ高等テクニックです。
一回目のお題は『私の別居』。ここで『私』以外に登場人物がいるとは想定せず、『私』が『別居』するとして『二重人格』を思いついたのはちょっとどうかしていたと自分でも思う。
さらに必須要素(無茶ぶり)の『靴下』も、『私』を区別するためのアイテムにするか~、なんてナチュラルに思えたのも今考えたらなんかおかしい。
そんな一発目からいろんな意味でぶっ飛んでいた私が作ったプロットは、『二重人格の自分と口論した次の日、なぜかもう一人の自分がぬいぐるみから話しかけてきてイマジナリーフレンド状態になる』、という『○にも奇妙な物語』色が強い内容だった。
つい最近放送した『○にも奇妙な物語』は残念ながら見なかったのだが、それ系の話があったのはコマーシャルで把握している。それの記憶から、こういう流れを思いついたのだろう。
短編はイマジナリーフレンドになる前に終わってしまい、『903文字』で未完作品になってしまった。まあいつものことだ。
思うのはやはり、なにも考えないと説明文が増えてしまうこと。短編は前提条件をささっと書かないと話が進まないのに、私は割としっかり書こうとしてしまうのがネックになる。
自然な会話やさりげない情景描写なんかで登場人物や状況を説明できたら、時間の短縮や文章の圧縮にもなるので便利なんだろうけど、私にそこまでの腕はない。
たまにがっちりと描写がはまって時間内に書き上げることもあるが、それをコントロールできないので大半は失敗して終わる。
まあ、私の書き方として性に合っているのが『ある程度好き勝手書いた後で読み直し清書する』ってやり方だろうし、制限時間つきの執筆では絶望的に相性が悪いのはわかりきっていたことだ。
書き方を修正できるほど器用じゃないし、他のやり方も知らないので、今後も『即興小説』は『運』で完結できるのを待つだけになるのかなぁ、と現実逃避をするしかできなかった。
今の自分にできる限界を痛感しつつ、二回目の『即興小説』も振り返ってみる。
お題は『俺と就職』で、地味に妄想が難しいワードが当たった。『就職』は就活中や就職後で展開ががらっと変わってくるし、空気感の出し方も違う。
どういう方向性でいこうか悩んでいる中、必須要素(無茶ぶり)が『1000字以上1500字以内』とただの字数制限だったので、ヒントももらえずじまいだった。
個人的な就活はほとんどしないままあきらめてしまった逃避者だったので、自分の経験もあまり参考にならない。かといって、テレビニュースで語られるような凄絶な就活は想像もできない。
どうしたらいいのかわからなくなった私がひねり出した苦肉の策は、『就活弱者の青年が、あやしいネット広告の求人で見つけた妖怪の学校に人間目線の相談役に内定が決まった』、なんて現実逃避だった。
プロットが固まったのが一回目より遅かったせいもあり、『837文字』とちょっと少な目かつプロットが一部残ったまま未完作品になってしまった。
まず設定がふわふわしていて、自分でもなにを書いているのかわからないくらいだった。雲か霞を集めようとしている感じに近いか?
それに見切り発車あるあるとして、頭にぱっと浮かぶ『妖怪』がそこまでなかったのも残念だった。初っぱなから狼男とかいう西洋怪異を出しちゃったし、次に出てきたのはろくろ首だったし。
こういうのは設定としてある程度の妖怪を事前に調べないと、面白い感じにはできにくい。あくまで私の場合はだが、オリジナルの妖怪を作るとなっても既存の妖怪は知っておかないと厳しいし。
自分の中では、適当な部品をがっちゃがっちゃとくっつけてみた、みたいなボロ工作並みの短編にしかならなかったように思う。非常に恥ずかしい。
消すのが面倒くさいので傷はそのまま公開しておくだろうけど、そろそろ自分でも納得できるようなものをコンスタントに書けるようになりたいな、なんて目標をたてようか迷うようになった。
あまりにも納得できないものしかできないと、うまくなりたいという衝動が強い私には現状が不満でしかない。いきなり急成長なんてできない分野だと、知ってもいるけれど。
せめて真っ先に自分のアラを気にすることがなくなれば、もうちょっと精神的には楽な執筆になるんだろうけど。気にしすぎな自分では、そこが一番難しいのかもしれない。
説明のために使う文字数がどうしても多くなるので、プロットの展開をなかなか進められないのが現状ですね。説明をさりげなく行うのは、より難易度高いですし。




