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614回目 2020/11/18

 ひとまず今回、仮置きプロットは全部消せました。


 一回目のお題は『春の僕』。普通は『(ぼく)』と読むだろう言葉だが、なぜかこれと最初に出会った私は『(しもべ)』と読んでしまった。


 なので、『春』にあらがえない誰か、なんて解釈で話を進めることになった。なんでだろう?


 なお、必須要素(無茶ぶり)はちょうど『春』になったら活動を活発化する『ゴキブリ』だったので、キーワード自体の相性はよかった(?)ためほっとした。


 というわけで、『春のゴキブリ』をどう表現するか? にプロットの思考は割かれていき、流れ着いたのは『春になると居眠りが増える少年が、ゴキブリに寝起きドッキリを仕掛けられる』という展開だった。


 さすがに『寝起きドッキリ』は言い過ぎたが、それに近い形で『ゴキブリ』を使ったのは間違いない。だいたいのバラエティはおもちゃだろうが、小説なら本物でいける。


 と、謎の遊び心を爆発させたこの短編は『842文字』を書いたところで時間切れになった。


 たとえインパクトが弱くとも、オチは『ゴキブリの寝起きドッキリ』でありそこまでは書けていた。が、据わりのいい締めを迎えさせることができなかったのは自覚している。


 納得のいく締め方が思いつかなかったのだ。たぶん、短編というより、物語を『終わらせる』ことになれていないことが原因だろう。


 基本的に長編ばかり書いてきて、途中でエタってしまうのを繰り返してきたため、『物語をどう締めるか?』の経験値は圧倒的に足りていないのだろう。


 インプットだけならそこそこ読んできた自負はあるものの、全部が全部ヒット作を漁ってきたわけでもないし、むしろマイナー作品の方を中心に目を通しているだろうラインナップだったので、自信はない。


 ……『締め方』に限らず、私の持っているものすべてに自信なんかないんだけど。とにかく、これについては『完結数を増やす』くらいしか解決策が思いつかないので、とにかく書くしかない。


 いつも言い聞かせているけど、なかなか実行に移せていないのが本当に情けない……。まずは『小説を書くこと』を『楽しいこと』だと自分に言い聞かせることから始めないと。


『読み速』さんのとある記事から発見して視聴した『TED(だったっけな?)』という、アメリカのスピーチ番組の動画で、『人から注目されることに執着すると創造性を失う』、みたいなことをある俳優さんが熱弁していた。


 そこでは『一つのことに注目できるとフロー状態になって、周りのことなんか気にしなくなる』的なことも言っていて、自分もそんな感じにできたらいいなぁ、なんて思ったものだ。


 実戦する場合、私は『集中する方法』を確立するよりも『集中する環境』を作る方が手っ取り早いので、そういうのから見直していこうかなと思っている。




 と、達成されるかもわからない決意表明なんて誰が興味あるねん!! などと言われそうな気持ちで二回目の『即興小説』を振り返ろう。


 お題は『希望のコウモリ』。『裏切り者』の代名詞っぽくてあんまりいいイメージがない『コウモリ』と、単語そのものがポジティブな意味を持つ『希望』の組み合わせがなんともちぐはぐにまず思えた。


 そこからどんな物語が展開できるだろうか? と考えながら必須要素(無茶ぶり)を見てみると、『ソーセージ』って食べ物が与えられた。


 そこからすぐに『朝食』のイメージが結びつき、『テレビ』が浮かんで、最終的に形になったプロットが『長年戦争を続けていた二つの国で二重スパイをしていた男が、双方の国を脅迫して無理矢理結ばせた和平を放送しているテレビを見て笑う』みたいなものだった。


 もちろん、『スパイ』的な話を作れるほど私はあまり頭が良くない上に、『スパイ』ものに特別思い入れも知識もないので、細かいところはガバガバな話にはなってしまった。


 それに『ハードボイルド』的な空気も入れたかったが、自分の触れてきた作品を振り返ると雰囲気作りも難しく、中途半端な短編になったことは否定しない。


 文字数も『740文字』と少なめで、終わりも最後の一文を残して時間切れとなってしまったので中途半端が際だつ結果となった。


 まず思いつく教訓が、『背伸びをしない』ということだろう。書きたいことを優先しすぎて、自分の能力を超えるものを求めても納得できるものなんてできないのは自明の理だ。


 かといって、今回のお題と無茶ぶりでは他にネタが思いつかなかったのも事実である。これを書いている今もまだ、別のバリエーションが浮かんでこないのでお手上げだ。


 こうした『広い視野を備えた発想力』を養うためには……やっぱり『とにかく書く』ことが大事だな、うん。


 あーだこーだ言っても、必要なのはいつも一つ。『地道な努力』だけなんだと毎日思いながら、毎日ダメだったと悔やむばかりである。


 ……いや、ネガティブは度が過ぎると健康に悪い! 空元気でも、前向きな言葉を残して去ろう!!


 小説を書くのは『私が』楽しい! それでいいじゃないか!! 創作の娯楽、最高!!


 それで完結までいけたらもっとよかったんですけど。あとは仮置きプロットを恒常的に残さないようにできたらいいですね~。


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