612回目 2020/11/16
うーん、やっぱり仮プロットが本文に残ってしまいますね。
一回目のお題は『最強の流刑地』。『流刑地』が『最強』という解釈よりも、『流刑地』に流される人間が『最強』と、今回は解釈した。
なお、必須要素(無茶ぶり)として『女使用不可』になったので、登場人物は全員男。絵的にはむさいが、文字だけの小説だと少しは軽減されることだろう。
で、お題のフリからしてまず私の中で『バ○ル・ロワイヤル』が浮かんでいた。それか『バ○』? ともかく、『なんかめっちゃ強い奴らが無人島でバトっている』様子を書こう、と思ったのだ。
『流刑地』ってことだから参加者は『囚人』かな? と昨日までのお題であった『死刑囚』に若干影響されつつ、今まで書いた経験のない『デスゲーム』風のプロローグ短編を手がけることに。
前書きで記したとおり、『768文字』を本文に残していた仮プロットを含めて書いたところで時間切れとなった。まあ間に合わなかった訳だ。
少し読み直してみると、ほぼ設定を記述しているところで時間切れになったことがわかる。ゲーム的な状況を用意すると、説明が必要になって文字数と時間を食うと初めて知った。
それと、『バ○ル・ロワイヤル』と考えておきながら、登場させることができた参加者は一人だけだったのも気になる。せめて二人、三人くらいは描写したかった。
『15分』じゃかなり無茶をしないとできなかっただろうけど、それでも書けるのなら入れておきたかったのは確かだ。これも理想が高い証拠だったりするだろうか?
ともあれ、プロローグ短編を想定していながらまともにプロローグも書けなかったのは残念だ。何も書けずに白紙を提出するより課は幾分マシだけど。
そろそろ失敗だと思った作品は削除してみようかな? 方法は知っているものの、一回も削除をしたことがないので実際にできるかはわからんし。
匿名で投稿しているし、作った短編は捨て逃げする気持ちでやっているので形に残っていようがいまいがどうでもいいのだが……うん、面倒くさいからいいや。
自分の恥部を公開する羞恥心が薄れてきたところで、二回目の『即興小説』といこう。
お題は『免れた小説の書き方』。できうることなら、私の方が是非とも知っておきたい『書き方』である。『免れた』って、『自分で文字を書かない』ということと解釈したので。
本当にどうしようもない怠惰だと思われるかもしれないが、自分の文章に何度もつまづく経験をしてしまえば、『自分で書くより誰かが書いた方が早い』と考えてしまうのは仕方がないことではなかろうか?
これも言い訳なのは間違いない。しかし、リアルではほとんど創作に関するグチなんかいえないのだ。こういう、私が唯一饒舌になれる紙面の上だけなら、こんな弱音や文句をはいても罰は当たるまい。
なお、必須要素(無茶ぶり)は『悲劇』だった。そりゃあ、上記した私の解釈からすれば『悲劇』にしかならんだろうよ。
たとえ『小説のアイディア』はその人のものだとしても、文章を誰かに書かせた時点で当然ながらそれは『百パーセント自分の作品』ではなくなる。
つまりもし、自分の作品に『ファン』がいたとして、新作と称して『他人が書いた作品』を説明も無しに公開・販売などしたら、細かい部分に違和感が生じて『大成功』とは行かなくなるだろう。
程度の差こそあれ、それを『悲劇』と呼ばせるならそういう方向で書くしかない。というわけで、『執筆が面倒くさくなった商業作家が、早く原稿がほしい編集者に書かせて失敗する』、という話を書いてみた。
なんか物書きとしてろくでもないキャラクターを主人公にした気持ちになりながら、プロットの残滓を含め『998文字』で時間切れとなった。
おもしろいかどうかは……わからない。自分がこれと同じ状況(締め切り間近で進捗度ゼロ)になったら、もう絶望して現実逃避するしかできないだろうなぁ、なんて考えてしまうし。
会話そのものはコメディ調にしてみたつもりだが、状況がとてもじゃないが笑えないので面白がることは難しそうだ。
とはいえ、一回目よりはプロットの後半まで書けたし、会話をテンポよく地の文を控えめにどんどん描写できたのはよかった点といえる。
これで完結できれば言うこと無しだったのだが……いや、内容は問題ありか? いずれにせよ、完結はしたいなと常に思うので次こそがんばろうと思う。
毎回似たようなことをいいながらできていないのだから、自分に対する期待もどんどん下がっていっているけど……気にしないことにしよう、うん。
執筆スピードが足りないのか、プロットの長さに無理があるのか……まだよくわかっていません。
もしかしたらプロットを考える時間を短縮すればもう少し楽になるかもしれませんが、まあもう少し模索してみようと思います。




