610回目 2020/11/14
一応、急がず書いてみることには成功しました。
一回目のお題は『いわゆるぺろぺろ』……『いわゆる』もなにも、『ぺろぺろ』は『ぺろぺろ』だろ。そう突っ込んでしまった私は負け組だろうか?
『ぺろぺろ』の哲学にハマりそうになりながら、必須要素(無茶ぶり)を見てみると『アルパカ』だった。こっちはこっちで『ブエッ!!』と唾はいているシーンしか思い浮かばないし。
今回のお題は、ぱっと見ただけだとどうすればいいかわからないタイプの組み合わせだったが、書き始める前に構想を考える時間を作ってやってみた。
必須要素が『アルパカ』で、『ぺろぺろ』というお題のワードから『動物園のふれあい』がまず思い浮かんだ。これを主軸に、ストーリーを考えていくことに。
『いわゆる』の部分は、正直扱いに困ったので半ばスルーする事に。本当、見れば見るほど何が『いわゆる』なんだよ、と疑問符を浮かばざるを得ない。
それからプロットを短い文字にしてみたりして、『アルパカにぺろぺろされたいと言い出した友人につれられた動物アレルギー持ちの主人公が、アルパカに唾をぶっかけられまくる友人をなだめる』というワンシーンを構築した。
おもしろいかは別にして、一応の終着点を見据えて書き始めることができ、もう少しで完結できるかも……と思った『1083文字』のところでタイムオーバーとなった。
これまでと書き方を変えてみたわけだが、正直感触としては悪くなかった。少なくとも、五里霧中で書きながら続きを考えるよりは、建設的なストーリー進行ができた気がする。
そもそも私は二つのことを同時にできるようなタイプではない。書きながらストーリーも考えて、なんて器用な真似ができるはずがなかったのだ。何で今まで気づかなかったのか?
少し時間がかかってもいいから、ある程度の道筋を作る時間をもうけるとだいぶ執筆が楽になったのは間違いない。やっぱり、下準備って大事なんだなぁ。
完結こそしなかったが、話のスピード感はあがった気がしたのでこれからしばらくはこのやり方で続けてみてもいいかもしれない。がんばってみよう。
と、好感触にご満悦な気分で二回目の『即興小説』に手を出してみた。
お題は『そ、それは・・・死刑囚』で、ぶっちゃけこれを見た瞬間『あ、終わった』と思った。ときたまある『何もイメージが浮かばないお題』のパターンだったからだ。
一応、必須要素(無茶ぶり)に望みを託したのだが、『幼女』を渡されても私にどうこうする腕があるわけもなく。
何とかネタをひねり出そうと『5分』くらい悩んだが、妙案は一向に降ってこなかったのは残念だった。
さすがに何も書けないのはちょっと……と思ったので、これまで通り行き当たりばったりなイメージから書くしかないと『なんで? と好奇心が旺盛になる頃の娘が、テレビで映された死刑囚について聞いてきた』というシーンを選択。
オチをどうするかわからないまま、それっぽい流れを作ってがんばってみたものの『755文字』で力つきた結果に終わる。
ネタが難産だったのと、与えられた制限時間の三分の一を使ったのが、少ない文字数で強制終了を食らった要因だろう。
そもそも『死刑囚』が応用の幅や発展性のない属性なので、手を広げにくいのだ。ファンタジー要素に組み込むとしても、今度は『幼女』が足を引っ張りかねないし。
ピカレスクロマン風にすれば『死刑囚』はいけそうだけど、『幼女』をキャラとして介入させるとなると……もうどうすればいいのか、思考が固まってしまっていた。
『死刑囚』の犠牲者として『幼女』を……なんて、これを書いている時に思ったけどグロになりそうだしどうだかなぁ? と疑問が浮かぶ。
たぶん、いくらでもやりようはあるのだろう。しかし、私の中では相性が悪いみたいでイメージが浮かんでくれなかった。これはどうしようもないとあきらめるしかない。
とはいえ、やり方自体は手応えを感じられたので、次回からも『プロット構築』の時間をもうける方針でならいける、と思えた。
漫然と書いているだけだったかもしれない今までと違う、自分の中でも明確な糧にできるような『即興小説』にしていければ、と期待していく。
ただし、完結させられる保証はない、と。まあ、惜しいところまでは行った感触があったので、しばらくしっかりプロットを練る時間をもうけようと思います。
打率、あがるといいんですけどねぇ。




