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606回目 2020/11/10

 今回は一発目の無茶ぶりが変化急すぎました。


 一回目のお題は『元気なパソコン』。いきなり擬人化されててどういじってやろうかと考えていたところで、すぐに答えが出されていたことに気づく。


 なにせ、必須要素(無茶ぶり)が『桃太郎のストーリーを自分流にアレンジ』だったからだ。これはもう『桃』を『パソコン』に変えて書け、と言われているようなものだろう。『元気』だし。


 さらに、『パソコン』で『桃太郎』のアレンジをするんだったら、名前タイトルは決まったようなものだろう――『一太郎(有名なワープロソフトの名前)』で。


 というわけで、『桃太郎』のストーリーラインを少しいじって『パソコン』を絡ませようとした結果、『川から流れてきた不法投棄されたパソコンをおばあさんが拾う』、という方向性になった。


 古典ファンタジーが無駄に現実味を帯びて描かれ、『1006文字』書いたのだが『元気なパソコン』が出てくる前に終了してしまった。


 おしむらくは、『不法投棄による環境破壊への嘆き』を入れすぎたことだろう。私の中には環境問題を嘆く何かが潜んでいるらしい。


 グ○タほどイききっていないものの、ルールを守らないことで環境汚染が進むのはよろしくないと人並みに思うタイプなので、仕方がない。


 おじいさん、おばあさんが気づけばゴミの分別について話し合いだしたときには、引くに引けなくなりつつ『この短編は終わった』と思ったものだ。


 で、結局『パソコン』で何をしたかったのだろう? 不法投棄された『パソコン』の中に『一太郎』が入っていて、これを機に老夫婦が『パソコン』教室に通い『元気』に『パソコン』が再利用される、という話になったのだろうか?


 正式なゴミ捨て場から拾ってきたわけではないので窃盗的なものには該当しないと思うが、あまり落ちているもの、捨てられているものを拾うのはマナー的にもあまりよくないよなぁ、なんて。


 まあ、物語のベースにあたる『桃太郎』に文句を言うようなものなので、深く突っ込むのは野暮というものか。無茶ぶりでそう振ったのが悪い。




 と、自分に言い訳をしつつ二回目の『即興小説』にいこう。


 お題は『アブノーマルな儀式』。最近、ネットで『○ーボボ』を読んでいるため、それ系の『アブノーマル』しか出てこなかった。やばい傾向である。


 しかも、必須要素(無茶ぶり)が『バナナ』。もう『○ーボボ』風味をこれでもかと盛り込めそうなパスをもらって気分になった。


 ただし、私はまだ良識に縛られている側の人間なので、『ハジケリスト』みたいな狂ったボケはできない。それっぽさを出すくらいが私の限界である。


 というわけで、『バナナをあがめる新興宗教でバナナの声を聞いた』、というあまりにも常識的なギャグを放り込むことしかできなかった。


『○ーボボ』という、本物の計算された狂気を知っていると、どうしても陳腐なものに見えて仕方がないながら『1054文字』を書き、時間切れを迎えた。


 今回の短編で、私に『ハジケリスト』適性が低いことが明確になったので、頭がおかしくなるようなギャグはできないことが客観的に証明されたことになる。


 連載当時はあまり注目してなかった作品だが、現在一日ずつ無料で公開されているマンガとそれを考察しているまとめを見る限り、『○ーボボ』は単に狂ったギャグマンガではなく、かなり計算されたマンガなのではないか? と思わされる意見が多い。


 考察コメントのほとんどに『おまえは頭が狂ってんのか?』と返されていたが、やはり一世を風靡した作品はただ単に狂気がすごいとか運が良かっただけではない、何かがあるのだろうと思わされた。


 それを考えると、『○ーボボ』の表面だけをまねた程度のものでは、同じようなおもしろさも狂気も引き出せないのは当然だが、少しは近づきたい気持ちもある。


 実はバトルマンガとしてもしっかりしていた『○ーボボ』を見習って、きちんと理知的で説得力のあるバトルを描きたいものである……大丈夫、私はまだ狂っていない。


 だいぶやってきた自覚はあったんですけど、『即興小説』の底がまだまだ見えないようで恐ろしいです。底なし沼か、ここは?


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