599回目 2020/11/3
所用があってしばらく生活リズムを昼型に矯正することにしました。
一回目のお題は『ぐふふ、小説家』。地味に『ぐふふ、』シリーズはきつい。今の私ではどう考えても怪しい笑いをするキャラクターしか表現できないので。
それに、必須要素(無茶ぶり)の『マイナスドライバー』も混乱の拍車をかけた。『小説家』に『マイナスドライバー』は必須じゃないし。
かなりきついお題をどう処理するか、少し時間を柄って考えてみた。すると、なぜか『ぐふふ、』から『芸術』というワードが浮かんだ。
コレはおそらく、高名な『芸術家』はほとんどが頭のねじが二・三本はずれたやべー奴しかいない、という私の中にある偏見が元でわいてきた発想だろう。普通に申し訳なくなる。
そこから『小説+芸術=文芸』的な発想が出てきたので、とりあえずストーリーが全く浮かばないまま『小説と芸術性の調和』について、前置きっぽく書いて時間を稼ぐことに。
自分でもなにを書いているのかわからなくなったところで、『マイナスドライバーで文字を彫って小説を作りつつ、その文字を遠くから見たら絵画に見える』という、狂った『小説家』の設定を思いつく。
もう制限時間も迫っていたので、途中からそいつの創作風景を乗せていって『877文字』を書ききった。完結などするはずもなかったが。
今考えれば、設定がぶっ飛びすぎている異物を完成させた気分になる。小説、といえるものかも個人的には怪しい。
それでもルールに従い、物語っぽいものを作るという気概はまだ残っているみたいなので、セーフだったことにしておこう。
本当にこのごろ、『即興小説』では自分がなにをかいているのかわからなくなる感覚が強くなっている。ちゃんと自分に言い聞かせないと……書けるだけまだマシだ、と。
ポジティブなのかネガティブなのか、よくわからない自己暗示をしつつ二回目の『即興小説』を反省していこう。
お題は『信用のない道のり』。これで真っ先に『お金、借金』というワードが出てくるあたり、私の頭もなかなかな出来映えだと思ってしまう。
なお、必須要素(無茶ぶり)は『男使用不可』と単純な性別縛りだったので、制限としてはあってないようなものだ。
とはいえ、『信用のない道のり』だけだと小説にできるだけの要素としては薄い。なかなかイメージがわかないし、どういう物を書いていいのかわからなくなる。
最近はどんなお題でもこんな感じになりつつあるので、私の執筆能力が落ちてきているのか? とちょっと不安になりつつある。いい兆候ではなさそうだ。
なんて恐怖と戦いつつも、なんとか『大食いの女性が外食ざんまいしすぎて生活費が枯渇し、友達に借金をするため平身低頭』というシーンが思い浮かんだ。
なぜこんなシーンが思い浮かぶのか、それは私自身もわからない。人間、追いつめられたらよくわからない物を生み出せるのだ。そう納得しよう。
こちらは会話が主体になったこともあり、『1016文字』と文字数だけはそこそこ稼げた。こちらも落ちを考えていなかったので、だらだらと会話の練習を重ねるだけで未完になってしまったが。
『信用=お金』と変換したまではまあよかったのだろうけど、『道のり』をどのように組み込むかは最後まで出てこなかった。
『道のり』となると、『信用』を失う過程を描く場合もあるし、『信用』を失いきった末路を描く場合もある。
そんな、頭にぱっと出てきただけの二択でも選びきれず、気づいたら時間が経っていた感じだ。優柔不断がここにきて凶と出た形になる。
でもまあ『15分』でそこまで考えたもの全部を表現できるなんて最初から無理だったし、最後はやっぱり開き直るのが大事、という結論に至る。
傑作ではなく駄作を産み続けることが『小説の執筆』だと思いこまねばやってられない。なるべく早く、創作における完璧主義を捨てられたらと、今日も漫然と考えている私であった。
今のところ、矯正初日に死ぬほど眠い思いをした以外は不調はありません。中年になってから一日半ほど起き続けるのはマジできついです……。




