597回目 2020/11/1
もう十一月ですねぇ……私は今まで、何をやってきたんだ?(ふるえ)
一回目のお題は『贖罪の場所』。一発目から辛気くさい舞台設定を与えられたものだ。ただでさえ今年もあと二ヶ月で終わるという事実に憂鬱な気分だというのに……。
さらに、必須要素(無茶ぶり)が『うんこ』なもんだから、『贖罪の場所』が『トイレ』しかなくなってしまった。この組み合わせなんだ、これ以上議論の余地などあるまい?
メインの場所が決まったところで、『トイレ』で何を『贖罪』するのか? という問題に突き当たる。正直、『贖罪』なんて強い言葉を使うシーンなんて限られている。
それも『トイレ』で行うとくればなおさら、状況は限定されていくだろう。よっぽどのことがない限りは、『トイレ』で『贖罪』なんてしないものだし。
というわけで、思いついたネタが『浮気を告白した旦那が、トイレに入った妻に向かって土下座謝罪する』というもの。あんまりこういう系は思いついても書かないが、背に腹は代えられない。
オチまで何とかたどり着こうとがんばったが、『1080文字』いったところで時間切れになった。旦那の言い訳や背景説明に時間をとられたらしい。いつも通りである。
しかし、こういうネタって何で書きにくいんだろう? ストレスになるからだろうか? 私、浮気どころか交際経験もないのだが。
うーん、やっぱりあれか。絶対に喧嘩するって雰囲気がダメなのか。基本的に他人との衝突を避けて生きてきた人間だし、今さら誰かを起こらせてガチゲンカなんてしたいとも思わない。
単純に私にとってストレスが大きい場面だというのも大きいだろう。HSP傾向が強いと、相手の怒りや不快感などもこちらに伝わってくるので、精神的な疲労は二倍以上になるのだ。
だから怒るのも怒られるのも、ものすごいエネルギーが必要になるからなるべく避けたい。そういう心理が、創作のネタにも多少は反映されるようになったのだろう。
昔は創作でも平気だったはずなのに、今では感受性があがったのか書くのも考えるのもあまりしなくなった気がする……これから長編のストレスシーンとか、果たして書けるのだろうか?
今後の創作活動に一抹の不安を覚えつつ、二回目の『即興小説』に行ってみよう。
お題は『謎のふわふわ』で、『謎』の部分はさておき『ふわふわ』と聞いたら『もふもふ』しかないだろ! と動物っぽい何かを出そうと即決する。
そのほかの要素はどうするか、といったところで見た必須要素(無茶ぶり)は……『TOEIC』。受けたことはないが、お題との相性は微妙だと思った。
なので、『TOEIC』は単語だけ出してさらっと流す感じにしようと、こちらもあっさり扱いを決める。『もふもふ』をメインテーマにするって決めたし、これでいい。
そうした判断から、あらすじは『TOEIC受験の帰り、道ばたに謎のふわふわもふもふが落ちていた』という、若干ローファンタジーっぽさがうかがえるものに。
あんまり考えず、直感で決まったプロットだったのが功を奏したのか、筆がすらすらと進んでいって『1203文字』となかなかの記録を出すことができた。
まあ、オチを見つけられないまま書いていたので、未完に終わってしまったのは変わらないが。本当、どうやってオチを付けたらよかったんだろう?
展開としては、ただの毛の固まりだと思っていたがなぜか動き出したので生き物か? という疑問がわき上がったところで時間切れになった。これからどう話を展開させていればよかったのか、考えてみる。
……うーん、やはり生き物だったというオチが無難だが、問題は『どんな生き物だったか?』だ。日本人にとって平凡な動物か、はたまた国内にいるはずのない動物か。
それによってオチの空気は変わってくるだろう。ほのぼの系なら前者、ややシリアス系なら後者だろうか。外来生物は密輸とかもあるので、緊迫感がでやすい。
少しつっこんで考えてみたものの、この話をこれ以上広げるつもりはないので、考えたところで無駄かと開き直る。
完結させるに越したことはないけど、もう手を出さないネタに真剣になってもあんまり意味がなさそうだし。
だったら、長編の続きでも書いた方がマシだろう。
というわけで、今日はこの辺で終わっておく。年内に何か動けたら、とは思うが期待はしない。本当に遅筆だから……。
若いときに比べて時間の経過が早すぎます。今でもう学生時代の二倍くらい早いのに、これ以上年齢を重ねていけばどうなるのか……誰もが通る道とはいえ、普通に怖いですね。




