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577回目 2020/10/12

 扱いづらいアイテムって、渡されてもどうしていいかわからなくなりませんか?


 一回目の『即興小説』で出てきたお題は、『薄汚い誤解』。これといった根拠はないけど、なんかR18的なブラックさを出さないといけないのか? と一瞬悩む。


 一瞬だと方向性が決まらないまま、必須要素(無茶ぶり)を見れば『ヨーヨー』ってアイテムをよこされる。これ、地味に使い勝手が悪いアイテムなんだけど……。


 前に使ったときは、たしか『ハイパーヨーヨー』みたいなパフォーマンス用の道具として出した気がする。でも、そこまで詳しくないのであまり踏み込んでは書けなかった。


 なので今回はもっと無難に、ちょろっと登場させるアイテムとして出してみようと思ったのだが……やはり『薄汚い誤解』で盛り込むシチュエーションが思い浮かばない。


 少し悩んだ末、とりあえず『ホームレスっぽい人の荷物からなぜかヨーヨーがこぼれていたので、善意で教えて上げた』、というあらすじに落ち着く。


 決まったのはそれだけで、展開とか全く考えていなかったが、書いていくうちに指摘する主人公がOLっぽくなったり、ホームレスっぽい人が謎の洞察力を発揮したりと、わからんうちに属性が決まっていった。


 最終的に『1080文字』書いたところで完結させられたが、ちょっとだけ内容に矛盾が出たのでそこは惜しかったと思う。


 それにしても、最近は1000文字越えも珍しくなくなってきた。タッチペンの操作ではまだちょくちょく文字の打ち間違いはあるのに、よくやれてるなと我ながら思う。


 入力速度が変わってないなら、もしかして文章を考える速度が短くなってきたのだろうか? だったら素直にうれしい。


 書き始めたのがいつ頃だったか、もうすでに思い出せないけどそこそこの日数をこなしてきたはず。『即興小説』で身についた力が確かにあるんだなぁ、とちょっとしみじみしてみた。




 遊び感覚でやってきた『即興小説』に少しずつ手応えを感じつつ、二回目の挑戦について反省していく。


 与えられたお題は『怪しい喪失』と、言葉単体だとホラー味を感じる出来事だ。とにかくミステリー要素を盛り込まないといけない圧力が強い。


 この時点で少し及び腰になりつつ、必須要素(無茶ぶり)を確認すれば『スニーカー』とまたしてもアイテム類。ついでに私が何の興味もないアイテム・パート2である。


 ひとまず、安直ながら『喪失』の対象は『スニーカー』に決定。『喪失』ってより『紛失』って感じだが、ニュアンスはそう遠くないので私の中でセーフとした。


 そこから何となく組んでいったプロットで、『衣替えのついでにスニーカーコレクションを整理していたら、いくつかコレクションが紛失していた』という出来事からスタートさせた。


 徐々に空き巣盗難を疑いだし、悪態をつきながら警察に電話をしたところで友人から電話がかかってきた……というシーンで時間切れ。


『1014文字』はいけたが、完結までには至らなかった。ノリと勢いで書いていたけど、たぶんこの友人が犯人だってオチになったんだと思う。


 以前、情報バラエティだったかな? そこで紹介されていた情報を思い出したのだ……家の中で発生した盗難被害は、結構な割合で『身内』あるいは『知り合い』の犯行だ、と。


 このオチだったら『怪しい喪失』ってお題に沿っているだろうし、書き切れたらそこそこそれっぽくできたのではなかろうか? と思っている。


『喪失』したのは果たして『スニーカー』か『友人』か? みたいな、ダブルミーニングもいけたりいけなかったり?


 なんにせよ、私の自己満足度は高い短編になっていたことだろう。


 そういえば、短時間でも『自分のやりたいこと』を盛り込めるようになってきたのも、成長っちゃ成長か。


 前まではただストーリーを書くことだけで手一杯だったけど、このごろは『こういう要素を入れてみたい』と、文章を打つ片手間で考える余裕ができてきた気がする。


 ……この成長が、『なろう』での作品投稿に活かされる日が来るかどうかは、私の心の余裕次第になるだろうか。


 ちょこちょこ長編にも手を着けられるようになってきたけど、投稿するまでには至らないので時間がかかりそうだけど。


 まあ、マイペースでのんびりやっていきます。趣味でも仕事でも、他人や自分に急かされたらいずれ何もできなくなってしまうだけだと気づきましたので。


 ちなみに、手を着けてる長編は残念ながら【普通】とは別なんですよねぇ……まあ、復帰直前のリハビリ作品ということで自分を納得させることにします。


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