574回目 2020/10/9
設定ミスって一つ完結になっちゃいました。でもまぁ、おかしな終わり方じゃなかったのでセーフとします(ゆるゆる)。
一回目の『即興小説』できたお題は、『セクシーな独裁者』。……なんか、今ふっと『ナ○スの○トラー女性化計画』って斬新な作戦があったことを思い出した。
たしか、女性ホルモン的なものを食事に混ぜ込んで、男性的で支配的・破壊的な考えを穏やかにさせる……みたいな性別の偏見を前提にした作戦だったはず。
食べ物に女性ホルモン的なものを入れることには成功したようだけど、実際に変化があるわけもなく。まあ、そんな時代もあったんだ、ってだけの話だ。特に深い意味はない。
脱線した話を戻すと、そこに合わせることになった必須要素(無茶ぶり)は『戦闘機』だった。これはもう、『戦闘機』の『整備士』を中心にするしかないだろう、と一瞬でつながった。
リアル路線だとあんまり考えづらいので、かなりラノベ風にチューニングした結果『チアリーディングのコスチュームみたいな露出度の高い格好で整備士を仕切る女性技師長』が登場した。
『戦闘機』も現代的なものではなく、ファンタジーを混ぜ込んだ感じで『戦術外殻』とか書いてみたり。イメージは固まりきっていないけど、パワードスーツ的なものか巨大人型ロボ的なものの二択で考えている。
その女性を『独裁者』に見立て、フェミニンな格好で気が散るという苦情を、それっぽい理屈と肩書きでマウントをとって黙殺する……みたいなシーンができあがった。
それだけで『826文字』を書いたのだが、そこそこいい性格をしたキャラができあがったので、もうちょっと書いてみたかった気もしている。当然、未完だ。
今回は『即興小説』にしては珍しく、キャラが自然と動いた例になる。皮肉っぽい言葉も、このキャラならこういうだろうな、というのが自然と浮かんできた。ちょっと久々な感覚で楽しかった。
まあ、キャラ同士のやりとりがメインになり、地の文が少なくなったのはちょっと不満だが。やっぱり私は、地の文が多めじゃないと不安になるらしい。ラノベを書いてるはずなのに。
……うん、それが私の味なんだ。そう納得させよう。
毎回やることが、自分のアイデンティティーを肯定するのに大事なのだ。根暗な性格を甘く見てはいけない。
と、変な自虐が入ったところで二回目の挑戦にいこう。
お題は『悔しい祝福』……もうこれだけで終わり方は『ビターエンド』しか浮かばなかったのだが。このお題で話を明るくできる感性は私に育たなかったので仕方がない。
お題はいい……でも、今回は必須要素(無茶ぶり)がちょっと大変で、『村上春樹』だった。私、一切呼んだことがない。
特徴的な文章をしているとか、男女の関係がどうのとか、すっごい浅い伝聞知識しかないので『村上春樹』の本、ってアイテムを持たせるくらいしか使いどころがないのだ。
もしも私が『ハルキスト(村上春樹のファンの別名?)』だったら、むしろ『村上春樹』の作品を語るだけで話を終わらせたかもしれないけれど。
(……一般文芸、もっと読んだ方がいいかな?)
ラノベばっかり読んでたので少し不安になりつつも、『即興小説』のあらすじはインスピレーションが働いて真っ先に思い浮かんだものを選ぶ。
内容はどこかで聞いたことがある感じの状況で、『初恋だった隣の家に住むお姉さんが結婚してしまうけど、まだ初恋の未練をあきらめきれない小学生』という、いわゆる失恋系おねショタものになった。
ラブコメとか恋愛系とかだと、私は普段中高生同士の青春系で書くことが多いので、このシチュエーションを実際に書くのはたぶん初めて。
他人の創作物では割とよく見るもので、私もそこそこ好きなジャンルではある。
私は基本的に『強い女性』を書くのが楽しいから好きだ。なので、バトル系のラノベを書くと主人公が男でも割と『強い女性キャラ』を出したがる。
『おねショタ』は、私の中で『強い女性キャラ』の分類に近いかもしれない。男性キャラ(=ショタ)との単純な年齢差による相対的な強弱だけど、いろんな意味で『強い』に間違いはないし。
そうした好みに忠実に従ったおかげか、『1126文字』も一気に書くことができた。設定がちょっとあれだが、まあ書けるに越したことはない。
なお、この作品は最後文字の漢字変換ができずに終わってしまったので本来は未完あつかいなのだが、最後にタイトルを付けたりする作業でミスって完結設定のまま公開してしまっている。
ただ読み返してみると、これはこれでありかな? という読後感を演出している、ように見えなくもなかった。なので、とりあえず完結あつかいでいいや、と私の中で結論づけられることに。
小説を書いていると頭でっかちかつ設定やらなんやらでがちがちになりやすいのだが、ノリと勢いで書くとこういう落ち着きにもなるのか、と我ながらちょっと感心した。
比較的、メンタルが落ち着いたときに書いたのも影響しているかもしれない。やっぱり、私が小説を書き続けるには『意識的なメンタルトレーニング』が必要なのだと、本格的に思い始めている。
ささいなことですぐにメンタルがやられるので、個人的には生きていく上でも必要になる自衛手段になりうる、と考え直すくらいには重要だ。
『自分の機嫌は自分でとれ』……とは、お笑い芸人の『○やぞん』さんからとある番組で聞いた言葉だったが、どんな形であれ『自分の機嫌は自分でとる』大事さを痛感している。
効果がでるかは未定ですが、最近は崩れたメンタルをRPGのレベル上げでリセットできないか試しています。
退屈な単純作業になるからこそ、それをしている間はよけいなことを考えなくて済むので、意外と私の性には合ってるっぽいです。普通に息抜きにもなりますしね。やりすぎ注意ですが……。




