572回目 2020/10/7
一つ完結できましたが、短い字数制限があったからこそですね。
一回目のお題は、『たった一つのヒーロー』。一目で頭の中に『ヒ○アカ』が駆けめぐったので、努めて目をそらしながらいかに別の色を出すかを考えた。
付け合わせの必須要素(無茶ぶり)は『ガム』と、これがあったおかげでシチュエーションのスケールが一気にダウンサイズされてやりやすくなった。私の感覚でしかないけど。
その二つから浮かんだのが、『昭和の特撮ヒーローに憧れを抱く主人公が、自らのヒーロー像に従って行動するけどうまくいかない』、みたいなストーリーだった。
結局、自分が書こうと思ったシーンまで行き着かなかったので、話の肝として『何がうまくいかないのか?』については曖昧なまま終わっている。
文字数は『926文字』ほどと、そこそこ書けたとは思うが台詞を修正している途中で強制終了を食らったので、見た目はふつうに悪い出来となった。
加えて、途中から主人公のキャラや口調がぶれたし、内容のほとんどが押し問答で終わってしまった。結局、最後まで何を書きたかったのかは読者にいっさい伝わらない短編になっている、と自覚している。
クオリティとしては下の下だけど、作家としては『すらすら書けた』だけで大したものだ。迷わず描写することに慣れてきた証拠といえよう。
これで長編に戻ったとき、『文章が気に入らない』なんて思うようなことが減るはずだ。減っているだろう。減ってほしい。減っていたらいいなぁ。
他の作者様がどうかはわからないが、私にとっては『文章が気に入らない』ってかなり大きな障害になっているので、このハードルがなくなることの意味は大きい。
あとは『こんなの面白くない』とか、『ワンパターンでつまらない』とか、内容に対するだめ出し癖を修正すれば、執筆のハードルがかなり下がるはずだ。
自分で積み上げたゴミ屋敷みたいなハードルの撤去作業はなかなか大変だけど、効果を実感できるまで地道にやっていこう。
たぶん、私に生じた問題はネットとかで対処法を探して真似するより、じっくり自分と向き合って試行錯誤した方が結果的に早く解決するものだから。
みなさんは『自分の取扱説明書~トラブル解決編~』みたいなものを持っているのかな? と疑問に思いつつ、二回目の『即興小説』を反省していく。
お題は『女の傑作』と、このごろ『芸術』っぽいものを示唆されるワードが続くなぁ、と思ってしまうものがきた。『女の傑作』……さて、どうするか?
かなりふわっとした条件指定でしかないお題だったため、必須要素(無茶ぶり)に刺激を求めてみたら『400字以内』と、今までの文字数制限で一番少ない字数を指定されてしまう。
まあ『400字以内』なら『15分』のうちの半分くらいは内容の精査に使えるので、こちらとしてはむしろやりやすいかな? と思っていた。最初は。
ふたを開ければ、『400字』という少ない描写範囲の中でどれだけ言いたいことや情報を詰め込めるか? のチキンレースである。むしろ私の苦手分野であるため、難しくないわけがない。
とはいえ、書ききって削って修正して『395文字』で完結させたのだから、立派なものだ。うん、自分だけは自分をほめて上げよう。でないとガラスの心が持ってくれない……。
小説を短くまとめるのにほぼ必須となるのは、『読者に文脈を読ませる文章』だろう。
情景描写であるがままを書いてしまえば、あっという間に文字数が膨れ上がってしまう。どれだけ抽象的に、かつ簡単に書いた上で『読者が感じる世界を広げられるか?』が腕の見せ所になる。
私にそんな腕はまったくなかったわけだが、雰囲気だけはそれっぽく書いてみたので無駄にはならないだろう。つたない技術も、練習すれば極まってくるさ、きっと。
内容はホラー、というかスプラッタ? な感じになったが、そこは読者側の想像力にお任せしよう。頭の中で黒い影でも作ってくれれば、グロ防止にはなってくれるよ、きっと(適当)。
にしても、やっぱり短編や掌編(ショートショート)を書ける作家ってすげぇな、と改めて思う。
具体的に何文字くらいがそれに該当するのかわからないけど、もはや『詩』とか『俳句』とかのレベルで文脈に情報を潜ませなきゃならないから、本当に大変だ。
へっぽこ作家な私は、せいぜいなんちゃって短編で満足しておくとしよう。本物には絶対勝てない。
長編のトレーニング、って感覚で書いてたらそりゃ『本物』には勝てないってわかってますけどね。
ほんの指先程度の『奥深さ』に触れただけで感心してしまうので、深く考えるのはやめるようにしています。あまり考えすぎると、他と比較して自分を卑下してしまうので。




