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570回目 2020/10/5

 まあ、幸運なんてそんなに続かないものですよね。


 一回目の『即興小説』におけるお題は、『夜の戦争』。今まで『即興小説』でやってきた、ややリアル(現実)より路線からすると、ちょっとやりにくいシチュエーションである。


 それに添えられた必須要素(無茶ぶり)も『ジーンズ』ってアイテムだけ。これなんか適当なキャラに『ジーンズ』の服かアイテムを持たせれば達成できるので、実質何もないのと同じだ(※個人の感想です)。


 さて、では『夜の戦争』をどうするか? ……と考えていると、ぱっと浮かんできたのが『Fate/stay night』だった。


 ――そうだ、ラノベっぽくしてしまえ。そう考えた瞬間、あんまり中身がないながらそれっぽいシーンがわいてきたので、やっぱり人って向き不向きがあるなぁ、と地味に痛感する。


 それでも設定を練る時間なんて皆無なので、とりあえず『戦闘シーン』から始めてみて自分でも様子を見ながら書いていくことに。


 途中から『仏教の菩薩? 的な存在になるための資格を得るため、候補者どうして殺し合う戦い』みたいな、ちょっと『Fate』要素がにじんだストーリーに固まっていく。


 具体的にどんなバトルになるかはわからないまま、主人公が逃げに逃げて『987文字』……時間切れの末に未完となりましたとさ。


 タイトルもラノベっぽい感じにしてみたら、雰囲気だけでも長編ラノベの冒頭っぽくなったのだから不思議だ。空気感ってやっぱり大事。


 しかし、本格的に書くなら設定がスカスカなままなので、だいぶ世界観の骨子を構築していかないと難しそうだ。ノリと勢いの怖さを少し感じる。


 にしても、これくらい普通の小説でも書けないものか……ちょこちょこ手を出し始めても、まだまだ開き直りが足りないと感じる十月初旬。




 さて、執筆の悩みは解消されないまま、二回目のお題に移ると『団地妻の怒り』とまた苦手そうなものがきた。


 そもそもからして『団地妻』が題材として難しい。もはやR18系でしか聞かない単語というのもあるし、『団地』に住んだことも、住んでいた友人がいたこともないのでイメージが難しいのだ。


 何か打開策はないか、と必須要素(無茶ぶり)を見てみても『1200字以内』と単なる文字数制限が課されただけだったし。『15分』で『1200文字』も書けねぇっつの。


 毎度のことながらどうすんべ? と迷走しながら考えること数十秒……もうそのままストレートに『怒った団地妻』を書いていくしかないと腹をくくる。


 主人公を『団地妻』の息子視点にして、あとは適当に『団地妻』が切れそうな理由を考えて何とか話を作っていった。


 そうして『値札を見ずに買った野菜が異様に高かった』というだけの理由でキレ散らかす『団地妻』を『1047文字』書いて時間が終わった。完結はもちろん、していない。


 適当に間を持たせようと、適当なことを書いている挑戦の方がなぜか文字数が多くなる不思議。真剣に書くと、微妙に書くスピードが落ちるのは、具体的な設定が頭をよぎるからだろうか?


 そう考えると、私は本当に速筆に向いていないタイプなんだろうなぁ、と思う。書くだけなら書けるけど、中身があるものが書けないと小説はあまり意味がない。


 一時期、読書量を増やしたくて『速読』とかも試してみようとしたけど、訓練が長続きしなかったし(関係あるか?)。


 というか、ネットで調べたら『深読』っていう『時間をかけてじっくり理解して読む』のを勧めている話もあったし。


 前者はビジネス系とか定型文のある文章だと活躍しやすく、小説など娯楽要素のある本には不向き、って書いている記事? もあったかな。


 まあいずれにせよ、身につかない技術はきっぱりあきらめて我が道を行くのも一つの手ってことなのかもしれない。


 自分に合ったマイペース、それが見つからないから探したい三十路のおっさんは今日も生きている。


 世間と他人に流れている時間が、私にとって速すぎると最近思うようになってしまってから、自分の『無理をしない適切な速度』を模索しているところがあります。


 ゆっくりし過ぎたらだらけるのはわかっているので、なんとか足を動かす意志と力をひねり出して生きたいですね。


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