569回目 2020/10/4
また一つ、完結させることができました。運が向いてきたようです(実力とは思わない)。
最初に与えられたお題は『暑い喜劇』。なんかこれ系のお題が増えてきたように思うのは気のせいか?
強烈な既視感に首をひねりつつ、必須要素(無茶ぶり)を確かめると『醤油』の二文字。まさしく調味料を与えられたわけだが、どう料理しろと?
とりあえず、『暑い』ってことだから夏かなぁ? と思ったところで、前に書いたと思う『熱い』の方面でのインスピレーションがわいてきた。
簡単に言えば『とんでもなくくだらないことを熱弁する男たち』、みたいな状況が浮かんだのだ。『暑い』よりは『熱い』よりだが、まあ目をつむろう。
コンセプトはそのまま、できうる限り『喜劇』っぽく話の流れを組んで書いていき、『965文字』を書いたところで完結させることに成功。
結構ぎりぎりだったが、私が書きたいことはあらかた書けた気がするので満足は満足。自分なりのきれいな幕引きができたのは久しぶりで、ちょっとすっきりした。
ただ、言い争いだからかキャラ同士の会話・対話が苦手だからか、ちょっとお互いの台詞に引っかかる部分があるように思った。
単純に文章力の問題かもしれない。
それと、『即興小説』で推敲なんてできないからか、よくよく見るとと同じ表現を何回も使い回していることに気づく。
一応、それぞれが独立した別作品だからそこまで目くじらを立てる必要はないのだけど、あんまり表現にバリエーションがないのも寂しい。
長編になればそこらへんのボロが出やすくなるので、できれば語彙はあった方がいいんだけど。今後の課題かな? 勉強するかは知らんが。
やる気があるのかないのか、自分でもわからん気持ちを奮い立たせつつ、二回目の『即興小説』に挑む。
お題は『大人の冬』と、なんか苦手な感じがするワードだった。特に『ラノベ』ばっかり書いてきた(つもりの)身としては、『大人』っぽい雰囲気を出すのがめちゃくちゃ苦手に思っている。
早速不利な状況を感じながら、必須要素(無茶ぶり)は何か? と確かめれば『ポルシェ』という『大人』成分をより強めたアイテムが渡された。
なんかこう、これだけで『酸いも甘いも経験したダンディー』を描かなきゃ行けない気がして、一気に想像の羽も文字を書こうとする手も重くなる。
どうしたもんかなぁ、と思いながらひとまず『ベンチャー企業っぽい会社の社長が、長く連れ添ったっぽい女性と別れて傷心中』、みたいな女々しいシチュエーションが思い浮かんだのでそれに決定。
完全に手探り状態のまま、最後までなんとか書ききったところで『841文字』だった。が、あんまり納得行っていなかったので作品の設定は『未完』にした。
最後の一文を書いたところで残り数秒だったのもあり、なんかおかしな文章ができあがってしまったのが一番大きい。
それに、ストーリー全般を通して『ふわっ』としすぎていて、小説といえるかわからないものができあがったと感じているのも一因だった。
言い訳になるが、とにかく自分が書いてきたものとは雰囲気が違いすぎて、なんとなくで書きすぎたと反省している。
苦手な空気を感じるお題でも、なんとか自分の土俵に持ってこれたらもう少しやりやすかったかな? と今なら思うけど、次回以降で反映はできないだろうなぁ……。
『即興小説』で感じた反省を、どこまで長編を書くときに生かせるかは、本当にわからないですね。
だって、長編は鬼のように推敲できますから。時間制限のある・なしで気分は大違いなんです。




