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566回目 2020/10/1

 今回、久しぶりに一個完結できました。やったね。


 一回目のお題は『夏の貯金』で、これだけではイメージがわかないちょっと微妙なもの。正直、どうしようか考えてもなにも出てこなかった。


 救いを求めて見た必須要素(無茶ぶり)も、『太宰治』とぶっちゃけなじみのない文豪だった。あんまり作品も読んだことないし、どうするか途方に暮れかけた。


 それでも何か書かないと、と思って考えたらもうストレートなものしか思い浮かばず、『夏に思い立って読書貯金というのを始めた読書家』みたいなものを書くことに。


 ほぼワンシーンを書くだけで、何か短編としてオチたわけでもないし、面白味があるわけでもないが書くだけ書いた感じだ。


 それでも『911文字』で完結させられたんだから大したものだ……といいたいけど、実は一通り書いたところで時間が余っただけだったりする。


 考えてみれば、完結させられたのってだいたい『15分』でも尺が余った作品しかない。書くことなくなったから、時間ぎりぎりまで要素を足してやれ! って感じで文字数のかさましばかり考えていたっけ。


 今回の場合は、確か『700文字』程度で終わったので情景描写をちょっと付け足したはず。油断すると信条描写ばかりになるので、そこは仕方ないのだけど。


 短編だと信条描写と情景描写のバランスが簡単に崩れるから難しい。基本的に心情の変化を書きたい作家だからか、やっぱり情景描写は後回しになりがちだし。


 かといって、筆が乗ったときに情景描写を詳しくしたがるのも私の作家性ではある。風景が浮かぶというのもあるけど、気に入ったものほどディテールを凝りたくなる性分なのだ。


 これを個性ととるか、悪癖ととるかは私の心構え次第……なのだろうか? 小説なんて数式みたいに絶対の正解なんてないんだし、やりたいようにやるのが一番いいか。




 と、何度やっても本当の慰めにならない自分への声かけを終えてから、二回目の『即興小説』を反省しよう。


 お題は『冬の彼女』と、前・後編で季節がまるっきり逆転してしまった。作中の気温差で頭キーンなるわ!!(○ットボールアワー・後藤さんより引用)


 お題そのものも割と書きにくいもので、必須要素(無茶ぶり)を確認すると『ステマ』という私の中ではSNS用語に分類され、苦手としている言葉だった。


 ただ、ストーリーの状況は割と簡単に浮かんだのだけは幸いか。『ファッション系の自撮りで有名になったインフルエンサーにステマ疑惑が浮上』、という突発的な事故みたいな内容だ。


 ぶっちゃけ、まともにSNSを利用していない私にとっては聞きかじりの知識や情報だけしか使えないのだが、なんだかんだで『1065文字』も書いていたのは立派だろう。未完だけど。


 こちらも、基本的に主人公である『インフルエンサーのフォロワー』視点での心情描写でほぼ内容が埋まっている感じだ。いつどこで、みたいな情報は読み直すと欠如している。


 本気で書くならそこらへんもちゃんと浮かび上がらせるのだが、『15分』の短編だとどうも急ぎ足になって自分がまず書きたいことを優先してしまう。


 だからこそ、自分の色も浮かび上がってくるのだろうけど。私の性格上、強みよりも欠点に思えてしまうから面倒くさい。


 いちおう、長編に再び手を着ける日が今日から始まるので、休んでいたときに気づいたいろいろを意識したりしなかったりしながら、気軽に書いていきたい。


 がんばろう。


 意識して面白く書かなくとも、面白いと思って書いたものが結果的に面白かったら儲けもの、って考えじゃないとやってられませんよね。


 駄作を積み上げて、作家はうまくなっていく。急がば回れ。千里の道も一歩から。


 ……そんな、現代人と比べるとのんびりした意識が、私にとってはやりやすい『マイペース』なのかもしれません。


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