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564回目 2020/9/29

 逆に考えてみましょう。


 完結しないことが通常なら、むしろ完結したときだけ報告すればいいのではないでしょうか?


 一回目に挑戦した時のお題は、『マイナーな儀式』。宗教関連のホラーか? と思ったが、あまり使えそうなイメージがわかなかったので保留。


 そこで必須要素(無茶ぶり)に目を向ければ、『トイレ』とあった。さてどうしようか? と考えたところで、なぜか変な回路がつながり一つのイメージが浮き上がってきた。


『儀式』と『トイレ』で、学校の七不思議として登場しやすい『トイレの花子さん』が出てきたのだ。なぜかは知らない。当時はそんな気分だったのだろう。


 で、あとは『マイナー』の部分をクリアすればいける! と判断して、『トイレの花子さんを呼び出そうと、個室の前でサンマを七輪で焼く』……という『マイナー』というより『マニアック』な『儀式』をやらせることに。


 私の中での想定は小学生だったのだが、本編に言及はなかったので中学生にも高校生にも見えたかもしれない。ここらへんは、まあさほど重要な情報でもなかったので省いてもよかったかもしれない。


 とりあえず、筆だけは乗ったので『1136文字』となかなかの高スピードを叩き出しつつ、時間は完璧に足りずに強制終了となった。


 相変わらず『即興小説』だとすらすら書けるなぁ、と思いながら書いていたところ、会話から説明口調が減ったかも? とついでに改善点を見つけられた。


 前回も書いたように、ちょっとやりとりの雰囲気や台詞選びが洋画のそれっぽいが、私の目から見て『会話のわざとらしさ』は少なくなった気がしている。


 ただその分、モノローグや地の文で説明文が増えた印象は強い。どうしても最低限の説明は必要なのだが、会話の中と地の文、どちらを主体に入れるかのさじ加減はまだフィーリングに頼っている部分は否めない。


 なんとなくくどい、と思ったらキャラに説明させるし、こんな言い回ししないだろう、と思ったら地の文で説明する、みたいな。


 明確に『説明の配分は台詞と地の文でこれくらい』と決めていないのが、今さらになって少し気になってくる。


 結局は読みやすさにつながる部分だけど、これもまた作者や読者の好みに入るんだろうか? まあ、読者を意識して書かない意識を育てているため、あまり考えすぎてもどうにもならないことと割り切った方が楽か。




 勝手に悩んで勝手に自己完結してから行う二回目の挑戦では、お題が『あいつと任務』で少なくともバディ制を取り入れることが決定した。


 さらに加えられる必須要素(無茶ぶり)は、『全身脱毛』。なんの『任務』で『全身脱毛』? とそこの整合性から考えることに。


 一回目よりも時間がかかったものの、『任務』から『スパイ』という職種が出てきたので、それを主軸に話を展開させていく。


 そうして決まったのが、『男女コンビでとあるパーティーに潜入する際、女性が全身脱毛などの準備で忙しいと主張しだした』みたいなシーンを書いていった。


 結構無理やり感がある必須要素の入れ方だが、まあ、それなりにアクを薄めて出せたとは思う。というか、そう思い込まないとやってられない。


 少し舞台やキャラの背景を考えたり、文字を打つのに手間取ったためか『850文字』とやや少な目で未完になった。


 ここで『スパイ』が出てきたのは、最近マンガの『スパイファミリー』を購入して読んだからだろうか? 前から気になってはいたのだが、田舎の本屋にはなかなか入ってこなかったのだ。


 通販という手もあったけど、そこまでして欲しかったか? と言われれば疑問符が残る程度の興味しかなかったので、ちょうど欲しい本があったついでに買う程度なら手が伸びた作品だった。


 で、一通り読んでみたところ、『面白いけど微妙に物足りない?』みたいな感覚だったと思う。明確に説明できないけど、なんかこう、惜しいと感じた。


 うーん、感覚的な話なのでやっぱりなんともいえない。面白いのは確かだが、ハマりきるには一歩足りないのだ。コメディ部分か、シリアス部分かはわからなかったが。


 それか、きっちり単行本をそろえている『アンデラ』ってドハマりしているマンガを、本棚の横に並べたからかもしれない。


 とにかく物語の進行スピードが速く、一話ごとの情報量がえげつない『アンデラ』は読み返すほどに時間がかかったり新たな発見があったりするマンガだ。


 ネットでは『アンデラ』の濃密さを『カルピスの原液』にたとえられていて、うまい表現だなと素直に思った。『俺たちは毎週、カルピスを原液で飲んでいる』というのは笑ったが。


 いずれにしても、まだ手元に置いておきたいと思う作品があることはいいことだ。さび付いた感性に油を差すようなもので、新たな刺激としてインプットできる下地があるって証拠なのだから。


 面白くないと感じるコンテンツが増えると、次第に自分の物語も『つまらない』と感じるようになりかねませんからね。


 いちおうは『ラノベ』を書いているつもりの作家ですし、ガキっぽいなどと言われようと『若い・幼い感性』は少しでも残しておきたいものです。


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