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553回目 2020/9/18

 この日も二敗でした。


 一回目の挑戦で出たお題は『冷たい検察官』。まさかの司法もの。というか、検察で思いつくのが再放送でもよく見てたドラマ『HERO』しかない。


 何気に必須要素(無茶ぶり)で与えられた『「ひょえー」』という台詞も、適度にコメディ要素がちりばめられていた『HERO』っぽさに拍車をかけていた。ずるい。


 というわけで、『クールすぎる検察官に冗談を言って和ませようとしたところ、ばっさり切り捨てられた検察事務官』というシチュエーションを皮切りに、城西支部を思い出しながら書いていった。


 ほとんど『HERO』を意識したからか、キャラ設定はラノベっぽくなりながら話の展開は『HERO』っぽくなっていて、ちょっと妙な雰囲気になった。


 それでも『897文字』書けたのだから上等だろう。時間切れを食らってなければ、もう少しほかの『検察官』を紹介して、被疑者をつれてきて尋問開始――で終了だっただろう。


 ぼんやりとした記憶をたどって書いたものの、意外とそれっぽいものができたので少し驚いている。にわか知識とはいえ、ドラマ視聴もバカにはできない。


 もっと取材をしていれば、それこそ『HERO』のパロディくらいにはなっただろう短編だ。あまり他作品のパロディとか二次創作とかしたことないので、たぶんだけど。


 そういえば、『なろう』の『テンプレ設定の共有』も二次創作が源流なので、無意識にやってることはやっているのか。【普通】も『なろうテンプレ』は使っているのだし。


『学ぶは真似ぶ』、なんてよく聞く言葉だし、真似がすべて悪いとは思っていない。ただ完全なオリジナルを主張できない、というのはきちんと理解していないといけないことだろう。


 ともかく、真似をした作品は権利を主張し始めたら終わりだ。そこらへんは忘れないようにしていきたい。




 なんでこんな話題転換になったのか、よくわからないまま二回目の挑戦を思い返す。


 お題は『どこかのゴリラ』と、これだけで普通に無茶ぶりだった。実際の必須要素(無茶ぶり)は『日本』と、むしろこっちの方がヌルいまである。


 ひとまず舞台は『日本』にするとして、『ゴリラ』をどう扱うかが問題だった。動物園――という当たり前の発想はなく、なぜか最初に『個人宅に居座るゴリラ』が脳内に浮かんでしまう。


 そこから『仕事から帰宅した主人公が、ドッキリ番組ばりに家にいたゴリラと目が合い、知らないうちに酒盛りすることになった』という非現実きわまりない内容を書くことに。


 割とバカっぽくてぶっ飛んだ内容であるにも関わらず、『1117文字』も書けたのは我ながら不思議だ。楽しい設定だと思っていたのかもしれない。


 これはおそらく、『モニタリ○グ』の『着ぐるみゴリラ企画』でも無意識に思い出したのだろう。私の引き出しの開き方がちょっと気になるところだ。


 ただ思いつきの設定にありがちな話として、この『ゴリラ』が『着ぐるみ』か『モノホン』か決めずに書いていたため、続きを書こうと思ったらどっち路線にするか迷うことになる。


 ……まあ、十中八九『モノホンゴリラ』で行くんだろうけど。『ゴリラ』が偽物だったら面白くないし。現実ではできないことだから、空想の創作に任せる部分もある。


 非現実的な出来事をおもしろおかしく、時に真に迫ったりしながら描いていくのが、創作の楽しさであり難しさだ。


 リアルで再現しづらいものだからこそ、創作として表現する甲斐(かい)がある。創作の中でなら、人間にお酌する『ゴリラ』がいてもいいのだ。


 ……『即興小説』以外で執筆にさわらないようになってからちょっと経つが、徐々に何か書きたくなってきた。まだ『心的ハードル』を壊すには至っていないだろうから、ひとまず月末まで我慢するけど。


 あえて制限して我慢したら、やっぱりやりたくなってくるものなんだなと思いつつ、しばらくはおとなしく過ごしていこう。


 自分の小説を書かないだけで、ふだんの生活からふとした瞬間に小説のシーンやネタは浮かんでくるので、徐々にやりたい気持ちがわき上がってきています。


 これがアマチュア作家の業なんでしょうか? 今のところ、『あ、もういいや』ってならないことを祈るしかありませんね。


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