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545回目 2020/9/10

 今回も二敗です。相変わらず、世界観や設定が安定しません。


 一回目に挑戦をタップした時のお題は、『緩やかな動機』。要するに、ゆっくり時間をかけて何かを決意する、とかそんなニュアンスだろう。


 それにあわせる必須要素(無茶ぶり)は、日本最北の大地・『北海道』。いつか回転寿司に行ってみたい都道府県ナンバーワンである(なお、その他46都道府県が同率二位)。


 この話運びから、『どうせ北海道での食い倒れ旅行でも書いたんだろ?』と察しのいい方はいらっしゃるだろうが、そんなことはなかった。


 いや、グルメ旅行先として『北海道』に行きたい願望としては確かにある。ふわっとしたイメージだけど、おいしい食べ物がたくさんあるのは確実だろうから。


 ただ、小説でそれを書き殴るほど強い衝動か? と聞かれれば答えはノーだ。単純に個人での楽しみを表現したい、という気持ちにならないし。


 なぜ今回、唐突に読者様へ向けたメッセージを書いたにもかかわらず、さっさと自己完結してしまったのか……それは(私を含め)誰もわからない。あえて言うならノリ。


 結局、私が思いついたのは『急に地平線まで続く長い直線道路を爆速したくなった一人旅中の男』だった。わけがわからないだろう? 私もそう思う。


 たぶん『緩やかな』って言葉から、純粋な『速度』にクローズアップした影響が大きいのだろう。で、『北海道』で『速度』と言えば、『他の都府県よりも長い道路』と連想したわけだ。


 あまりにも適当な発想でぼっち旅行の男を『873文字』書き、当然ながら未完に終わった。だって、落ちらしい落ちなんてなかったんだもの。


 まあ、あえて『夢日記』とか『箱庭療法』的な自己分析をしてみるなら、なんかはっちゃけたかったんじゃないかな?(すげー適当)


『北海道』のイメージだったら他にもスキーなどのスポーツとか、だだっ広さからの酪農放牧とか、摩周湖のマリモとか、いろいろ出てくるものだ。


 その中でも『なっがい道路』を『速度超過でかっ飛ばす』なんて旅行プランを選んだ時点で、ストレスか何かがたまっているとしか思えない。


 小説は読むだけの人にとっては娯楽だが、書く人にとっては鏡になる。あつかい方がちょっと違うけど、『即興小説』がセルフケアの一環になったら私の精神も安定するだろう知らんけど。




 そんな感じでまとめたつもりの勢いを維持しつつ、次のお題を見てみると『少年の絵画』ときた。


 これは意味の捉え方として、『少年が描かれている絵画』と『少年が所有している絵画』の二通りがぱっと思い浮かぶが、私が最初に選択したのは後者だった。


 そこから必須要素(無茶ぶり)が『クレジットカード』、つまり『金』ときたらイメージが固まるのは一瞬だったと思う。


 すなわち、『路上で絵を売っている少年が、裕福そうなおっさんに全部買い取ると言われてクレカを差し出される話』である。


 おそらく『少年の絵画』と『クレジットカード』のワードから、多くの人が連想できるストーリーラインがこれだろう(誇張表現あり)。


 というわけで、さっさと『少年』と『おっさん』のやりとりを見守りながら『948文字』書いたところで、あえなく未完と相成った。


 この短編で明確に失敗したなー、と思ったのが『タイトル』だった。


『ストリートアーティスト』と題したのだが、よくよく考えてみると私の構想では主役だったのは『少年』ではなく、『おっさん』の方だった。


 書けたところまでは三人称『少年(いちげん)』視点だったので、ネーミングセンスはさておきそう間違っているタイトルではないように思う。


 ただ私の構想では、『妻と子どもを失った富豪の男が死んだ息子と同年代の少年に同情した』という、何ともありがちな『絵画』の購買理由を頭に忍ばせていた。


 そのため、あくまで『私の頭の中』では話が変わってくるのだ。別に『少年』の成り上がりが書きたかったわけでもないのに、タイトルから『少年』押しは違うだろう、と。


 頭がぼーっとしていたのか、強制終了を食らって気が抜けていたのか、途中から構想を忘れていたのか。


 いずれにせよ、完結できなかったとはいえ、もうちょっと『中身』にあわせた『看板』を用意しないとな、と思った次第だ。


 小説全体を通して、整合性は大事である。少なくとも私はそう思っている。矛盾がないor少ない作品の方が、私自身楽しめる率が高いからだ。


 しっかりした設定に加えて、設定を開示する量やタイミングがちょうどいい作品だとなおよし。欲を言えばキャラが一人一人ちゃんと立っていたらベスト。


 そういう作品ならジャンル問わず好きかもなー、と思えたきっかけがアニメの『まちカドまぞく』だっただろうか。日常会話にちょこちょこはみ出してくる割とシリアスな設定が、しっかりしたストーリー構築をしてるんだな、と感じられたので。


 そういえば、『まちカドまぞく』のアニメ第二期が制作決定したらしいですね。最近、ネットをぶらぶらしていたらそんな記事を見かけました。


 あんまり放送前に発表されるアニメ作品って(見てから判断するので)期待とかしないんですけど、この作品は地味に楽しみです。原作のマンガも購入してみようかな、四コマだけど……。


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