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539回目 2020/9/4

 今回も二敗でした。


 最初に挑戦したときは『暑い火事』なんてお題がきた。『火事』なら普通は『熱い』では? と思わないでもない。


 しかし、誤字でないのなら『熱い(熱を感じるもの全般)』よりも『暑い(特に気温・気候条件に適応)』を優先させないと、と考えたとき、一つ浮かんだものがあったので採用した。


『自然発火現象』だ。今期で二期目の消防官系ダークファンタジーアニメの設定とは違う、実際に発生すると聞いたことがある自然現象である。


 たしか、オーストラリアの森林火災で聞いたんだったかな? 詳しく調べていないので詳細は不明だが、夏(日本では冬)のオーストラリアは気温が爆上がりする上に空気が乾燥しているらしい。


 そのせいで、ほんのわずかなきっかけで発火し、木などに燃え移って延焼してしまうのだとか。水分を多く含むはずの生木でも燃えるくらいだし、相当な乾燥地帯になるのでは? と考えたりする。


 ニュースで小耳に挟んだ程度の知識ではあるが、オーストラリアはその『自然発火』で毎年のように山火事が発生しているそうな。昨年~今年にかけては、規模が段違いに広かったようだが。


 あとはアメリカの一部の州でも、似たような山火事が発生するらしい。条件次第では小さな摩擦でも発火する環境って、文字にしたらすっごいファンタジーなのに現実なんだよな……。


 と、またしても話が脱線したところで軌道修正をかけよう。『即興小説』の話だ。


 ここであわせる必須要素(無茶ぶり)は『読点なし』だったので、『読点』が必要ないようなスピード感があるぶつ切り文章で話を進めていくことにした。


 一応、情景描写や心情描写が中心のいつも通りのスタイルながら、主人公の思考が飛び飛びで『火事』のせいでせっぱ詰まっている感は増した気がする。


 文字数は『874文字』くらいで、未完に設定してみたものの、終わり方がいまだにわからない作品になったと思っている。


 あらすじも『自然発火によって生じた火事が、主人公たちを追いかける生き物のように迫ってくる』、みたいなホラーっぽい感じだったし。


 正直、すごい限定的なシーンをとっさに作ってみました、みたいな感じが否めない。少なくとも、これはストーリーではない気がした。


 うーん、慣れないことをしたから、違和感が強いのかもしれない。こう、どうしていいのかわからないもやもやだけが残っている。『火事』だけに。


 ……つまらないことを言った。反省しよう。




 ものすごい引っかかりを残したまま、二回目の短編に挑んだところ、お題が『悲観的な医者』とまたネガティブになりそうなキャラ設定をぶち込まれた。


『悲観的』はまあいいとして、『医者』って。医療知識なんて、ちょこちょこ見てきた医療系ドラマで出た範囲でしか知らない。ドラマもドラマでエンタメ特化だから、厳密には違う描写も多いだろうし。


 加えて、そこに併せろと突きつけられた必須要素(無茶ぶり)が『軍艦』だった。ほほう? 知識が全くない艦隊戦をご所望か?(キャラ崩壊)


 っていうか、このお題と必須要素の相性が地味にいいのはなんでだろう? 『悲観的な医者』と『軍艦』とくれば、条件反射で『戦闘状態中の船医』しか思い浮かばないはずだ。


 ってわけで、『どこかの国の軍艦が、別の国の軍艦と戦闘状態に移行し、次々と船内の医務室に運び込まれる軍人を治療する軍医』を書くことになった。


 イメージだけで何とか『812文字』をポチポチやったが、いかんせん知識不足のせいでクオリティが微妙なまま時間切れを食らってしまった。


 今回は二つとも、どうも感情に乗り切れないまま船をこいでしまった感じがする。灯台の光も見つけられないまま、大海原で濃霧に囲まれ遭難した手こぎボート並にお手上げだった。


『即興小説』だと『面白さ』を無視して『思い浮かんだこと・書けること』を書いていくスタンスになるため、書いてる時は夢中でも読み返すと微妙な気持ちになってしまいがちだ。


 今回はそもそも、まったくの門外漢でやり始めたため自分が満足できる短編になど、なりようがない。資料集めなんかもできないし、そもそもやりたいジャンルでもないし……。


 それをいっちゃあおしめぇよ、なんてことだが、まあ事実だ。医療ものもミリタリ系も、『やってみたいな』程度の興味はあっても『今すぐ手を着けたい!』と思えるほどの熱量もない。


 こういう中途半端な気持ちは、むしろ気づかない振りとかした方がマシなのだろうか? 書きたいことがつきないのは、下手の横好きでも作家としてはありがたいのかもしれない。


 ……結局、話がよくわからない方向へ飛んでしまった。私の散逸的な思考回路は、どうすれば一つのレールにおとなしく座ってくれるだろうか?


 まあ無理だろうな。ややこしい自分とも向き合っていかないと、どうせ後から自分がしんどい思いをするだけだ。


 気分の浮き沈み……なんてよく言いますけど、私の場合何もしなければ沈みっぱなしなので、心のケアが大変です。


 それこそ、『誰も見ていないから!』と日記みたいに書いているここでしか、心中を吐露(とろ)できないくらいには『心の負担(ストレス)のため込み症』をわずらってますからね。


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